来年4月以降に国家公務員の給与を平均2%引き下げる法案など3法案が12日の参院本会議で賛成多数で可決、成立しました。日本共産党、みんな、維新、一部無所属議員が反対しました。 11日の参院内閣委員会での質疑で、日本共産党の山下芳生議員は、国家公務員法64条では、公務員の給与を“生計費”として規定していることを確認。「給与構造改革」や高年齢層の減給、昇給停止などにより「国家公務員の給与はどれだけ下がっているか」とただしました。 人事院の古屋浩明給与局長は、減少に転じる前(1998年)と現在(2013年)の年間給与を比較すると、地方機関勤務の係長で18・6%減少していると説明しました。 人事院は、民間給与との比較にあたって、従来の「北海道・東北ブロック」との比較を廃止し、賃金の民間の平均額が最も低い12県を比較対象にして「公務員の給与が高い」と指摘しています。 山下氏は、これまでの基準を変えてま