1日の衆院予算委員会で、奨学金を取り上げた日本共産党の宮本岳志議員。“サラ金と同じだ”と言われる実態が浮かび上がりました。 低所得者が使えない 宮本氏 「無利子」充実させたい 文科相 日本政府は昨年9月11日、国際人権規約にある中等教育、高等教育の漸進的無償化条項の留保を撤回しました。「政権が代わっても順守する立場に変わりがないか」とただす宮本氏。下村博文文科相は、「当然の話」と答弁しました。 無利子奨学金事業費の財源を見ると(グラフ参照)、政府の貸し付けを減らして返還金増で貸与拡大を支えているのです。 日弁連の「全国一斉奨学金返済問題ホットライン」で「就職先がなく返済の見通しがない」など一日で453件の相談が寄せられたことを宮本氏は紹介しました。 宮本 低所得者を助ける制度が使えないのでは、本末転倒ではないか。 文科相 そういう問題点はある。無利子奨学金を充実していきたい。 一方で下村氏