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ブックマーク / eulabourlaw.cocolog-nifty.com (82)

  • 理念に共鳴して、逆に労をいとわず働いたからけしからんと・・・そこに悔しい思いがある - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    話題のゼンショーですが、小川社長のこの激白はまさに彼にとっての「真実」なのだと思います。 この地上から飢餓と貧困をなくそうということを(※会社の)憲章にも書いて、それをやりたいという人が新卒でも中間採用でも集まった企業ですから。 理念に共鳴して、逆に労をいとわず働いたからけしからんと・・・そこに悔しい思いがある。 これを空疎な言い訳を言っているなどと思うから、かえってこの会社の当の問題が見えなくなる。 女工哀史だの蟹工船だのという批判は、利益至上主義の悪辣な資家が云々という批判は、この会社の当の問題点から外れるばかりです。 ・・・前回の記者会見でも申し上げたが、ブラック企業というのは僕はあまり好きじゃない。 他社でも言われてるところがあるようだけど(笑)。つまりレッテル貼りですから。ここが悪い、というところならいろいろあると思うんですが、一括して昔の「アカ」呼ばわりみたいなことは非常

    理念に共鳴して、逆に労をいとわず働いたからけしからんと・・・そこに悔しい思いがある - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    nebokegao
    nebokegao 2014/08/08
    「この地上から飢餓と貧困をなくそうという…理念。これを空疎な言い訳を言っているなどと思うから、かえってこの会社の本当の問題が見えなくなる/20世紀の歴史はそういう逆説にこそ満ちている」
  • 日弁連会長声明のどうしようもなさ - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    日、日弁連が「「日再興戦略」改訂2014の雇用規制緩和に反対する会長声明」を発表してますけど、読んでそのあまりのレベルの低さに涙が出てきました。 http://www.nichibenren.or.jp/activity/document/statement/year/2014/20140703.html 労働法制をわかっていない産業競争力会議がいうならまだいい。労働法制をわかっていないマスコミがいうならまだいい。 でも、法律家の右代表のはずの日弁連会長の声明がこのレベルですか・・・。 これは、日のみずほ総研のコンファレンスをお聴きになっていた方にとっては、そこで私が喋ったことの繰り返しになりますし、ブログ何回も繰り返してきたことでもありますが、何が法規制において問題とすべき事柄であり、何がそうではないかという問題の仕分けが、根的にねじけているという、産業競争力会議はじめとするそ

    日弁連会長声明のどうしようもなさ - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    nebokegao
    nebokegao 2014/07/04
    「そもそも日本国の実定法が法定労働時間を超えて働かせることを懲役刑まで用意して禁止しているということが、現実の労働社会では空想科学小説以上の幻想か妄想と思われている。そこにこの問題のコアがある」
  • サービス価格は労働の値段である - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    十年一日の如く、ネット上では定期的に生産性の話題が上がるようですが、ブログではもうとっくに済んでおります。ただ、こういう単純なことがなかなか理解してもらえないだけで・・・。 http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2013/12/post-8791.html(なにい?労働生産性が低いい?なんということだ、もっとビシバシ低賃金で死ぬ寸前まで働かせて、生産性を無理にでも引き上げろ!!!) 依然としてサービスの生産性が一部で話題になっているようなので、ブログでかつて語ったことを・・・、 http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2010/12/post-107c.html(スマイル0円が諸悪の根源) 日生産性部が、毎年恒例の「労働生産性の国際比較2010年版」を公表しています。 http://activ

    サービス価格は労働の値段である - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    nebokegao
    nebokegao 2014/05/31
    「日本の消費者は安いサービスを求め、労働力を買いたたいている。海外にシフトできず日本に残るサービス業をわざわざ低賃金化しているわけだ」
  • 労働時間法制への基本的な勘違いについて - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    勲、黒田祥子両氏による大著『労働時間の経済分析―超高齢社会の働き方を展望する―』(日経済新聞出版社)をお送りいただきました。計量経済学を駆使して今日の日の労働時間問題に斬り込んだ意欲作です。 http://www.nikkeibook.com/book_detail/13451/ 現代日人の働き方に関する事実や問題を、個票データを用いた緻密な分析によって幅広く検討した上で、今後の働き方はどうあるべきかを論じる労作。わが国労働市場分析の格的決定版。 次の目次に見るように、大変包括的にこの問題に取り組んでいます。 序 章  書の目的と概要 第I部  日人の働き方 第1章  日人の労働時間はどのように推移してきたか――長期時系列データを用いた労働時間の検証 第2章  労働時間規制と正社員の働き方――柔軟な働き方と労働時間の関係 第3章  長時間労働と非正規雇用問題――就業時間帯

