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衆院選
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276回 「沖縄方言禁止記者会見」に賛否両論 編集氏から「二階堂ふみに沖縄弁でずっと話しかけて釣られるかどうかのゲームみたいなのが炎上して賛否両論あるのですが」みたいなメールがきて、この人はこんなセンシティブな話を俺にさせて、俺をどうしようと思ってるのだろうとなった。 編集氏が言っていたのは、バラエティ番組『櫻井・有吉THE夜会』(TBS系)の2024年1月18日放送された企画。沖縄県出身の女優・二階堂ふみ氏に「方言禁止記者会見」という設定で、記者役の人間が沖縄の方言で地元の話などを話かけ、つられて沖縄方言を3回使ったらアウトという企画だ。この企画に対して、かって沖縄の教育現場で行われていた「方言札」という制度をほうふつさせるものであり、歴史認識に乏しく非常に無神経なものであり、差別的であるという批判が寄せられた。 そういった意見に対して、この企画は過去に長崎県出身の女優・仲里依紗氏でも行
275回 『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』はもったいない X(旧Twitter)のTLに流れてくる評判の良さに釣られて映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』を観てきたのだが、感想としては「もったいない」という言葉が浮かんできた。 もったいない。本当にもったいない。ゲゲ郎(鬼太郎の父。目玉おやじになる以前の姿)と水木のコンビの活躍が、これ以上見られないなんて…。 2人のバディ感が凄く良かったのだが、時系列の都合上、2人の活躍をこの物語以外に描くことは不可能! あのコンビの活躍がこれしかないなんて、本当にもったいない。 若干のネタバレを交えながら、なんとなく話していこうと思うのだが、ネタバレが気になる人は気をつけてください。 今作での水木は『墓場鬼太郎』(原作・アニメ)に出てくる水木とも原作者・水木しげるとも違う独自のキャラクター。職業やラストで暗示されている大まかな今後の物語の流れは墓場・水木を踏襲してい
昨年6月LGBT理解増進法が成立。LGBT当事者が生きやすい社会となるべく進んでいるように思える。しかし、LGBT当事者で元参議院議員の松浦大悟氏によれば、いま当事者にとって身をすくめるような世の中が生まれてしまっているという。 PROFILE: 松浦大悟(まつうら・だいご) 1969年生まれ。神戸学院大学卒業後、秋田放送にアナウンサーとして入社。秋田放送を退社後、2007年の参院選で初当選。一期務める。自殺問題、いじめ問題、性的マイノリティの人権問題、少年法改正、児童買春児童ポルノ禁止法、アニメ悪影響論への批判、表現の自由問題などに取り組んだ。ゲイであることをカミングアウトしている。著書に『LGBTの不都合な真実 活動家の言葉を100%妄信するマスコミ報道は公共的か』(秀和システム)。
274回 百田夏菜子さん、ご結婚おめでとうございます 年末年始と災害、事故、事件などの気がめいるようなニュースが多くて精神的にまいり気味だったのだが、そんな中、久々に心から喜ばしいと感じられるニュースが突然飛び込んできた。 それはもちろん細川たかしさんの再婚の報告…ではなく、ももいろクローバーZの百田夏菜子さんと KinKi Kidsの堂本剛さんとの結婚報告だ。 いや、細川さんの再婚がめでたくないわけではないのだが、自分は人生の一時期ももいろクローバーにのめり込んでいた時期があるわけで、百田さんの結婚の話のほうをしたくなってしまうのは仕方ないので、そこは許してほしい。 2010年から2011年の一時期、行ける限りのももクロの現場に通っていたことがある。そのころのももクロの活動はインストアでのライブが中心で週末に東京周辺のショッピングモールやデパートに通うような日々が続いていた。行けない日は
