(インタビュー)ホロコーストの教訓~米エール大学教授、ティモシー・スナイダーさん | さぶろうの WORDS OF LOVE 2016.4.5 朝日新聞 ホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)の教訓に学ばないまま、大虐殺は繰り返されるのだろうか。米国を代表する歴史家ティモシー・スナイダー氏が新著「ブラックアース」で具体的な国名を挙げて警告を発し、大きな反響を呼んでいる。アウシュビッツ強制収容所に象徴されてきたホロコースト像の大幅な転換も迫る同氏を訪ねた。 「国家崩壊」の悲劇、生存パニックが攻撃性を高める 大虐殺繰り返す要因は今も、歴史の暗部見よ ――ホロコーストとは「ドイツのユダヤ人がガス室で虐殺された出来事」と、多くの日本人が信じてきました。あなたが昨年米国で出版した「ブラックアース」は、この常識を覆す内容を含んでいます。私もショックを受けました。 「欧米でも、ホロコーストはドイツ国家が関与し