第2回は難病のある人の就労支援について、考えます。 慢性の経過をたどる「難病」。厚生労働省が把握している56の疾患だけでおよそ78万人の患者がいます。近年の医療水準の向上で、多くの難病のある人は、通院や服薬などを適切に行えば働くことも可能となっています。しかし、いまだ多くの企業では難病についての理解が広がっておらず、多くの人が「働きたくても働けない」難しい状況にあります。 今年、国は40年ぶりに難病対策を改正しようとしており、その一つに「就労支援の充実」が位置付けられています。 こうしたなか、佐賀県では全国に先駆けた取り組みが始まりました。難病相談・支援センターが中心となり、行政機関や専門家がチームになって、難病のある人ひとりひとりの症状に合わせ、どんな働き方が可能なのか検討し、企業と患者を結びつけようとしています。 難病のある人の「働く」について、番組でその現状と支援の最前線を取材しまし