273回 ほんとに災害時のデマは勘弁してほしい 元旦におきた令和6年能登半島地震。今年の年明けがこのような事態になるなんて誰もが想像すらしてなかっただろう。被災者のことを考えると、何を言っていいのか本当にわからなくなる。被災地域には親戚も知人もいる土地もあるし、心配で情報を求めてテレビをつけっぱなしにしていたのだが、気づくと体がガチガチに固まり、息が苦しくなるような重圧感をおぼえていた。聞いているだけでツラい。 こんな時にすらSNSで悪質なデマを飛ばしている人たちがいて、ただでさえ陰鬱な気分に追い討ちをかけられるかのようだ。こんな時くらい黙っとけよと思うが、こんな時ほどチャンスだと思っている人もいるのだろう。 デマといっても不安からくる自然発生的なデマもあれば、なんらかの意図があって流されるデマもある。 この数日、X(旧Twitter)上でよく見かけたのは「県外ナンバーのハイエース」の話で
——過去のnoteを掘るとそういう文化が好きな片鱗は感じるんですよ。町山智浩さんのツイートをスクショでイジッてたり(笑)。 ぐんぴぃ そうですそうです(笑)。そんなところまで見てもらってますか、下調べの吉田豪! 自分がされたらどうなるんだろうと思ってたんですけど、やっぱすごいなあ。 ——話を戻します! ぐんぴぃさんは、いまお笑いの世界でもこれまでに前例のない、稀な成功の仕方をしつつあるじゃないですか。 ぐんぴぃ たしかに変な出方かもしれない。 ——その複雑な感情が興味深いんですよね。ABEMA NEWSの街頭インタビューで「バキバキ童貞です」と答えたのがバズッていまこうなってるわけですけど、不思議とこの状況に満足してる感じが伝わらないというか。 ぐんぴぃ もちろん満足してないですよ。いわゆるお笑い芸人になりたくて、ネタをやっておもしろくて賞レースを獲って売れていくことにあこがれてきたんで。
世間を揺るがす松本人志の性的スキャンダルを受けて同時に噴出したのが、松本の人格を問う声だ。その松本の人格を紐解くにあたって参照すべきが『遺書』、続編の『松本』である。表現の酷さもさることながら、矛盾も非常に多い。当時はほとんどの人が読んだ、そんなベストセラーの中身を振り返ってみよう。 女性差別は当たり前 今や、芸能界随一のご意見番となったダウンタウン・松本人志。その影響力はすさまじく、彼の言葉ならすべてを是とする空気もあるほど。 しかし、〝あの〟松本人志の言うことをそこまで信用していいものだろうか? 他人を蔑み、嘲笑い、差別表現すら「笑い」の名のもとにやり倒してきた、あの松本人志だ。芸能ネタだけならともかく、政治や経済、国際問題にまでいっぱしの良識派気取った台詞を吐いているのを見ると、片腹がモヤモヤと痛む。 言葉の信頼性は、発する者の行動によって担保される。当然、過去の言動との一貫性も保た
年末といえば、テレビ! お笑い! 芸能界!! というわけで、実話BUNKAオンラインでは漫画を無料公開。(※本作はフィクションです。作中に登場する団体・人物は、実在の団体・人物とは関係ありません。)
271回 アイドルオタクが通りすがりに見たトー横と大久保公園 2023年12月18日、新宿歌舞伎町のシネシティ広場に大量の資材が都によって持ち込まれ、「トー横」が封鎖されたと話題になっている。 「トー横」とは「TOHOシネマズ横」の略で、新宿歌舞伎町にある屋上にあるゴジラの頭部のオブジェ(?)で知られる映画館・TOHOシネマズのあるビルの周りの地域を指す言葉だ。 家庭や学校に居場所がないと感じる未成年がこのエリアにたむろ(家出してきて「住み」ついているものもいれば、家から通っているものもいる)するようになり、トー横キッズ(本人たちはこの呼称を嫌い、トー横界隈と称する)と呼ばれ、飲酒・喫煙から市販医薬品の過剰摂取による酩酊、違法薬物の使用、売春、暴力事件などの問題がそこにあり、一種の社会問題になっている。 歌舞伎町タワーが出来てから、一斉補導を行ったり、都の対応が厳しくなった感はあるが、広場
