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ドラクエ3
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7月18日に早稲田大学で開催されたAndroid Bazaar and Conference (ABC) 2011 Summerに行ってきました。ABC主催の日本アンドロイドの会会長の丸山不二夫先生らによる基調講演に始まり、招待講演、震災に関する特別トラック、企業、学校、個人、日本アンドロイドの会の各支部などによる講演(現時点でアップされている講演レポート)やバザールと呼ばれる展示などが行われ、連休中日にもかかわらず多くの参加者を集めていました。また、Androidデバイスやサービスを開発する組織や草の根の開発者、利用者などまさに老若男女が参加していることもABCの特徴でもあります。 私は、午後から学生トラックの一部とアカデミートラックを聴講しました。私は、日本アンドロイドの会セキュリティ部の幽霊部員なのですが、そこからの発表をはじめ、いくつかのセキュリティ関連の発表があったからです。以下
私は、クラウドコンピューティングそのものに全く新しい技術があるのではなく、それが生まれた背景や、コンピュータに対する認識のシフトに違いがあるのだと、常々思っています。 私が、大学生だった80年代後半は、授業は大型機計算機センターのマシンを使い(ある意味クラウドっぽいですが、センターまで出かけて行ってましたね)、論文書くのは、研究室にあったPC-98でした(裕福な学生は個人で買っているのを見てうやましかったのを覚えています)。当時は、第5世代コンピュータが脚光を浴びていて、LispやPrologでプログラム書いていたのを覚えています。 クラウドが当たり前に使えるようになってきて、たとえば、学生さんのコンピュータに対する感じ方は変わってきていると思うのですよね。高価でなかなか使えなかった計算機は使いたい放題だし、一台ではなく複数の計算機を使った処理が当たり前になってきました。昔は、プログラミン
先月、電子通信情報学会が主催する「暗号と情報セキュリティシンポジウム」 (SCIS 2010)で講演させていただく機会があったのですが、講演資料の一部として、セキュリティに関する最近の著名な国際会議で、クラウドコンピューティングに関してどのような論文が投稿されているかを調べてみました。 対象とした国際会議は2009年後半に開催された以下の3つです。 IEEE 2009 International Conference on Cloud Computing (Cloud II 2009) September 21-25, 2009, Bangalore, India 16th ACM Conference on Computer and Communications Security (CCS 2009) 13 November 2009, Chicago, IL, USA The ACM
川崎市の高校に通う高校生の娘が、来週から九州方面に修学旅行に行くはずだったのですが、金曜になって、中止(延期かもしれませんが)になったと落ち込んで帰ってきました。このご時世、予想はしていたのですが、同じ市内の学校で感染者が見つかったことが引き金になったようです。娘の親としては、いろいろ思うところもあるのですが、学校としても、熟慮されての決断だったと思います。 仲間内でこのことを話しているうちに、これは、まさにリーダーシップの問題だということに気がつきました。 「もしも、自分が校長先生だったらどのような決断をしますか?」 できるだけ実情に近い形で、前提条件を決めてみます。 あなたは、来週修学旅行を控える学校の校長先生です。 自分の生徒にはまだ感染者は出ていません。 直前になって、同じ市内の高校から感染者が出ました。ただ、海外渡航による感染であることはわかっています。 厚生労働省からは、5月2
先日、クラウド・コンピューティングにおけるセキュリティの問題を議論する非営利団体Cloud Security Allianceの設立についてご紹介しましたが、4月22日に"Security Guidance for Critical Areas of Focus in Cloud Computing"という文書が公開されています。 先日もご紹介した15個のドメインは基本的にはそのままで(いくつか名前が変わっているものはありますが)、1つ1つに対して、problem statement, issues, guidelineがまとめられています。 Cloud Architecuture (1) ラウドコンピューティングのアーキテクチャフレームワーク Governing in the Cloud (2) ガバナンスとエンタープライスリスク管理 (3) リーガル (4) 電子開示 (Electro
クラウドは大企業に役立つのか? - Clearing the air on cloud computingの反響 著名なコンサルティング会社であるマッキンゼー (McKinsey & Company)が、"Clearing the air on cloud computing"というレポートを公開しています。すでにオルタナでも、中さんが内容について紹介されています。要点だけをまとめると、Cloud Computingは中小企業にとっては恩恵が大きいが、大規模なデータセンターを保有しているような大企業にとっては、クラウドはコストメリットに欠けるというものです(1ヶ月当たりの1 CPU使用がEC2では366ドルに対し、企業の大規模データセンターでの同等のコストは150ドルに過ぎないとの試算)。 現在少々過熱気味のクラウドコンピューティングに対し、客観的な数字を元にしながら、何がユーザにとって有
クラウドコンピューティングの相互運用性について調べていたところ、カナダEnomaly社のReuven Cohen が代表を務めるCloud Computing Interoperablity Forum (CCIF) という団体を見つけました。CCIFもこの前ご紹介したOpen Cloud Manifestと同様、オープンでベンダー中立な技術・サービスを議論する場となっています。現時点では、CCIFはOpen Cloud Manifestには加わっていないようです。 CCIFのDiscussion Forumを覗いてみたところ、Interoperability & Standards 作業部会 (Working Group)では、クラウドコンピューティングにおけるタクソノミ(用語の定義)を作ろうとしているようです。以下のようなカテゴリがあがっています。 Basic definition o
最近、クラウドコンピューティングに関する業界の動きが活発ですが、クラウドコンピューティングにおけるセキュリティやコンプライアンスの問題を議論する非営利団体Cloud Security Alliance (CSA)がまもなく発足するそうです。 CSAのHPに掲げられたミッションステートメントによれば、CSAは、クラウドコンピューティングにおけるセキュリティ保障(Security Assurance)を提供するためのベストプラクティスの普及を促進し、また、クラウドコンピューティングを使うことで、他のコンピューティング形態をセキュアにすることを支援するための教育を提供する、とあります (私訳です)。CSAの活動がクラウド以外にも広がっていくというのは興味深いですね。 また、CSAがアドレスする問題領域として、次の3点が挙げられています。 Electric Discovery Portabilit
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最近、よく目にするこのキーワード、実体は何なんだろうと調べています。もちろん、インターネットが雲の形で書かれることが多いのが由来だとか、データやサービス(アプリケーション)が「あちら側」から供給される、という説明はわかるのですが、なんだかピンときませんよね。そこで、クラウドコンピューティングを技術的に語るためのキーワードをいくつか紹介してみます。 その前にまず、言葉の定義ですが、Wikipediaでは、「Utility Computingやコンピュータ資源共有技術を含むGrid Computingのサブセットを示す「ラベル」だ」と定義されています。ちなみに、先月までは、「パラダイム」だと定義されていました。なんだか、初期のWeb 2.0とよく似た怪しさを感じますね :-) Grid ComputingやUtility Computingと何が違うのかと言われると、あまり明確な答えを出せそう
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