サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
やる気の出し方
blog.livedoor.jp/nomurakia
2008年下半期(7月〜12月)に読んだ本の、自分的評価ベストランキングです。 ※各書のタイトルをクリックすると、本のレビューのページにリンクします。 表紙画像をクリックすると、Amazonのページにリンクします。 ※同じ作者の著作は1冊だけに絞りました。 書評・レビューランキング
いま、私の手元には、発売前(12/5発売)の「このミス」(「このミステリーがすごい! 2009年版」)があるのです。 ふふふ。この優越感、だれかに話したいのだけど、友達にあんまりミステリ好きがいないので、とりあえずブログにでも書いてみることにします。 ところで、なぜ発売前なのに手元にあるのかというと、私は「このミステリーがすごい! 2009年版」=今年版のランキングに投票&コメントを書いているため、宝島社の方が1冊送ってくれたのでした。ありがとうございます。 書評・レビューランキング
ラブストーリーは、私があんまり好んで読まないジャンルなのですが、島本理生の作品なら、読んでしまいます。 初めて読んだ島本理生作品の「ナラタージュ」のあまりの凄絶さと痛々しさに魅せられてしまったからです。 書評・レビューランキング あなたの呼吸が止まるまで」だとか、「大きな熊が来る前に、おやすみ。」だとか、なんでこんなに島本理生は「暴力」をモチーフにした作品を多く書くのだろう?と今まで不思議に思っていましたが、先日読んだ初エッセイの「CHICAライフ」にて、その謎はとけました。 それは、島本理生が筋金入りのダメ男好きだから。昔の彼氏に殴られそうになって逃げたエピソードも書かれていたし。 この、「波打ち際の蛍」は、主人公の麻由と、カウンセリング専門の相談室で出会った蛍のラブストーリー。 麻由は、かつて同棲していた彼氏の暴力で心に傷を負ってしまい、その傷ゆえに男性に触れることができなくなっていま
「弾言」とは、著者の小飼弾氏が、何かを断言するときに使う単語のこと。著者のブログ「404 Blog Not Found」を読んでいると、よく出てくるのです。 「404 Blog Not Found」がこんなに大人気(2〜3万PV/1日!!)である理由のひとつは、「弾(断)言してるから」なのではないかと思います。 「弾言 成功する人生とバランスシートの使い方」は、そんな著者の弾言集。<目次> 第1章 ヒト part1――自分の価値を「見える化」してレベルアップ 第2章 カネ――相互理解のツールとして戦略的に使いこなす 第3章 ヒト part2――ネットワークにおける自分の価値をアップする 第4章 モノ――「本当は所有できない」ということを理解する ということで、「ヒト」「カネ」「モノ」の3つについての断言が書かれています。 本のカテゴリとしてはビジネス書なのだと思いますが、なんだか哲学書っぽ
150万部突破の大ベストセラー「夢をかなえるゾウ」の水野敬也は、「恋愛体育教師・水野愛也」というもうひとつの顔があるのです。 <水野愛也プロフィール> 義務教育に、恋愛を!」をモットーに、恋愛に悩める老若男女を正しい恋愛へと導く熱血体育教師。 「世の中ではこれほど多くの人が恋愛で悩んでいるのに、恋愛を学校で教えないのはおかしい」と、現代教育の怠慢さに激怒した水野は、自らが恋愛教職者となることを決意。過去に読破した恋愛マニュアル本は200冊以上。 その膨大な知識と自らの実践を通して開発した独自の恋愛理論「LOVE理論」を掲げ、私塾「ラブゼミナール」を開講する。ルックス、身長、運動神経、家柄など、生まれつきの魅力(先天的才能)に真っ向から挑み、努力によって手に入れられる魅力(後天的才能)の開発に精力を注ぐ。 ・・・・恋愛体育教師 水野愛也 愛のラブゼミナールHPより。 書評・レビューランキング
妄想エッセイ暴走中 どう評価して良いのやら 伝説の月姫はどこに 森見好きのための一冊(?) わけの分からない面白さ 森見登美彦初のエッセイ集!!・・・なのだと思います。たぶん。 読み終わっているのに、なぜ「たぶん」なのか? エッセイとしては、あまりにも妄想的記述がが多すぎて、これはもう小説なんじゃないかと思ったからです。 森見登美彦的妄想が、森見登美彦文体で大爆発している1冊です。 書評・レビューランキング 書くことが趣味であったのが、それが仕事になってしまい、唯一最大の趣味が消えうせた森見登美彦氏は、他に職業にできるような好きなことは?と考えた挙句に浮かんだ好きなものは「美女と竹林」だったのです。 「竹林でボンヤリするのが好き」であった故に、竹林経営者になることを志す森見登美彦氏。 「いずれはカリスマ竹林経営者として、TIME誌の表紙を飾る。これはもう、作家業に行き詰った場合の布石なんて