第5回 山川純一 一般社会でゲイがオープンであろうとすると、道化、つまり笑いものの役割を担わざるをえないことが多い。芸能界でこれまでオープンリーゲイだった人たちを考えても、道化であったパターンが大半ではなかろうか。 同性愛者は当たり前に存在するが、当たり前の存在ではない。多くの同性愛者はそれを隠して生きているからだ。未だ世間との壁が確実に存在する中、オープンな同性愛者は「笑い」あるいは「シリアス」をその壁の緩衝材として使ってしまう傾向がある。道化と深刻の狭間で、ゲイが「ただの陰茎好きな男でーす」と素直に存在することは、まだまだ難しいのだ。 一般社会でゲイが取り上げられるときも、多くは「笑い」か「シリアス」がセットになっていた。 例えば『とんねるずのみなさんのおかげです』のキャラクター、保毛尾田保毛男。しかし30年の時を経て特番で彼が復活した際、当の同性愛者から抗議運動が起きて、事実上彼の存
あのラーメン評論家がついにーー販売中の月刊誌『実話BUNKAタブー』に掲載されている吉田豪インタビューに、あの、はんつ遠藤が登場する。 おじさん構文の名手が降臨 12月15日発売の雑誌『実話BUNKAタブー』2月号に、はんつ遠藤インタビューが掲載される。 知らない人はいないと思うが、興味のない人はたくさんいることだろう。しかしそれはもったいないことだ。あのラーメン評論家がついに裁判を終え、数々の貴重な証言をする時が来たのだから。 はんつ遠藤は、元バイトAKBの女性店主•梅澤愛優香と裁判で争っていたことで知られる。以下は記事中の説明文。 これを読む前に知っておいたほうがいいこと。21年9月、元バイトAKBで『麺匠八雲』『沙羅善』などを経営する梅澤愛優香さんが、あるラーメンオタクから「裏に反社がいる」との情報を流されたとして提訴。さらにはHという人物も含めて、ラーメン評論家という人種はマウンテ
270回 謎のアンミカ・バッシング ここ最近、タレントのアンミカ氏が密入国者であるというバカバカしい噂が、X(旧Twitter)を中心に出回っていた。 2017年から存在しているこのデマに対しては、騒動が始まる以前の11月21日にアンミカさん本人からThreads内で否定されているし、既に多くの人が密入国はあり得ないだろうと考察しているため詳しくは触れない。しかしアンミカ氏が日本に移住してきた年代に、韓国から日本にわざわざ密入国という手段で移動してくる理由なんて常識的に考えれば存在しないだろう。 この騒動の発端の流れを少し整理してみよう。 日清食品グループが製造・販売する『どん兵衛』シリーズのなかの『最強どん兵衛』。そのWebCMにアンミカ氏が起用されたことで、氏をバッシングして『どん兵衛』の不買運動をよびかける活動(実際の不買がどれだけ行われているかはわからない)がはじまった。そこで流布
テレビなどのメディアにひっぱりだこで、ラッパーの枠に収まらない活躍を見せる呂布カルマ。一方でSNS上での歯に衣着せぬ発言が、主にフェミニストを自認する人々から批判されることも多い。そんな呂布カルマはフェミニストやフェミニズムについてどう考えているのか。ライターの姫乃たまが迫った。 これまでに数々のラップバトルを勝ち抜き、アンダーグラウンドな雰囲気を纏ったままテレビに登場しては、お茶の間の視線を釘付けにしている呂布カルマさん。 プロフィール欄に「Twitterなんかパフォーマンスだから真に受けんな。」と書かれた彼のX(旧ツイッター)は、しかし度々炎上しています。投稿に対して反論してくる人たちを「哀れな人たち」と一蹴する呂布さんに、フェミニストへの思いや、Xでの発言について伺いました。 PROFILE 呂布カルマ(りょふかるま) 1983年生まれ。愛知県名古屋市を拠点に活動するラッパー。ヒップ
