【マディソン(米ウィスコンシン州)=島田峰隆】ケリー米国務長官は16日、イラクのイスラム教スンニ派の過激派組織の首都バグダッドへ向けた進撃を阻止するために、イランとの協力を模索する可能性を示唆しました。ヤフー・ニュースのインタビューで語りました。 核開発問題で国連安保理常任理事国などと協議が続くイランと米国は、1980年の米大使館人質事件以来の断交が続き、米国は84年にイランをテロ支援国家に指定しています。ただ米紙ニューヨーク・タイムズによれば、2001年の米同時多発テロ後、アフガニスタンの反政府勢力タリバンに対処するために両国は軍事情報を共有していました。 ケリー氏はイラク北中部のモスルやティクリートなどの各都市を制圧した「イラク・シリアのイスラム国(ISIS)」の進撃について「現実の脅威だ」と指摘。イランとの協力を「建設的なことならいかなることも排除しない」と語りました。 米国務省のサ