古文書検証で津波想定見直しへ 9月1日 6時39分 東日本大震災を受けて、神奈川県は、古文書の記録に残る室町時代など数百年以上前の地震で起きた大津波についても検証して津波の被害想定を見直すことになりました。 神奈川県は、地震や津波の専門家を交えた津波対策の検討会議で、国が発生の確率が高いとした地震で起きる津波の被害を想定し、防災計画を立ててきました。しかし、東日本大震災の大津波の被害を教訓に、これまでは対象としてこなかった数百年以上前の地震で起きた大津波についても検証して、津波の被害想定を大幅に見直すことになりました。具体的には、海岸から1キロ離れた鎌倉大仏に津波が到達したと古文書に記録される室町時代の「明応地震」や、県の沿岸に過去最大の津波を発生させたとされる江戸時代の「元禄型関東地震」などを基に、科学的に起こりうる最大の被害を予測する方針です。県がこれまで行ったシミュレーションでは、相