【パリ=浅田信幸】英下院は29日夜、キャメロン首相が提案したシリアへの軍事介入を容認する決議案を反対285、賛成272の反対多数で否決しました。否決後、キャメロン氏は「英国議会が軍事介入を望んでいないことは明白だ。政府はそれに従って行動する」と述べ、事実上、英国の軍事行動断念を表明しました。 表決では与党の保守党から30人、自由民主党から9人が反対票を投じました。キャメロン氏は議会での演説で、アサド政権による化学兵器使用に「100%の確証はない」と述べ、状況証拠から同政権によるものと断定したと明らかにしていました。 同日公表された英合同情報委員会(JIC)のシリア情勢分析も、シリア反政府勢力に「攻撃能力はない」から政権側によって遂行されたはずだとの強い「推測」を提示するにとどまっています。 米政権 軍事攻撃の姿勢堅持 【ワシントン=島田峰隆】米ホワイトハウスは29日、英国が対シリア軍事攻撃
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