勝間和代さんの本というと、勉強術の本や知的生産技術の本のイメージを持っていたのですが、この「勝間和代の日本を変えよう」は、ちょっと違った方向性の本です。 自己啓発書といえば自己啓発書なのだと思いますけれど、自分の内側に向かった自己啓発というよりも、外側に向かっている感じ。なにせ、「日本を変えよう!」ですから。 今まで読んだ勝間和代さんの本もよかったのですが、私としては、この「勝間和代の日本を変えよう」が一番好きだと思いました。 書評・レビューランキング たとえば、この「勝間和代の日本を変えよう」第2章に収録されている「西原理恵子さんと、最強ワーキングマザー対談」の、人間って、そんなこと考えるヒマがないくらい、忙しくしてたほうがいいと思うんですよ。途上国に行くと、ほんと悲惨な現場に行っても、みんなけっこう笑ってるんです。悲しんでいるヒマがない。憎んでたり悲しんでたりするというのはヒマだってこ
昔の方がよっぽど『平等』だった? 日本は女性差別というものは殆どありません 下のような人達ばかりなら何も問題無いのですが こういう本は全て この本の著者と読者は正気なの? この「ベストパートナーになるために」の原題は、「Men are from Mars, Woman are from Venus」=「男は火星から、女は金星からやってきた」です。(日本語版ではサブタイトルになっています。) なんで男ってああなの??理解できない!と思っても仕方がないじゃないですか。だって、ちがう星の人なのですもの。逆もまた然り・・・という本です。 文庫版が発行されたのは、もう8年も前なのに、まだAmazonの売上ランキング500位以内というロングセラー本。 なのに、上記のAmazonレビューのリンクを見ると、星1つと辛い評価が多くて、でも内容をみると、書いているは全て同じ人???と思ってしまうような(あくま
コンサルタントに人間っぽさを見出す ビジネスパーソンが身につけておくべきスキル 良書。原点に返るヒントがちりばめられた一冊 ソリューションシステム 問題解決本の出版ラッシュで価値が下がった感じ こんな本何冊か読んで学んでいけば「フレームワークのない会話なんて、主婦やサラリーマンのおしゃべりとおなじよね」(←勝間和代さんの本に書いてあった衝撃の名言)と、いつか言える日が来るでしょうか。 「勝間和代のビジネス頭を創る7つのフレームワーク力」や、「1日30分思考エクササイズ」のような「思考の技術」について、全般的にわかりやすく書いた本を読んでいると、個別の技術についてもうすこし掘り下げた本が読みたくなります。 本書「問題解決プロフェッショナル『思考と技術』」は、「1日30分思考エクササイズ」で、提案力のための参考書として紹介されていた本。 人気ブログランキング マーケティングの勉強のための名著と
二宮尊徳の教えの米国版 内容は やってみました。効果ありです! 読むと自分でも小さな習慣を 身につけたくなるような一冊 千里の道も一歩から 一言でまとめると、「成功は小さな一歩の実践によってもたらされる」、という本です。 ですが、この本の主張は「小さなことからでもコツコツとやれば、いつか成功に繋がるのです」という昔ながらの日本的・根性論的考え方ではありません。 「小さなことだけが成功に繋がる」と主張しているのです。 そして、根性論ではなく、 人生を変えるには、まず、脳の仕組みを知らなければならない と、いうことで、脳科学を持ち出しているところが、新しい。 書評・レビューランキング まずは脳の断面図で、脳の各部位の名称と機能について説明しています。 脳は、 (1)大脳基底核=脳の最下部。朝の目覚め、夜眠る、体温の調節、心臓の鼓動をコントロール (2)大脳辺縁系=脳幹の上部。感情、危険の察知、
