アフガニスタンへの自衛隊医官、看護官派遣―。「人的貢献」策として、10人程度が年内にもアフガン現地に派遣される方向です。13日の日米首脳会談で菅直人首相はオバマ大統領に方針を伝えました。 医官、看護官とはいえ自衛官です。派遣はISAF(国際治安支援部隊)などによるアフガン国軍の「教育訓練」への参加・協力を目的にしており、軍事活動です。北沢俊美防衛相は11日の衆院安全保障委員会で「当然、ISAFのプログラムに入る」と明言しています。 民主党安全保障調査会の関係者は、「これだけの数の医官を出せば、必ず後方支援、護衛という問題になってくる」と指摘し、今後の戦闘部隊の派遣など、軍事介入で深入りしていく危険も指摘します。 “ねじれ”国会のもと法案成立が難しい状況の中で、政府はこの派遣を防衛省設置法にもとづく「教育訓練」として実施する方針です。国会審議抜きで、自衛隊の戦地派遣を強行しようとするもので重