【ワシントン=小林俊哉】2日に実施された米中間選挙で、政党の資金力では与党・民主党が野党・共和党を上回ったものの、政党以外の団体の選挙宣伝支出が共和党に有利だったことが分かりました。 4日付の米紙ワシントン・ポストによると、連邦下院選では、民主党現職から共和党に議席が移った63選挙区で、民主党は全体で2億640万ドル(166億6600万円)を集めたのに対し、共和党が集めた資金は1億7170万ドルでした。 政党外団体による選挙宣伝支出では、同じ63選挙区で、共和党候補を資するための支出が、民主党候補応援の支出を1000万ドル以上、上回ったとしています。政党外団体の資金による大量テレビコマーシャルが、共和党の議席奪還に寄与したことをうかがわせます。 政党外団体は、政治活動を第一の目的とはしない非営利団体(NPO)として設立され、これらの団体にだれが寄付しているのか、スポンサーを開示する義務はあ