    労働時間法制への基本的な勘違いについて - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    nebokegao
    nebokegao 2014/04/29
    就業規則と労働基準法。「労働基準法は…名宛人は使用者」
  • 世界革命を目指す独裁者 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    去る21日のエントリで紹介したすき家のゼンショー社長の小川賢太郎氏ですが、 http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2010/09/post-6e9f.html(「アルバイトは労働者に非ず」は全共闘の発想?) ネット上にはまだインタビューの後編は載っていませんが、雑誌『日経ビジネス』には「革命家の見果てぬ夢 牛丼に連なる運命」という記事が載っていますので、そちらから興味深いところをご紹介しましょう。 吉野家を辞めて自分の会社を立ち上げたところから、 >「資は小川賢太郎100%、意思決定も小川賢太郎100%。専制君主制でやる。なぜなら議論している時間はないからだ」 牛丼という武器を手に革命を目指す独裁者が生まれた瞬間だった。 ・・・ >小川はゼンショーを設立したとき、創業メンバーにこう語っている。 「俺は民主主義教育を受けてきた人間。東大全共闘の

    世界革命を目指す独裁者 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    nebokegao
    nebokegao 2014/03/25
    ゼンショー創業者「俺は民主主義教育を受けてきた人間。東大全共闘の名においても、いつまでも専制君主でやっているわけにはいかない。憲法を定めて立憲君主制にし、【いずれ】民主主義にする」
  • なにい?労働生産性が低いい?なんということだ、もっとビシバシ低賃金で死ぬ寸前まで働かせて、生産性を無理にでも引き上げろ!!! - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    なにい?労働生産性が低いい?なんということだ、もっとビシバシ低賃金で死ぬ寸前まで働かせて、生産性を無理にでも引き上げろ!!! 依然としてサービスの生産性が一部で話題になっているようなので、ブログでかつて語ったことを・・・、 http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2010/12/post-107c.html(スマイル0円が諸悪の根源) 日生産性部が、毎年恒例の「労働生産性の国際比較2010年版」を公表しています。 http://activity.jpc-net.jp/detail/01.data/activity001013.html >日の労働生産性は65,896ドル(755万円/2009年)。1998年以来11年ぶりに前年水準を割り込み、順位もOECD加盟33カ国中第22位と前年から1つ低下。 >製造業の労働生産性は米国水準の70.6

    なにい?労働生産性が低いい?なんということだ、もっとビシバシ低賃金で死ぬ寸前まで働かせて、生産性を無理にでも引き上げろ!!! - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    nebokegao
    nebokegao 2013/12/18
    「製造業のような物的生産性概念がそもそもあり得ない/日本のサービス業の生産性が低い=サービスそれ自体である労務の値段が低いということ」
  • 芦田宏直『努力する人間になってはいけない』より - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    芦田宏直さんの近著『努力する人間になってはいけない 学校と仕事と社会の新人論』(ロゼッタストーン)の中に、私のメンバーシップ型の話が引用されているようなので、 https://twitter.com/jai_an/status/384703262269919233 https://twitter.com/jai_an/status/381360546043678720 確認してみました。 236-237ページですね。田村耕太郎さんによるインタビュー記事の中の注釈として、 ・・・新卒人材の社会接続には大雑把に言って二種類ある。大学型接続(メンバーシップ型)と専門学校型接続(ジョブ型)。 大学型接続は一括採用、一括解雇(定年制)、職務ローテーション制、年功賃金=年功序列制、企業内組合を前提とした「メンバーシップ型採用」に呼応した、従来の大学の教養主義的な人材育成という意味での「入口」接続。つま

    芦田宏直『努力する人間になってはいけない』より - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
  • 六本木ヒルズ特区で解雇自由にしたら・・・ - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    労務屋さんがこんなエントリを書いておられたのですが・・・、 http://d.hatena.ne.jp/roumuya/20130924#p1(六木ヒルズ特区のすすめ) ・・・最後に私の意見を書きますと、やり方は十分考える必要がありそうですが、やってみる価値は十分にあると思いますし、たぶん厚労省にとっても悪い話にはならないだろうとも思っています。 私は以前「六木ヒルズ特区」をやれ、と提案したことがあります。意外にもこのブログではまだ書いていないようですが、いくつかのセミナーなどでしゃべりましたのでご記憶の方もいるかと思います。国家戦略特区は範囲が広すぎるので、それこそ六木ヒルズとか、広くても臨海副都心のあるエリアとかに限定して、大幅に労働規制を緩和するわけです。もちろん規制緩和が適用されるのは新規に特区内で雇用された人に限ります(それをやらないと特区に転勤させて首切りとかいうのが出て