この本のレビューを書いてる時点でもうバレバレですが、私、O型です。 この「O型自分の説明書」によると、O型は「読んですごくよかった本は人にすすめる」らしいのです。なのでおすすめしちゃいます。 「B型自分の説明書」(売上110万部)に始まり、続けて出版された「A型自分の説明書」(60万部)、「AB型自分の説明書」(55万部)と、どれもベストセラーに。 8月にこの「O型自分の説明書」がされ、ついに全血液型の解説書が揃いました。この「O型自分の説明書」も、Amazon売上ランキング第4位と、絶賛売れ売れ中。 今まで、ベストセラーランキングにB型、A型、AB型の説明書が並んでいるのを見ると、こーゆー本ばっかり売れる日本の出版文化って・・・ブツブツ。なんて思ったりしました。 でも読んだことはなかったのです。なぜなら自分の血液型=O型が無かったから。 このたびめでたくO型が出版され、読んでみたら・
爽快感はあるが、内容は薄いかな 夢を追うことへの不安に対するひとつの答え とてもスッキリしてて、何回も読みたくなる 可笑しい いいね♪お気楽不動心 青春スポーツ小説やコミックといえば、野球・サッカー・バスケットボール・テニス・陸上あたりと相場が決まってる気がしましたが、「武士道シックスティーン」は、青春剣道小説。 剣道って、太陽と縁の無い室内競技だし、オリンピック種目じゃないし、防具が臭いし(?)・・・・いや、日本の誇る伝統競技だけどさ。 主人公は、全中2位の剣道一直線少女の香織と、日舞から剣道に転向した、剣道暦3年の早苗。シックスティーンの女子二人。 書評・レビューランキング 香織は、こんな女子高生どこにいる!?と突っ込みを入れたくなるような、武士道少女であるため、香織パート部分はまるで時代劇というか、ハードボイルドというか・・・・。 顧問に、試合に負けたときにどんな気持ちになるかと問わ
会社の掟 知らない女性はソンしてる―ビジネス・ゲーム ベティ・L. ハラガン(原著), 福沢恵子(翻訳),水野谷悦子(翻訳) ←ランキング参加中♪ 「会社の掟」は、女性が会社の中で、ビジネスというゲームをいかにプレイするべきかについての本です。 「勝間和代のインディペンデントな生き方 実践ガイド」の、巻末おまけ「勝間和代のお勧め本厳選20冊」(少なくともこれだけは読んでおくべきという「超」お勧め本)のうちの1冊となっていました。 残念ながら現在絶版となっているようです。Amazonマーケットプレイスには売っているのですが、7/18現在のお値段はなんと、99万円!! ・・・これってネタですよね?ネタなんですよね?? 私は地道に図書館で予約して、3ヶ月以上待って借りました。 この「会社の掟」は新装版で、出版されたのは1993年。新装版になる前の旧版の出版は1993年。そして、原書がアメリカ
そんなに仕事が忙しくないくせに、ライフハックマニアです。 でも、私がそんなにマニアだなんて、きっと周りは誰も気づいてないに違いません。 自作レフィルの変な手帳を持ち、打ち合わせメモがマインドマップで、机の上の書類は「超」整理法式(この「スピードハック」でも紹介されていました)に並んでるので、「なんかこの人、変だ」とは思われてるかもしれないけれど。 マニアなので、ライフハック本はもう読みすぎ感でてきたのですが、それでもこの「スピードハック」は、今まで読んだことがあるネタがあったとしても、新しい発見もあったし、読んでいて楽しめる本でもありました。 本書「スピードハックス」の「はじめに」の章には、仕事のスピードが速い人とはどんな人なのかが書かれています。 仕事の速い人の行動パターン=①わからないことはすぐ人に尋ねる ②仕事の進め方は確立されている ③邪魔しづらい雰囲気を醸し出している (むしろ仕
フレームワークのない会話なんて、主婦やサラリーマンのおしゃべりとおなじよね。 同じく勝間和代さんの著書「効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法」で、こんな衝撃的な言葉がありました。(マッキンゼーの先輩コンサルタントの言葉) この「勝間和代のビジネス頭を創る7つのフレームワーク力」は、タイトルのとおり「フレームワーク」についての本です。 フレームワークとは、この本によると、 ビジネスを遂行する上で、日常的に役に立つ、他の人より一歩先行くために必要な基礎的なものの考え方 知っていると楽になる、ものの基本的な考え方や発想のしかたのテクニックの集まり のこと。 この本の構成は、以下のようになっています。 はじめに 第1章;「ビジネス思考力」を定義する! 第2章;ビジネス思考の基礎となる7+1の力 第3章;一つめの力 論理思考力 第4章;二つめの力 水平思考力 第5章;三つめ
