【パリ=島崎桂】欧州連合(EU)のモゲリーニ外交安全保障上級代表(外相)は14日、今月23、24の両日にキューバを訪問すると発表しました。EU外相のキューバ訪問は初めて。米国とキューバによる国交正常化交渉が続く中、EUも高官を派遣することで関係改善を急ぐ姿勢を示しました。 モゲリーニ氏は声明で、「キューバは非常に興味深い時期を迎えており、EUがどのように(キューバとの)関係を前進させられるか探りたい」と表明しました。 声明によると、モゲリーニ氏はキューバ滞在中、同国のロドリゲス外相や政府高官、首都ハバナの大司教、現地の非政府組織(NGO)代表らと会談し、「キューバの発展と、相互協力の見通し」について話し合います。 EUは2003年、キューバ政府による国内反体制派の弾圧など、同国の人権状況を理由に対キューバ制裁を発動。制裁は08年に解除されましたが、人権分野での立場の相違から関係改善には至っ
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