社会保険庁の解体・民営化にともない、厚生労働省が社保庁職員を同省に転任させる面接の際、「裏マニュアル」を作成していた問題で、厚労省は10月31日、「面接への配慮に欠けていた」とする調査結果を日本共産党の山下芳生参院議員に報告しました。公正で客観的な基準がなかったことが浮き彫りになりました。 山下議員が5月16日の参院行政監視委員会で追及し、厚労省が作成経緯や使用実態を調査していました。 「裏マニュアル」は、社保庁職員を厚労省に転任させる際の面接で、担当者に「相手のホンネを引き出す裏技」として配布。面接終了と思わせ、そこでのやり取りが、人間性や仕事への姿勢などを判断する重要な材料になるとし、内容を記録するよう指示していました。 調査結果は、「内容の適否を十分吟味しないまま面接の参考資料として使用した」としながら、「面接において使用した者はいなかったことから、面接への影響は無かったと考えられる
![社保庁不当解雇 面接「裏マニュアル」/厚労省「配慮欠けていた」/山下議員に報告](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/8510216a130e7d5e9d1c2a4860958f4849328594/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fwww.jcp.or.jp%2Fakahata%2Fweb_img%2Fakahata-kakusan.jpg)