「論破王」ひろゆきさんが米山隆一さんとの議論でわかりやすく論破されてしまったことで、ひろゆきさん信者やアンチの間で波紋を呼んでいます。そしてこの議論ではひろゆきさんが米山さんに「これ意味わかります?」と揶揄する場面がありましたが、ひろゆきさんこそ日本語がわからないのでは? と疑ってしまう場面がありました。 ひろゆきさんがスーパーエリート米山さんに論破されるのは当たり前 「論破王」の名をほしいままにしているひろゆきさんが論破されたとして波紋を呼んでいます。 ひろゆきさんは、11月25日に配信された動画で、衆議院議員の米山隆一さんと論戦。その中で、特に健康保険に関する知識不足を指摘され、SNS上で笑い者になってしまっているのです。 いくら「論破王」ともてはやされているとはいえ、ひろゆきさんも人間。特別高学歴なわけでもありませんし、東大卒&医者&弁護士&衆議院議員という明らかにスーパーエリートの
269回 『あの子もトランスジェンダーになった』発売中止騒動を考える 2024年1月24日にKADOKAWAから発売される予定だった『あの子もトランスジェンダーになった SNSで伝染する性転換ブームの悲劇』(著・アビゲイル・シュライアー/監修・岩波明/訳・村山美雪、高橋知子、寺尾まち子)が発売中止になった。 未成年の性別違和問題に触れた本だが、海外では資料の取り扱いや聞き取り相手の選択に関する手法に問題があると指摘されたり(同書が大きく参考にしているリサ・リットマン氏の研究自体がサンプルの選択に関する問題を指摘されているのだが)、トランスヘイト本であるという否定的な評価もある本である。 発売告知後、日本語タイトルやキャッチコピーがトランスジェンダーに対する偏見や差別を煽るものであると問題視され、海外での否定的評価を踏まえた上で同書がトランス差別のヘイト本にあたるとしてX(旧Twitter)
268回 北野武監督作『首』は面白い 『首』はすごく変な映画だった。これを受け入れられない人がいるのはわかる。この作品がいわゆる「映画」になっていないからだ。だから、本格的な時代劇・歴史劇や北野武映画を求めていた人の評価が低くなる場合があるのは理解できるというものだ。 ただ、個人的には面白かったし、興味深い作品だった。 ビートたけしは秀吉に全く見えない。秀吉の衣装を着て秀吉コントをやっているビートたけしにしか見えない。言動もビートたけしがコントでやっているようなことばかりである。観るまでは、当時の秀吉を演ずるには老人すぎるとか、他のキャストの年齢との兼ね合いとか、猿にもハゲネズミにも見えないなど不安だらけだったのだが、秀吉の衣装を着て秀吉コントを演ずるビートたけし以外の何者でもなかったことにより、メタ構造を獲得(自分の脳内での認識にすぎないが)することになり、不安になっていた部分は全く気に
267回 あの頃の創価学会 1972年生まれの自分が初めて池田大作という人の存在を強く意識したのは小学校高学年から中学生くらいのころ、街中に貼ってあった池田氏と創価学会を糾弾する内容が書かれた貼り紙によってだった。当時自分が歩いていた街中の光景が朧気になっていく中で、これと横田めぐみさんの消息を求める貼り紙はなぜか鮮明に覚えている。 明確にその名前を意識したからといって、なんでそんなに糾弾されているのかはいまいちわからなかった。一方で池田氏が創価学会の人からおそろしく崇められているのはなんとなく知っていたが、信者でない自分にとっては、なんでそんなに崇拝されているのか、なにをしている人だかよくわからない存在だった(この原稿は、小学生から大学生くらいまでの自分の、池田氏や学会に関する記憶に触れている部分があるのだが、そこで「よくわからなかった」と書いてあるからといって、今現在わからないとか知ら
