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貸金業者の提起する訴訟の中には、明らかに消滅時効期間を経過している債権の取り立てを目的とするものがあります。訴状自体に、最終弁済日が平成13年とか14年と書いてあり、それ以降の入金はまったくないようですので、おそらくは消滅時効は完成しているのだろうなと思います。
夏期休暇を利用して,母の郷里である新潟県長岡市を訪れた。 ちょうど,花火大会があり,大勢の人たちが花火を見物していた。実は,この花火大会は太平洋戦争末期の長岡大空襲で亡くなった市民を追悼・慰霊するためのもので,毎年空襲のあった8月1日の翌日と翌々日に行われることになっている。 母の父(私の祖父)は10年前に他界したが,祖母は長岡市内のケアハウスで暮らしている。子供のころ,祖父母から,この長岡大空襲の話をよく聞いた。 祖父は,白髪頭の温厚なおじいちゃんで,身体も昔の人らしくがっちりとしていたが,どういうわけか,兵隊にはとられず,金融機関に勤めていた。とても聡明な人であり,進歩的なオールド・リベラリストであった。早くからこの戦争は負けると思っていたと言っていた。長岡大空襲のあった当時,祖父と祖母には,3人の女の子がいて,長女も,次女である私の母も小学校に上がらぬぐらい,三女はまだ生まれたばかり
裁判官というと,子どもの頃から勉強がよく出来て,学業優秀・品行方正というイメージがあるようですが,私はまったくの劣等生でした。 といっても,私の卒業した高校は,文武両道がモットーの伝統ある名門の進学校でした。東大や京大に進む卒業生も多く,社会の様々な分野でいわゆる「エリート」として活躍しておられます。 そうした進学校の劣等生という立場は大変,辛いもので,実は私はその学校の卒業生であることをまったく誇りに思うことができず,公式の同窓会といった催しに出席したことはありません。おそらく,今後もないでしょう。 もちろん,楽しい思い出もいくつかはありますが,それよりもつらい思い出の方がはるかに多いのです。 例えば,数学の時間。 教師は,時間の初めに前の黒板を大きく4つに,更に教室の後ろの黒板を3つに分け,それぞれのところに問題番号を書き,生徒を指名します。指名された生徒は,問題集のその問題番号の解答
昨日の裁判官ネットワークシンポにご参加のみなさん、ありがとうございます。心から御礼を申し上げます。 言葉は正確ではないかもしれませんが、佐藤先生が、司法改革について、難しい問題があるかしれないが、との前提で、表題の趣旨のことを強調されていたのがとても印象的でした。また、ローマについて大著を書かれた塩野さんの「本当の改革は簡単ではない。時間と手間がかかる。でも手間を惜しむものは衰退する。」という言葉の引用が意味深で何ともいえませんでした。 ご参加の方で、シンポについてご感想のある方は是非ご発言ください。よろしくお願いします。
経済力の問題 (瑞祥) 2009-12-05 17:40:34 深刻な状況ですね。経済力の問題は,心配されていたことですが,やはり影響大というところでしょうか。 ただ,私も法曹倫理の関係で,いくつかのロースクールに教えに行ったのですが,経済的な負担を抱えながらの勉学であるためか(卒業時には数百万から1000万円の借金が残ると言っていた人に何人も会いました。),ロースクール生が皆真剣で,司法試験科目にはない法曹倫理についても,こちらが与えた課題をよくこなし,しっかりした答案を書いていたのでびっくりしました。また,ロースクールを出てからの新司法試験合格者や新修習の人たちも,旧世代には,とかく批判されがちなのですが,私が見た範囲では,旧世代が苦手な分野で能力があったり(プレゼンテーション能力など),今の時代に,よくこれだけ考え,また人のためにつくそうという若者が集まっているなと感じることがありま
Unknown (はるな) 2009-06-15 10:16:12 検事と裁判官のチョンボに世間が騒ぐのは、それだけ理解されてい証拠だと思います。私の経験からも裁判官の高圧的態度に怒りを覚えたほどです。人の話に耳を傾けるのは、裁く側の原則だと思います。裁判員参加により透明度のある裁判を期待します。 返信する 足利事件 (jsds001) 2009-06-18 11:33:00 >法廷で真摯に頭を下げる裁判官には滅多にお目にかかれない。 足利事件で裁判所関係者に何か「お詫び」めいた発言をしているでしょうか? もしあればお詫びしますが、私の見たところはまだないようです。検察や警察に比べていかにも潔ぎがよくない印象です。菅家さんの発言対象が警察・検察から鑑識・裁判官に移っていったのもむべなるかなです。 もっとも警察本部長の謝罪も、やらないのとは格段の差ですが、せっかくだから菅家さんを警察本部に呼
日本裁判官ネットワークのブログです。 ホームページhttp://www.j-j-n.com/も御覧下さい。 妻が入院した。もともと,先天的に股関節に問題を抱えていたようだが,結婚当初はもちろん,約20年間はそれとは感じさせず,元気に歩いていた。その後,少し無理をすると痛みが出るようになり,昨年初めころから悪化のスピードが速まった。この状態では近い将来外国旅行も不可能になると感じた私は、昨年の夏、妻をドイツ還暦(感激)旅行に誘った。ゆったりとした旅程を組んだつもりであったが、実際に彼地に着くと、どうしてもみたいところばかりで、あちこち足を運んだのがたたり、帰国後は、数歩歩くのも困難という(見ていても痛々しい)状況となったので,人工股関節手術を検討することになった。昨秋,医者の診断を仰ぐと,「即手術」状態だと宣告を受けるも,順番待ちで,5ヶ月先になるという。ほかに選択の余地はなく,ただ待つこと
津地裁の竹内裁判官が母校で「裁判官の良心とは」という演題で講演をされており、その様子がYoutubeで公開されています。 https://jishu-dosokai.sakura.ne.jp/j130th/movie 大変、興味深く拝見しました。 裁判官の良心というテーマについては、私は以前から関心がありました。 それは、私が「簡易裁判所判事」という特殊な職種で仕事をしていることに由来するのかもしれません。もちろん、簡易裁判所判事も他の判事、判事補と同様「裁判官」であることに違いがないのですが、やはりその任命資格や選考方式には大きな違いがあり、私は常に「裁判官らしく」あらねばと思いながら、もう随分と長い間、この仕事をしてきました。 「すべて裁判官は、その良心に従ひ独立してその職権を行ひ、この憲法及び法律にのみ拘束される」(憲法76条3項)。 ここにいう「良心」とは何かについて、主観説と客観
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