11日告示された沖縄県知事選(28日投開票)で、民主、自民両党はともに党本部としての候補擁立や推薦を見送った。最大の焦点は、日米が合意した米軍普天間飛行場(宜野湾市)の辺野古移設問題。党本部と県連、候補者の間で移設先を巡る思惑が入り乱れ、複雑な展開をたどった結果だ。 民主党の岡田克也幹事長は11日の記者会見で「無理に政策の違う人を推さなかったのは政党としての誠意と受け止めてもらいたい」と、辺野古移設を堅持する考えを示した。 党本部は候補擁立断念を「忸怩(じくじ)たる思い」(渡辺周選対委員長)としているが、過去に条件付きで辺野古を容認した現職の仲井真弘多氏への「暗黙の支援」というのが現実だ。北沢俊美防衛相も衆院安全保障委員会で「政府と真剣に議論する沖縄にできればありがたい」と語った。 それでも、県内移設反対を掲げる新人の伊波洋一前宜野湾市長を推す議員も少なくない。同日昼の代議士会で、伊波氏支
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く