3月11日の巨大地震の震度分布図。東日本の広範囲が暖色に染まった=防災科学技術研究所提供 相次ぐ余震の影響で、地震ではないのに揺れているように感じる「地震酔い」に悩む人が増える中、防災科学技術研究所(茨城県つくば市)の「強震モニタ」(http://www.kyoshin.bosai.go.jp/kyoshin/)が注目を集めている。全国の揺れを24時間監視、実況中継している。 公開しているのは、北海道から九州まで、同研究所が全国約700カ所に設置する観測網のデータ。観測してから10秒以内に表示しており、ほぼ現在の揺れの様子がわかる。 日本地図上に記した観測点が、震度や加速度ごとに色分けして表示される。平常時は青色の点が、震度1なら黄緑に、2〜3で黄、4〜5でオレンジ、震度6以上は赤に変わる。 防災科研によると、常時、2千人以上が動画を視聴しているという。開発した地震・火山観測データ