【ワシントン=洞口昇幸】4日の米中間選挙と同時に、地方自治体独自で最低賃金を引き上げる新法を問う住民投票が行われました。米4州とカリフォルニア州の2市で実施され、全てで賛成多数、可決されました。サンフランシスコ市では、現在の時給10・74ドルから15ドル(約1720円)までの引き上げが決まりました。 米政府規定の最賃は時給7・25ドル(約831円)ですが、地方自治体の規定がある場合は、額の高いほうが適用されます。今回のこれらの可決で60万人超の労働者の収入増が見込まれ、購買力も高まり、地域経済の活性化が期待されています。 アラスカ州は2016年までに、7・75ドルから9・75ドルに。アーカンソー、サウスダコタ、ネブラスカの三つの州は7・25ドルから、今後3年の間で8・50ドルもしくは9ドルに引き上がります。 オークランド市は9ドルから12・25ドルへの引き上げを来年3月から実施。サンフラン