各地で、輸入品の関税を撤廃し日本の食料や農業、地域経済に重大な影響を及ぼす環太平洋連携協定(TPP)参加に反対する運動が燎原(りょうげん)の火のように広がっています。この問題がいっせい地方選挙の大争点の一つとなっています。国政でも、地方政治でも、TPP参加反対をきっぱりと掲げている日本共産党をのばしてこそ、参加を阻止する一番たしかな力になります。(中東久直、若林明) 2日に千葉市で開かれたTPP参加阻止県民集会。日本共産党の志位和夫委員長は「なんとしても国民的たたかいで(参加を)阻止しよう」とよびかけ、主催者代表の林茂壽JA千葉中央会会長と握手を交わし参加者の大きな拍手をうけました。対照的だったのが、民主党の国会議員。「総理の唐突な発言で、みなさんに多大なご心配、ご迷惑をおかけした」とあいさつすると、「いいわけばかりするな」などのやじと失笑で会場が騒然となりました。 林会長は集会後の記者会