ビジネス書を何冊(何十冊?)か読んでみると、考える方法として推奨されているのは、大きく分けると (1)フレームワークで考える (2)直感に従う という2種類のパターンがあります。 (1)の方は、そりゃそうだね、論理的だねーと思います。 しかし、(2)の方は今まで思いもよらなかった方法なため、にわかに信じがたかったのですが、何冊も読んでいるうちに、だんだんわかってきたというか、洗脳されてきたというか。 この「人生のすべてを決める鋭い『直感力』」は、もちろんタイトルの通り、(2)の理論についての本です。 人生の決断と選択ができる最善でシンプルな方法とは、直感です。そして、直感とは一つのスキルなので、訓練で伸ばすことができるもの----、と書かれています。 ひとくちに「直感」というと、非論理的すぎてうさんくささも感じてしまいますが、冒頭の章で、直感の出所の一つは「過去の知識の集積」と書かれていま
主人公のところに、届いた「キャラ教授」の絶対成功法講座のお知らせ。 1講座につき1つの原則の説明で、所要時間は毎回1時間。開催場所は毎回多彩。全部で10講からなる講座ですが、参加者はさまざまな方法でふるいにかけられていき、第10講まで残ることができるのはたった1名。 「成功学キャラ教授」のサブタイトルに「4000万円トクする話」と、あるように、全法則をしれば4000万円分の価値がある講座なのですが、本を読んでいる私たちはラッキーなことに(?)本の代金1575円さえ払えば、無条件に第10講まで受けることができるのです! 各講座の内容は、こんなです↓ 第1講:あらゆる他人を無条件で肯定する 第2講:成功を定義する 第3講:プラスとマイナスの波を読む 第4講:プラスをシコウ(思考・志向・試行・嗜好・至高)する 第5講:言われたことを、すぐに、ちゃんとやる 第6講:毎日どこかをプラスアルファする
この「たった3秒のパソコン術」、サブタイトルが 読むだけで別人! さらに「仕事が速い自分」「頭の回転が速い自分」 と、なかなかステキ。 パソコンのショートカットキーの紹介の本です。 作業中の他人のPCの画面をのぞきこむと、びっくりするほど動作が遅い!ということがあります。そして逆にその人が私の作業中の画面を見て、「速すぎて何やってるんだかわからない」と言われたり。 違うのは、一つ一つのキーストロークの速さだと思っていましたけど、実はショートカットキーを使うか使わないかの差なのですね。 ・・・と、言っても私もそんなにショートカットを熟知してるわけではありません。 たとえば基本の「Ctrl+c→コピー」「Ctrl+V→ペースト」はもちろんいつも使います。 が、「Ctrl+z→動作を1つ元に戻す」は使いますけれど、「Ctrl+Y→やり直し(動作を1つ元に戻すを破棄)」は知らなかった!! というよ
「オタクを英語でいうと、ナードかギーク」と、アメリカ在住の友達に聞いていたので、アルファギークというのは「すごいオタク」くらいの意味に思っていました。 ですが、この本に引用されていた、Wikipediaの記述によると、 ギーク (geek) とは、アメリカの俗語で卓越した知識があるということを指す。 特に、ある種の趣味には長けているが、人付き合いが得意でない人に対して用いられる。そもそも良い意味では使われなかったが、インターネットが注目されるようになると共に、コンピュータやインターネット技術に時間を費やし、深い知識を有する者もギークと呼ばれるようになった。現在ではけなす意味合いも薄れてきており、自称としても用いられている。 なお、日本ではしばしば「オタク」と訳されるが、"geek" には サブカルチャーの熱心な愛好家という意味はあまり含まれず、「(コンピュータ系)技術オタク」という意味合い
この「阪急電車」で描かれるのは、阪急今津線、宝塚〜西宮北口間の8駅。 今津線に乗り合わせた人々を主人公として、駅ごとに一話という構成の短編集です。 一話一話が短いので、「これで終わり?」と思いきや、前の話が次以降の話にもつながっていくのでした。 1話目の宝塚から出発して、8話目で西宮北口まで到着しても、それで終わりではありません。「そして折り変えし」ということで、今度は宝塚〜西宮北口の順番でまた8話、行きの道のりの各話の主人公たちが、再び登場するのですが、行きの8話の、半年後の物語となっています。 あれから彼ら・彼女らはどうしたのだろう?と、いう気持ちに答えてくれる、親切設計の本なのです。 阪急今津線は、関東生まれの関東育ちの私としては、まったくなじみのない路線です。 これが「京王井の頭線」だとか、「東急東横線」というタイトルの本なら、どの駅のこともわかるのですが・・・・。 ですが、各話の
