一週間遅れてしまいましたが、先週のおは寺での解説振り返りです。 安倍首相の解散表明とその公約についての真意は、すでにこのブログの別エントリーにも書きましたので省略しますが、まあ世間的には消費増税凍結の方が受けがいいでしょうね。 でもこの「消費増税凍結」だけをいうのは、もうこれを書いている時点では崩壊した民進党でさえもいえた話なのです。つまり財政政策を緊縮ないし中立的にしたまま、経済停滞時期に消費増税だけを凍結することは政治的にはありうる手法で、要するにこれもま財政全体でみれば、ただの「緊縮」なんですよね。そこがわからないで、「消費増税凍結! すばらしい」としてしまうのが、多くの人の素朴なリアクションかと思いますが、数秒だけ冷静に考えれば、他の政府支出を減らしたり、または別に増税したり給付削減などしたら結局は、実質増税になりかねない、ということを理解することができるでしょう。ほんの数秒で足り