「やり続けることがいいというが、いたちごっこになり『仕分け予算がムダだ』と言われてもいけない。事業仕分けはどういう形になればいいのか、ご教授いただきたい」 事業仕分け第3弾後半の作業がすべて終わった18日夜、蓮舫行政刷新担当相はこう漏らしました。4日間にわたって過去の仕分け結果を検証した行政刷新会議(議長・菅直人首相)の「再仕分け」の混迷を、象徴した言葉でした。 今回で最後に 期間中から「この会議そのものが正当かどうか国民に判断してもらわないといけない。今回で最後にすべきだ」(森田高総務政務官)、「事業仕分けの急進的なものの言い方には危うさを感じる」(逢坂誠二総務政務官)など「仕分け」の行き詰まり、限界を指摘する声が身内から噴き出しました。 政権交代の象徴ともなった事業仕分け。旧自公政権の事業を対象に、官僚相手の派手なパフォーマンスで注目されてきました。しかし、民主党政権の予算案(概算要求