北海道電力泊原発3号機へのプルサーマル導入について、2009年3月に地元の住民団体が行ったアンケートで回答者の9割以上が「(計画の説明を)聞いていない」「不十分」と答えていることがわかりました。北電による「やらせ」が発覚した08年の国や道主催シンポジウムのアンケートでは、肯定的な意見が5割から6割となっており、「やらせ」による世論のゆがみがあらためて浮き彫りになりました。 「やらせ」説明会と大違い アンケートは、泊原発に近い岩内町の「プルサーマル計画のアンケートを進める会」が行ったもの。町内の約6千戸に配られ、516枚の回答(グラフ)がありました。 いずれも国や北電の説明に納得していないとする回答が8割から9割に及んでいます。 このアンケートにかかわった日本共産党の大田勤岩内町議は「地域で話を聞くと『計画自体を知らなかった』という人がたくさんいたし、各地域で説明会を開いたと北電はいいますが