    六本木ヒルズ特区で解雇自由にしたら・・・ - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    nebokegao
    nebokegao 2013/10/01
    「解雇特区なんていうこけおどしに引き下がるのは、法律の構造をよく知らない素人/「特区ごときで民法1条3項の権利濫用法理が適用除外できるはずがない」という当然の理路」
  • 中村淳彦『崩壊する介護現場』 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    これは、近所の屋に積んであるのを見つけて、ぱらぱらと目を通し、思わずそのまま買ったです。 http://www.kkbooks.jp/book-all/dfgaag094358/ タイトルだけ見れば、岩波新書に並べてもいい介護労働問題を論じたに見えますが、いやまさにそういう問題を論じているんですが、でもその突っ込み具合が、岩波新書や中公新書とはだいぶ違う。 それはこの著者名を見てぴんと来る人もいるでしょう。『名前のない女たち』『職業としてのAV女優』『デフレ化するセックス』といった性ビジネスの底辺を丁寧にルポしてきた中村氏が書いているのですから。 超高齢化社会を目前に控え、介護事業は圧倒的な需要がある成長産業といえよう。 ただ、今の介護現場は危険すぎる。「低賃金」や「重労働」といったよくあるネガティブ要因だけではない。 高い離職率に、急増する介護職員の暴行事件貧困によって売春市場に

    中村淳彦『崩壊する介護現場』 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    nebokegao
    nebokegao 2013/10/01
    「AVモデルの25%が現役介護職員のA社/セーフティネットとしての売春業界/介護は波瀾万丈な人生を送る人の受け皿/パンツを売る女性介護職員/介護施設に圧倒的に多い宗教的組織」
  • 生産性と賃金 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    金曜日に開かれた例の経済の好循環実現に向けた政労使会議ですが、そこに出された資料が官邸の関係ホームページにアップされてます。 http://www.kantei.go.jp/jp/singi/seirousi/dai1/gijisidai.html 内閣府提出資料(経済・雇用環境の現状について)のほか、高橋進、樋口美雄両氏の資料が載っていますが、ここでは内閣府提出資料の中から、なかなか興味深いグラフを。 http://www.kantei.go.jp/jp/singi/seirousi/dai1/siryou2.pdf その7ページ目の下側です。 左から日、ユーロ圏、アメリカについて、労働生産性(ピンク)、民間消費デフレータ(グリーン)、一人あたり雇用者報酬(ブルー)の折れ線グラフの傾きを見て下さい。 ユーロ圏もアメリカも、労働生産性の上昇よりもずっと高い傾きで賃金が上がっていっているの

    生産性と賃金 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    nebokegao
    nebokegao 2013/09/24
    「内閣府提出資料/日本だけは世界に隔絶して、労働生産性は上がっていっているのに、賃金は下がりっぱなし」
  • 古市くん、チョーまともじゃん - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    例の「今後の経済財政動向等についての集中点検会合」に「有識者」として出席した古市憲寿さん。ネット上では誰の代表のつもりだ・・・とかなりな言われようでしたが、公開されたその議事録を読んでみると、実にまっとうな議論を堂々と展開しています。 冒頭「今日は、若いというだけで呼んでいただいたと思うので、できるだけ若者とか現役世代目線の利害を代表したようなことを言いたいと思う」と、謙遜めいた言い方をしていますが、どうしてわかってない下手な大人よりもずっと立派にまともなことを言ってますよ。 http://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/special/tenken/01/gijiyoushi.pdf ・・・そもそもなぜ消費税を上げるのかという議論に対して、余り根的な議論がされていないように思う。すごく後ろ向きの意見が目立つと思う。 ・・・3点目が一番重要だと考える

