米国が2009年から11年にかけて“キューバ向けツイッター”を立ち上げ、同国のカストロ政権転覆を狙う秘密作戦を画策していたことが、4月初めに米国の報道機関によって暴露されました。キューバ側は国際法違反と非難しています。その拠点が置かれたコスタリカ政府も、事前の了解なく自国領土を他国への干渉の拠点とされたことに反発。両国間の外交問題に発展する事態となっています。(菅原啓) 報道によると、“キューバ向けツイッター”の名称は「スンスネオ」。キューバのハチドリのさえずりの意味だといいます。キューバ当局による厳しいインターネット規制を避けて、携帯電話網を活用。若者を中心に一時は約4万人が登録したとされていますが、12年に活動を中止しました。 内容は当初、個人的メッセージや気象情報、スポーツや音楽の話題が中心でした。米国側は一定の人数が集まった段階で、政府批判のメッセージを流し、抗議デモなど政府転覆の