労働者の学習教育運動のセンターとして活動している労働者教育協会(山田敬男会長)は1月31日、東京都内で学習会を開きました。第2回理事会に先だって企画されたもので、全国から100人余が参加しました。日本共産党の不破哲三社研所長が、報告者の一人として「日本共産党は科学的社会主義の理論をどう発展させてきたか。その意義は」をテーマに講演しました。 2時間に及んだ講演で不破氏は、(1)ソ連・中国の覇権主義との闘争のなかでの従来型“体系”の克服の自覚(2)革命論の研究(1970年代前半)(3)マルクスの読み方(4)『資本論』と草稿執筆。二つの時期が大きく区分される(5)新しい到達点での資本主義の「必然的没落」論の展開(6)「過渡期」論の成立(7)未来社会論の根幹はどこにあるか―の柱で話しました。 このなかで、90年代後半以降、『資本論』草稿全体の研究を進め、マルクスが発見した「恐慌の運動論」や、それに