参加者361人 半数は動員 原発に関するシンポジウムや住民説明会に、電力会社が社員や関連会社などの関係者を動員した問題で、中国電力で動員に関与していた当時の副社長が、経済産業省の天下りОBだったことが本紙の調べでわかりました。 この経産省ОBは、末廣恵雄氏(68)。中国電力の有価証券報告書などによると、1965年通商産業省(現経産省)に入省。93年6月、資源エネルギー庁長官官房審議官を退官、住友海上火災保険の顧問を経て、95年6月、中国電力に理事・原子力安全管理チーム部長として入社しました。その後、取締役・原子力本部原子力計画部長、常務・原子力本部長などを歴任し、2006年6月から副社長・電源事業本部長を09年6月まで務めました。 本部長了承で 末廣氏が電源事業本部長として関与していたのは、原子力安全・保安院が09年1月17日、松江市で開いた「島根原発2号機でのプルサーマル計画および耐震安