【カイロ=伴安弘】トルコ政府は地中海に面した町、アキュユに原子炉4基を備えた原発を建設する計画を立てていますが、この計画に対して、近隣諸国から批判の声が上がっています。 アキュユは南部メルシンから南西に140キロ、ギュルナーの近くにある町。この付近には活断層があり、専門家はM7クラスの地震が起きる可能性を指摘しています。アキュユ原発はロシアとの協定に基づいて建設されるもので、加圧水型原子炉によって1基当たり1200メガワットを発電するといいます。 トルコのユルドゥズ・エネルギー天然資源相は、アキュユ原発が1971年に操業を開始した福島第1原発よりずっと安全だと主張し、建設計画の見直しを拒否しています。 これに対し、ギリシャのパパンドレウ首相はブリュッセルで、「この地域は地震多発地域であり、原発は取るべき選択肢ではない」とトルコの計画を批判しました。キプロスのフリストフィアス大統領は、キプロ