    古市くん、チョーまともじゃん - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    nebokegao
    nebokegao 2013/09/04
    「本当に消費税が現役世代のためなのかという問題」について
  • ジュンク堂池袋店トークイベント実録(修正入り版) - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    昨晩、ジュンク堂池袋店で行われた市野川容孝さんとわたくしのトークイベント「「社会的なもの」と「新しい労働社会」」には、雨の中にもかかわらず金子良事さんはじめ多くの方にご出席いただき有り難うございました。 http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2013/04/by-07ba.html その様子を、alice(alicewonder113)さんがつぶやいておられますので、若干の誤解点を修正しつつ、紹介しておきたいと思います。 https://twitter.com/alicewonder113 昨日のジュンク堂のトークイベントをしばらく連ツイします。 濱口:The Socialというのは「社会」じゃないんだよね。昔ヨーロッパ行って雇用社会局にいた時、みんな「ソーシャル・ヨーロッパが危機に瀕している」と言っていた。「ソーシャル・ヨーロッパVSリベラル

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  • 小熊英二編著『平成史』 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    小熊英二編著『平成史』(河出ブックス)を、執筆者の一人である仁平典宏さんよりお送りいただきました。ありがとうございます。 http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309624501/ このは、 私たちはどんな時代を生きているのか。政治、地方‐中央関係、社会保障、教育、情報化、国際環境とナショナリズム……気鋭の論者が集い、白熱の議論を経て描く、新たなる現代史のすがた。 ということで、こういう方々がこういうテーマを執筆しています。 序文(小熊英二) 総説——「先延ばし」と「漏れ落ちた人びと」(小熊英二) 政治——再生産される混迷と影響力を増す有権者(菅原琢) 地方と中央——「均衡ある発展」という建前の崩壊(中澤秀雄) 社会保障——ネオリベラル化と普遍主義化のはざまで(仁平典宏) 教育——子ども・若者と「社会」とのつながりの変容(貴戸理恵) 情報化——日社会は

    小熊英二編著『平成史』 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    nebokegao
    nebokegao 2012/10/13
    「神学なきネオリベラリズム/昭和の「学校と企業が成功しすぎた社会」が揺らいでいく過程」
  • マジで「希望は、戦争」という時代 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    「ラジオみなみ関東」さんが、こうつぶやいていますが、 http://twitter.com/radiomikan/status/247478022716923904 井上寿一「日中戦争下の日」を読んでると、戦争に協力しちゃった人って当時の労働者とか小作人とか女性だったりするんだよね…戦争協力を経て職場の待遇改善だったり、男女平等に近づけた側面が少なからずある。やるせない…(._.) http://twitter.com/radiomikan/status/247478492722233344 総力戦だから下の方も引き上げろ!という名目になるんだな…それを推し進めてしまったのが社会大衆党という左派政党。 http://twitter.com/radiomikan/status/247478856032849923 マジで「希望は、戦争」という時代が確かにあったことがそのを読むとよくわかり

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  • 欧州型社民主義者としての与謝野馨氏 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    その欧州型社民主義者が、激烈なインフレファイター(デフレ肯定論者)かつ財政再建論者というのが、これまたなんとも日的というか・・・ 昔hamachan先生が言われていたように >ヨーロッパで普通に「レフト」というと、こんなに失業があるのに欧州中銀はなぜ利率を引き上げるんだと文句をつける側です。 のはずなんですが。与謝野氏はご高齢なので、戦後のインフレあたりでトラウマになるようなご経験があったのでしょうかね。私の父親も、祖母が積み立てていた当時の学資保険がインフレでパーになった経験があって、アンチインフレに関してだけは当に理屈が通じないので・・・ 欧州型福祉社会 与謝野氏は「戦後の長い間続いた自民党政治の社会保障に関する政策は、アメリカ型ではなくてヨーロッパ型であった」と発言し、さらに「欧州型社民主義に近い路線」としている。 しかし、与謝野氏の発言は、自由主義的に対する社会民主主義的との対

    欧州型社民主義者としての与謝野馨氏 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    nebokegao
    nebokegao 2012/09/06
    「政権交代で再び「事業仕分け」に熱狂するある意味でネオリベラル感覚全開の時代に逆戻りし、今ようやく再び、福祉国家再建の政策に再転換しようとしている」
  • 『平成24年版厚生労働白書』は社会政策の教科書 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    日公表された『平成24年版厚生労働白書』は、第1部が「社会保障を考える」と題して、社会政策の根論から説き起こして、福祉レジーム論や国際比較などを取り混ぜながら、社会保障改革の方向を検討する内容となっており、これはもう、そこらの凡百のろくでもない社会保障論もどきをちらりとでも読んでる暇があったら、これを教科書として熟読玩味した方が百万倍役に立つというものになっています。 http://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/kousei/12/index.html 第1部  社会保障を考える はじめに(1~4ページ) [644KB] 第1章  なぜ社会保障は重要か(5~18ページ) [1,397KB] 第1節  社会保障の誕生 第2節  社会保障の発展 第3節  社会保障の「見直し」と再認識 第4節  日の社会保障はどうだったのか 第2章  社会保障と関連する理念や哲学(1