私の職場のおじさんが、梅田望夫の「ウェブ進化論」を今年になってから読んで、えらく感銘を受けてしまっていました。そして、「はてなが!」とか「googleが!」とか、「アフィリエイトが!」なんて、いまさら言い出しました。 携帯メールすらうまく使えないおじさんにまで、インパクトを与えてしまう梅田望夫氏の本。 この本で説かれている「ウェブ時代5つの定理」とは、(1)アントレプレナーシップ、(2)チーム力、(3)技術者の眼、(4)グーグリネス、(5)大人の流儀となってます。 この本で焦点があてられているのは「アントレプレナーシップ」や「技術者=理系」。 それに対して、直接的に「ダメ」とは言われていないものの、ネガティブに書かれているのは、「大企業」と「文系」です。 例えば、「チーム力」の章で出てくる、ベンチャー起業では「行動重視」の人たちばかりではないとだめという話。 社内でデリバリーのピザを頼もう
この「ホルモー六景」、「鴨川ホルモー」の、ただの続編ではありませんでした。 六景、ということで6つの短編が収録されています。「鴨川ホルモー」のサイドストーリーあり、前日譚あり、切ないラブストーリーもあり。 「鴨川ホルモー」では、ホルモーという謎の競技を理解するまでに、前半三分の一を要してしまい、なかなか物語世界に入り込めなかったのですが、「ホルモー六景」では、そういう心配もなく、第1景(話)からいきなり全開で入り込めます。 6つの短編の中には、読み始めても、この話、「鴨川ホルモー」とは関係ない?と思うようなものもありますが、途中からきちんとつながっていきます。 そのつなげ方が、見事。あまりにも見事すぎてキャーキャー言いたくなります。 もしかして、最初からこの「ホルモー六景」を書くつもりで、「鴨川ホルモー」にいくつもの伏線を埋め込んでおいたのですか? 第一景「鴨川(小)ホルモー」 これは、正
Nanaブックスさまから献本いただきました。ありがとうございます。 情報は一元化して、すべて100円のA6サイズノートにまとめましょう!というノート術の本です。 今まで読んだ整理術・仕事術の中で、私の人生に一番影響を及ぼした野口悠紀雄の「超整理法シリーズ」と同じく、「分類しない」ことで情報を整理することが説かれています。 A6ノートは小さいので、1冊を使い切るのは2週間〜1ヶ月です。 今持ち歩いてるもの以前のノートに記録した情報の参照については、 情報をすべて時系列で記録して、日付ラベルをつける→テキストファイルで、日付+タグ+内容の索引を作る→家でも会社でも出先から携帯電話でも検索→過去ノートの該当ページを参照 といった方法が書かれているのですが、では、参照すべき過去ノートをいったいどこに置いておけばいいのでしょうか? 会社に置いたら家では見ることができないし、家に置いたら会社で見ること
タイトルを見ても、表紙を見ても、まったく内容が想像が付かないマンガです。 主人公は、西武池袋線の江古田駅の近くに住んでいるから、江古田ちゃん。 昼は派遣社員、夜はクラブでホステス、たまにヌードモデルをしたりもするフリーター。 洗濯がラク、という理由で家の中では全裸。 そんな江古田ちゃんの生活を描いた四コママンガ・・・ というような、作品紹介を読んでも、やっぱり内容がわかりません。 「ものすごく面白いので、読んでみてください」としか言いようがありません。 全裸で暮らしてるし突飛な行動も多い江古田ちゃんなのに、共感するところが多い不思議。 特に、猛禽(走ればころび! !ハリウッド映画で泣き!! 寝顔がかわゆく!! 乳がでかい!! ボケボケしてるようで狙った獲物は決して逃がさないんだよ 私達はそんな女の子のことを「猛禽」と呼ぶ by江古田ちゃん)に対してや、不思議ちゃんなどの同姓に対する江古田ち
「別冊図書館戦争」は、図書館戦争シリーズの完結後の、スピンアウト本。 「図書館戦争」というタイトルにふさわしく、全4巻図書館で借りていたのに、今回の「別冊図書館戦争」は買ってしまいました。 最近覚えた「購入前の図書を図書館で予約する」という技を使ったのにもかかわらず、もう私の前に何十人も予約待ちがいたのです。 Amazonでは品切れになって、マーケットプレイスで定価以上の価格がついていたり(今日見たらちゃんと入荷されていましたが)本屋では「図書館戦争」用の大きな特設コーナーがでてているのに、この「別冊図書館戦争」はもう残りの冊数が少なくなっていたり。 みんな、この本を待ち望んでいたのだなあ・・・。 帯に「ベタ甘全開スピンアウト」と書いてあり、あとがきには ベタ甘は仕様です。駄目な方は本気で回避してください と書かれています。 その注意書きにたがわず、この上なくベタ甘でした。 電車の中で読ん