266回 私人逮捕 「私人逮捕」。これが担当編集氏からもらった今回のテーマなわけだが、私人逮捕それ自体について何か言うことがあるかというと特になにもない。 目の前でひったくりや痴漢が起き、被害者に「その人つかまえてー!」とか言われたら協力するかもしれないし、わけのわからない恨み言を叫びながら襲ってくる人間から身を守ろうとしていたら結果的に取り押さえることになり私人逮捕に繋がることもあるかもしれない。 しかし、なりゆきでそういう事態になるなら仕方がないが、基本的には避けたほうがいいと思う。 なぜなら危険だから。 逃げるのに必死になってる人間は何をするかわからない。凶器を持ってるかもしれない。だから、警察なり、場所が駅だったら駅員なりに通報して「あの人でーす」みたいに声を出すくらいにしておきたい。 PR あと、やりすぎて自分が犯罪者になる可能性もある。その気がなくても相手に怪我をさせたり、最悪
145回 あのちゃんについてあのちゃんがゆるめるモ!を脱退するという報告を見た時、今後はアイドルと呼ばれるような領域での活動をすることはないのかな、という感想を抱いた。あのちゃんのような世界と折り合いがつけにくい潔癖な人が、アイドルという虚構の世界を守るためのある種の本音と建前が横行する場で5年以上活動をしてきたことは凄いことだ。もっと早くに辞めていてもなんら不思議ではない。 あのちゃんという人はアイドルの領域を押し広げた人、アイドルの概念に革新を起こした人だ。それは、ある意味、ももクロ以降の流れの中でも、BiSやBABYMETAL、でんぱ組.incよりも大きなものかもしれない。 他のグループが、その音楽性やキャラクターで、受け手の意識に対してアイドルという概念の領域を新しいものに広げたとするならば、あのちゃんが一番影響を与えたのは、アイドルになろうとする女の子たちの意識だ。もちろん、あの
265回 『ゴジラ-1.0』を観た怪獣映画として最高だったと思う。そう、『ゴジラ-1.0』の話だ。 怪獣映画としてというか、ゴジラ映画として最高だった。圧倒的な迫力の怖いゴジラが人間を殺しにくるのだから、ゴジラの主演映画としてなんの不満があるだろう。 人間ドラマ部分に対して、一般的に評価があまりかんばしくないのは確かだ。唐突に始まるメロドラマパートが長い。台詞で説明しすぎ。反戦のメッセージは明確にあるのだが、戦争を起こしたものに対する怒りとかは特に描かれていない。ゴジラに原爆のイメージが投影されているのは確かだが、いまいち鮮明ではない。政府に対する不信は描かれているが、それに対する怒りはさらっと描かれているだけで、あまり感じられない。一部の役者の演技。
元草津町議の新井祥子氏が突如黒岩信忠草津町長から性加害を受けたと告発した騒動から3年以上が経ち、新井氏が告発を虚偽だと法廷で認めて話題になっている。騒動時、数多のフェミニストたちがなんの確証もないまま新井氏への連帯を表明し、草津町を「セカンドレイプの町」などと断罪していたのは記憶に新しい。中傷を繰り広げたフェミニストたちには真摯な反省が求められる。一方日本を代表するフェミニズム雑誌である実話BUNKAタブーは、フェミニズム雑誌でありながら、新井氏の告発が虚偽であるとする主張を早くから展開していた。2020年1月4日に発売された実話BUNKA超タブーで報じた事件の真相を実話BUNKAオンラインに転載! 〈私に顔を近づけてきて、耳元で「〇〇くんとは、やったの?」と聞いてきました。一瞬、言われたことの意味が分かりませんでした。町長は「(肉体)関係をもったの?」と言い、驚いて、私が首を振って否定す
