長谷川三千子氏が、「神にその死をささげた」と無批判に天まで持ち上げた右翼団体「大悲会」の野村秋介元会長は、反社会的蛮行を繰り返してきた人物です。 朝日新聞東京本社で記事に抗議し拳銃自殺を図るなど、威圧した行為は、言論機関へのテロそのものです。 しかも、野村元会長は過去にも▽1963年に自民党の河野一郎建設相(当時)宅に侵入・放火した罪で実刑判決▽77年に経団連会館を襲撃し人質をとって籠城した罪で実刑判決―など暴力行為を重ねてきました。 野村元会長を礼賛する長谷川氏には、言論機関であるNHKの経営委員としての資格はもちろん、社会人としての見識そのものが疑われます。 長谷川氏のこうした言動の根底には、現憲法やそのもとでの民主主義を敵視する姿勢があります。 とくに憲法9条を「日本国憲法の『平和主義』は、国家主権の放棄」(「産経」2013年4月30日付)だなどと繰り返し攻撃してきました。 その一方