マインドマップが書きたいの。〜マインドマップ・ノート術 ウィリアム・リード/マインドマップ読書術 松山真之助〜 フォトリーディングの講座で習ったものの、うまく書くのが難しいマインドマップ。 オフィシャルブックの、トニー・ブザン著「ザ・マインドマップ」も読んだのだけど、英語で書かれたものを訳しているせいか、あまりピンと来ませんでした。 なので、マインドマップ本をもうすこし。 「マインドマップ・ノート術」 ウィリアム・リード 「ザ・マインドマップ」に比べると、この「マインドマップ・ノート術」は読みやすい。著者のウィリアム・リードはブザン・ジャパンのディレクター。 日本に35年以上住んでいて、合気道七段、書道は師範の資格を持っているそうな。 翻訳者の名前がないところを見ると、自分で日本語で書いているのでしょうか。 この本では、マインドマップを書く技術は、実は日本人にとても合っている、とされていま
読書術ってなんですか?〜レバレッジリーディング 本田直之/本200%活用ブック/本は10冊同時に読め! 成毛眞〜 誰に何を強制されるでもなく、幼少期から本ばかり読んできました。 私にとって「本を読みたい」という気持ちは、「空気を吸いたい」と同じくらいに自然なことです。 なので、逆に「いかにして、本をたくさん読む習慣をつけるか?」や、「いかにして、本を読むモチベーションを上げるか?」と聞かれると、答えがわかりません。 わからない問題への純粋なる好奇心、ということで、読書術系の本を3冊読んでみました。 「レバレッジリーディング」 本田直之 レバレッジとは、「てこ」のこと。読書によって得た他人の経験や知恵をてこにして、利益を得ることを、この「レバレッジリーディング」では論じています。 読書=投資で、その価格の100倍の利益を得ることができるのです。 なので、この本のサブタイトルは「100倍の利益
ホルモーで鹿男な万城目学のエッセイ集。 「鴨川ホルモー」における、主人公の独特なセリフ回しと、そこはかとない変人っぽさ。それは作者、万城目学の心の中だったのかなあ、と思いました。 この文体が、あいかわらず私のツボ。 「御器齧り戦記」の章では、ゴキブリとの戦いをこんなにも詳しく、生々しく、そしてエンターテイメント的に書く人を初めて見ました。 「ゴキブリ」を指し示す言葉だけでおも、黒い稲妻・G・ミニなあいつ・あれ・奴、などなど、多彩。 脛をはってくる何かを掴んだら、指の間で「きゅ」と鳴いたというくだりにぞわぞわ。 万城目学の妄想の章となっている「ニュー・ソング・パラダイス」の章。 風呂桶につかって、ハナウタを奏でながら天井を眺めていたとき、ふと重大なミッションを授かった と、いうことで、たくさんの映画のキスシーンを集めたラストシーンで有名な、「ニュー・シネマ・パラダイス」になぞらえた妄想話です
←ランキング参加中♪ フォトリーディングを習ったばっかりなのに、マンガ読んじゃったよ、神様。 でも、いいの。心から笑えるマンガに出会えたから。 こーゆうのがセレンディピティ??(言葉の用法が違う気もする) こんなにマンガに笑ったのは「伝染(うつ)るんです」以来くらいかも。 バカンスを過ごすため、下界に来たイエスとブッタ。ふたりが同居しているのは、なぜか日本の立川。そしてふたりとも、おねえ言葉風の日本語をしゃべる。 小銭にこだわる倹約家のブッダ(コインロッカーが100円が帰ってこないやつだと、びっくりするくらい落ち込む)。 mixiもやれば(ユダがマイミク)ブログ(全時間帯全チャンネルのドラマのレビュー。1日1万ヒット!)も書くイエス。 このマンガは、素晴らしい名セリフ・名場面がたくさん!! 声に出して読みたい!何度も! ・「コンビニで女子高生にチラ見されながら『超デニー・デップに似てる』っ
次のページ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『blog.livedoor.jp』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く