264回 伊藤博文はテロリストか 薩摩・長州・土佐の出身者を中心に、明治の元勲と言われるような人の中には幕末に志士として活動していた際に徳川幕府政権に揺さぶりをかけたり外国人を排除するためのテロ行為に関与していた人間がいるというのは歴史上の事実である。 伊藤博文もその例にもれず、尊皇攘夷派の志士として英国公使館焼き討ちや国学者・塙次郎の暗殺、長州藩直目付・長井雅楽の暗殺計画に関与していた。その後、イギリス留学を経て開国派に方針転換。長州藩内の高杉晋作を中心にした軍事クーデターに参加、明治維新後は長州閥の有力者として出世し、初代内閣総理大臣にもなったし、公爵という爵位も得た。 様々な対象に対する差別的な発言で知られる自民党所属の衆議院議員・杉田水脈氏がX(旧Twitter)上で伊藤博文の墓前祭に参加したことを報告するポストで「伊藤博文公」と表記したことに対し、右派・歴史修正主義に対する批判的
263回 ASKAのBUCK-TICK櫻井敦司死去に関する発言について考える 突然の訃報に気持ちが整理できないまま友人と話していた。いや、他の用事があって連絡をとったのだが、自然とその話になってしまった。自分でも意外なくらいショックを感じてた。そうかといって、自分くらいの想いしかない人間はSNSで追悼の弁を述べるのは違うだろうと思っていた。故人を心底愛していたような人たちのことを考えれば、そういう振る舞いは失礼なような気がするのだ。それは私個人の問題で他の人は好きにすればいい。 X(旧Twitter)では、故人の死を自分の主張に利用しようとする人たちがいつものようにわいてるらしい。それについての怒りの言葉を見かけた。新型コロナが蔓延してから、よく見る光景だが、本当に嫌な気持ちになる。こういうのは好きにすればいいとは言えない話だ。 他人の死を陰謀論に利用するのは不快だと知人がポストしていた話
262回 「暇アノン懺悔録」について 小川たまか氏によるインタビュー 『【暇アノン懺悔録】「暇アノンの姫」だった40代男性』(全4回) を興味深く読んだ。 Twitter(現X、以下同)上のフェミニスト、フェミニズム的な言説に対する反感に端を発した、暇空茜を名乗る男性によって起こされた一般社団法人Colaboや代表の仁藤夢乃氏に対する攻撃的な言及や真偽不明の様々な疑惑の追及。公金を巡る不正受給疑惑を打ち上げて住民監査請求をするような彼のやり方が有名人や政治家を含む多くのアンチフェミニズム傾向の人間をひきつけ、一時は大きなムーブメントとなったが、現在はその勢いは失速気味であるようにみえる。 今のところ、彼が主張した様々な疑惑の中に、真実と証明されたものはない。 また彼の主張が過激化し、ナニカグループなる存在を主張する陰謀論めいたものに発展していく過程でライトな支持者が逃げ出し、支持者の先鋭化
人権派格闘技漫画の最高峰『テコンダー朴』を世に送り出した義士・白正男先生が、日本人に正しい歴史認識と人権思想を啓蒙すべく、筆を執っている本連載。映画『バービー』はフェミニズム版テコンダー朴ではないか、と盛り上がるネットの上の声を受けて、白先生に『バービー』を鑑賞していただいた。白先生は『テコンダー朴』と『バービー』に共通点を見出すのか? 第10回:映画『バービー』は「フェミ版テコンダー朴」なのか 映画『バービー』の全世界興行収入がワーナー・ブラザース配給作品の史上最高記録を更新したとのこと。 『バービー』日本公式X(旧Twitter)アカウントは「全米興行収入5・75億ドル突破!!」「全世界興行収入13・4億ドル突破!!」などと大はしゃぎしていたが、一方で日本については「日本でも前週比越えの劇場続出」とトーンダウン。興行通信社が発表した国内映画ランキングによると、日本では公開から3日間(8
