「地元住民の意思を踏みにじるものだ」―21日の日米安保協議委員会(2プラス2)の共同発表文書で、米空母艦載機の離着陸訓練(FCLP)の移転候補地と明記された馬毛島(鹿児島県西之表市)。同島を抱える西之表市など地元1市3町は同日、「断固反対」と書いた垂れ幕や横断幕を庁舎などに一斉に掲げるなど、怒りに包まれています。 垂れ幕などを掲げたのは、西之表市、中種子町、南種子町、屋久島町。 FCLPの移転問題をめぐっては、馬毛島への移転で最終調整されているとの報道を受け、地元1市3町の首長や議長らでつくる「米軍基地等馬毛島移設問題対策協議会」が今月1日、防衛省を訪れ、「断固反対」を表明しました。ところがその際、防衛省側から、南西地域の態勢強化のために自衛隊基地を馬毛島に建設することと併せ、米空母艦載機のFCLPの恒久施設として活用することを検討していることが突然伝えられました。 同協議会はこれに強く反