【ロンドン=小玉純一】英国政府の歳出削減計画に反対するデモと集会が26日、ロンドンで行われました。英国放送協会(BBC)は25万人以上、英紙ガーディアンは最大50万人が参加したと報じました。ロンドンで約100万人が参加した2003年のイラク戦争反対デモ以来の大規模行動となりました。 昨年5月に発足した保守党主導の連立政権は、国内総生産(GDP)比約10%の財政赤字を15年までに解消する計画を打ち出しています。公的部門で22万の雇用が失われるといわれています。 「対案のための行進」と名付けた今回の行動は、労働組合会議(TUC)が主催。同会議のバーバー書記長は「公共サービスを確保して失業者を職に戻し、経済成長と公平な課税を通じて赤字削減を図る計画を呼びかけている」とメディアに話しました。 集会では、最大野党・労働党のミリバンド党首が「これは大いに感動的な瞬間だ」とあいさつしました。 4時間にわ