LGBTが社会において当たり前のこととして徐々に認められつつある今、同時に過去のLGBTにまつわる歴史が改竄されるという事態が進行している。元参議院議員の松浦大悟氏が、最近のいくつかの事例からLGBTにまつわる歴史改竄を解説する。 AAA與真司郎氏のカミングアウト劇場 読者の皆さんは、歴史改竄というと極右によるでっち上げを想像するかもしれない。だが近年、リベラル勢力による歴史の書き換えが目立つようになっている。そしてそれは、わが国のLGBT史においても着々と進行しているのだ。ゲイである筆者から見たいくつかの事例を報告したい。 先日、若者に人気の男女混合パフォーマンスグループAAA(トリプル・エー)の與真司郎氏がゲイだとカミングアウトし、大きな反響が巻き起こった。ニューヨーク・タイムズがインタビュー記事を掲載するなど、「保守的な社会である日本で勇気ある行為」と海外でも絶賛された。だが、あるフ
第4回 東山紀之 桜庭ななみが結婚してしまった。 LGBTQに全く関係なく、しかも芸能ニュースとしてこれ以上はないほどに地味な話題で申し訳ない、というのも桜庭ななみに思い切り失礼な話だが。 ただ、彼女が所属する事務所スウィートパワーは、なぜかは知らないが、女版ジャニーズと言われたことがある。なぜかは知らないのだが。 以前、そのスウィートパワーは、桜庭ななみをメインとしたbump.yというアイドルグループを売り出していたことがある。 bump.yは、これ以上はないくらいにボンヤリしたアイドルグループだった。3人ほどが桜庭ななみにボンヤリと似ていて、そのため肝心の桜庭ななみですらボンヤリしてしまうという絶妙な組み合わせの悪さだったのである。事務所の女性社長が単純に自分の好みを集めたからって、アイドルグループがうまくいくとは限らないのだ。 その点、ジャニー喜多川は、おなじ同性愛者でも(言っちゃっ
261回 埼玉のトンデモ条例で話題となった埼玉県議・田村琢実とは? 10日、埼玉県の虐待禁止条例の改正案が自民党埼玉県議団によって撤回された。 多くの人によって非難されているように、小学校三年生以下の子供だけで登下校、留守番(兄弟の中に高校生がいても)、公園で遊ぶなどさせることが虐待と見なされてしまう、子育ての現実と遊離した非現実的でひどいものだ。大人が自宅に常時いることが基本的にできるような家庭でも虐待とされている全ての行為に当てはまらずにいるのは難しいだろうし、ましてや共稼ぎ家庭やシングルマザー・シングルファーザー家庭に対して考慮されているとは、とうてい思えない。あの条例を守れる人がいるとするならば、極々一部の極端に裕福な人だけだ。 罰則がないといっても「虐待者」であると認定される心理的負担も大きいだろう。 行政が学童保育の施設の数を増やしたり、ベビーシッターの普及をはかった上で、誰も
260回 NGリスト 性加害問題に揺れるジャニーズ事務所の記者会見で記者の「指名」に関するNGリストが存在していたことが発覚した件だが、色々と驚かされた。いやー、あんな見つかったら騒動になるようなものを会場で無防備に持ち歩いている危機感のなさがわからない。やる気がなかったのだろうか? 今、この原稿を書いている時点で自分がおそらく事実であろうと前提にしていること・できることは、とりあえず、リストが実在すること、ジャニーズ事務所から会見の運営の依頼を受けたFTIコンサルティングがリストを作成したこと。この2つだ。 リスト作成の経緯について、ジャニーズ事務所やFTIコンサルティングが言っていることは全て真実なのかどうか、現時点ではわからない。『FRIDAY』に持ち込まれたリストの現物が本物かどうかも、FTIコンサルティングの社員を名乗る人物が本物かどうかも、現時点でははっきりわからない。 疑おう
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