大手業者が消費税の価格への転嫁を拒んだりすることなどを禁じる法案が12日、衆院本会議で審議入りしました。質疑に立った日本共産党の塩川鉄也議員は「多くの業者は消費税を『営業破壊税』と呼ぶ。消費税の大増税はきっぱり中止するべきだ」と主張しました。 塩川氏は、消費税が10%になれば社会保障の負担増などと合わせて1世帯あたり31万円も負担が増え、金融緩和による物価上昇と合わせると消費者物価が9%にはね上がると指摘。「勤労者の可処分所得と消費支出をいっそう減らし、デフレ・不況からの脱却に逆行する」とただしました。 さらに「消費税を価格に転嫁できない苦しみが、消費税導入以来、四半世紀続いてきた」というのが中小零細業者の悲痛な叫びだと強調。中小企業が価格転嫁できない根本原因に大企業による「下請けいじめの構造」があると述べ、法案に盛り込まれた対策はほとんど効果をあげていない独占禁止法や下請法と実質的に変わ
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