沖縄の生コン資材を運ぶダンプ労働者が、生活できないほどに収入が低下し、運搬単価の改善を求めて運動を広げています。沖縄では40年来、10トンダンプに17トン前後の資材を積み込む違法な過積載が常態化。重大事故につながるだけに、過積載をなくして労働者と県民の安全・安心を守るとともに、単価改善を求めるたたかいが、大きな世論になりつつあります。 (行沢寛史) 「すべての単価が過積載をもとにだされている。(過積載が是正され)給料は大幅に下がり、生活できなくなるまでにきている」 昨年12月、全日本建設交運一般労働組合(建交労)沖縄ダンプ協議会の組合員、又吉和一さんは沖縄県沖縄市で開かれた決起集会でこう発言しました。手取りの給料はいま、月3万円といいます。 きっかけは昨年2月。国土交通省が全国で交通安全運動を実施した際、ダンプ・トラックの違法な過積載運行の防止をよびかけました。 建交労の調査では、過積載を