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  • 僕の身も蓋もない理解によれば・・・ - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    金子良事さんのツイートから、 http://twitter.com/ryojikaneko/status/236506333938073600 僕の身も蓋もない理解によれば、濱口先生が学校の職業的意義の重要性を主張して来たのは、このクォリフィケーションの問題に他ならない。ただし、低いジョブレベルでも、大学にそういうものが実現出来たら、マージナル大学の学生も上の学校と同じ土俵で勝負出来るという話だ。 いやあ、「身も蓋もない」と言うといかにも建前と異なる隠した音みたいですが、金子さん人にも、また広田さんの研究会の場でも、結構あからさまに喋ってきているつもりなんですが。 http://homepage3.nifty.com/hamachan/hirotakaken.html 私は実は、どういうジョブについてどういうスキルを持ってやるかで仕事に人々を割り当て、世の中を成り立たせていくジョブ型社

    僕の身も蓋もない理解によれば・・・ - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    nebokegao
    nebokegao 2012/08/20
    「ある人間が、こういうジョブについてこういうスキルがあるということを前提に、その人間を処遇していくというのは、お互いに納得性があるという意味で、非常にいいよりどころ」
  • 福島原発所員への差別・中傷 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    産経の記事から、 http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120815/dst12081507040000-n1.htm(アパート借りられない、避難所で暴言 福島原発所員の精神的苦悩2倍に) 東京電力福島第1原発事故後の復旧作業に当たっている福島第1、第2原発所員の一部が、差別や中傷を受けていたことが明らかになった。両原発で健康相談や心のケアをしている愛媛大と防衛医大(埼玉県)のチームが、所員のうち東電社員を対象にアンケートを実施、85%に当たる1495人から回答を得た。こうしたケースは精神的な問題を抱える確率が2倍になることも分かった。 原発所員であることを理由にアパートの賃借や病院の受診を断られたり、避難所で暴言を浴びせられたりしたとの証言があった。差別や中傷を受けたことがあると回答した所員は191人(12・8%)に上った。 差別や中傷を受けた所員は

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  • 松尾匡さんの絶妙社会主義論 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    松尾匡さんから、松尾さんの「リスクと決定から社会主義を語る」という掛け合い漫才風の絶妙な社会主義論を含む社会主義理論学会編『資主義の限界と社会主義』(時潮社)をお送りいただきました。いつもありがとうございます。 http://www.jichosha.jp/cl04/detail/470 松尾さん自身がご自分のHPのエッセイでこう紹介していますので、それを引用しますと、 http://matsuo-tadasu.ptu.jp/essay__120729.html ここの最後の章がボクの章で、ベテラン「革命家」の「南天南八(なんてんなんぱち)」と、アイドルの女子大生「下原千恵(げばらちえ)」の掛け合いという形式で書きました。国営指令経済で特権と粛清が発生するのはなぜか、ソ連・東欧経済が私有資主義になった理由、なぜコルホーズ制をとったか、労働者自主管理企業で内部資金で蓄積すると年功制や会員

    松尾匡さんの絶妙社会主義論 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    nebokegao
    nebokegao 2012/08/09
    「社会主義の問題点とあり得る可能性」
  • 成功した起業家が陥る‘ブラック企業’への道 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    労働調査会のHPに載っている「労働あ・ら・かると」に、日人材紹介事業協会の岸健二さんが「成功した起業家が陥る‘ブラック企業’への道」というエッセイを書かれています。 http://www.chosakai.co.jp/alacarte/a12-07.html ・・・今年は、なぜか相談に応じた方々が皆「自分が勤めた企業はブラック企業なのではないか?」という疑問を抱いてのご相談でした。 ・・・ご相談者の勤務先はいずれもここ10年20年で起業から急成長し、中には上場を果たした企業もあります。お話に共通するのは、創業者が経営陣として君臨しており、「創業時の起業家精神を忘れるな」と良く口にしているということです。もちろん企業を立ち上げ、発展させていく精神力をはじめとした様々な努力には、当に心から敬意を表するものですが、困ってしまうのは、「創業時には、小さな賃借事務所に寝泊まりして、家には帰らず頑

    成功した起業家が陥る‘ブラック企業’への道 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)