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書評 以下の本を読みましたが、非常に面白いです。自殺を含め、公衆衛生の問題に関心のある人には是非読んでもらいたいです。衆議院も解散されましたし、選挙モードの時に政策の話を読むのはなかなか良いです。まぁ政策について考えても、投票オプションはそれほどないわけですが… 経済政策で人は死ぬか?: 公衆衛生学から見た不況対策作者: デヴィッドスタックラー,サンジェイバス,橘明美,臼井美子出版社/メーカー: 草思社発売日: 2014/10/15メディア: 単行本この商品を含むブログ (4件) を見る 筆者らの主張 概要はタイトルの通りで、各国の過去の経済政策と公衆衛生(どの程度の人が何が原因で死ぬか)との関係に関するデータを紹介しています。公衆衛生や経済政策の研究の難しさ(実験が難しいので、因果関係が同定しきれない)を踏まえながら、それでも結論に向けて前進していく筆致が好印象です。また、経済政策につい
書評 シロクマ先生(http://d.hatena.ne.jp/p_shirokuma/)の新刊を読みましたので、感想を。 融解するオタク・サブカル・ヤンキー ファスト風土適応論作者: 熊代亨出版社/メーカー: 花伝社発売日: 2014/10/02メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (7件) を見る 本の概要 この本は「ロスジェネ心理学」の続きのような話と考えれば良いでしょうか。対象は、ロスジェネ世代(1970〜82年生前後)のちょっとこじらせてしまったオタク・サブカル(・ヤンキー)の方々かと思います。実際、シロクマ先生のブログを読んでいるメイン読者もそのあたりかなと思いますし。 話の粗筋は以下のとおりです。その昔(?)、オタク、サブカル、ヤンキーという言葉から我々が典型的なものとしてイメージするような人々がいた。そのような人々は、尖った生き方をしていた(1995年頃ま
ネット上の心理士の良心(褒めすぎ?)ことロテ職人さんから、夜回り2.0に対するツッコミをいただきました。なかなかタイムリーに応答することができず、申し訳ないです(だからアクセス数が伸びない…)。ちょっと考えたことをメモがてら書いておきたいと思います。 問題点まとめ■つっこみ内容 収益化できない事業に臨床心理士が参加することで「やりがい搾取」の犠牲になる危険性について @OVA0714 | ロテ職人の臨床心理学的Blog ■元記事相談員募集【応募期限8月10日まで】 | OVA 記事を読んでもらった方が早いですが、問題点の具体的な指摘は以下の通りです。 最大の問題になるのはやはり「謝金」です。(中略)「相談件数などに応じてお支払いさせていただく」としながらも「ひとり最大月額5万円程度」というのは…実質的に時給はどの程度になるのでしょうかね?(中略)しかし収益化が出来ないとなると「賃金抑制
書評 進化心理学の本を読むのは本当に久しぶりだったのだが、以下の本を読んだ。そして、たぶん人生で初めて読んだ進化心理学の本がその下のもの。野蛮な進化心理学―殺人とセックスが解き明かす人間行動の謎作者: ダグラス・ケンリック,山形浩生,森本正史出版社/メーカー: 白揚社発売日: 2014/07/18メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る進化と人間行動作者: 長谷川寿一,長谷川真理子出版社/メーカー: 東京大学出版会発売日: 2000/04メディア: 単行本購入: 10人 クリック: 44回この商品を含むブログ (56件) を見る 進化心理学とは 著者のダグラス・ケンリックはアリゾナ州立大学の教授で、あのロバート・チャルディーニのお弟子さんらしい。実証性に基づきながら、一般の人(心理学のジャーナルを読まない人)にも分かりやすく専門的思想を伝えるための本の書き方というのは、こう
久々にネット×自殺の論文です。プロスワンなのでオープンアクセスになっています。以下のリンクから原文をお読みいただくことができます。 Sueki, H., Yonemoto, N, Takeshima, T., & Inagaki, M. (2014). The impact of suicidality-related internet use: A prospective cohort study with young and middle-aged internet users. PloS ONE, 9(4), e94841. doi:10.1371/journal.pone.0094841http://dx.plos.org/10.1371/journal.pone.0094841 ポイント インターネットによる自殺方法の閲覧やメンタルヘルス相談等が、若年・中年層のネット利用者の自殺
夜回り2.0 本日、12月18日(水)、WHO世界自殺レポート会議及び関連行事の公開イベントであるメディア・カンファレンスで喋ってきました。個人的には、論文で名前を見たことがある有名どころの研究者を生で見れて、大興奮でした。レストランで隣に森本稀哲が座ったときより興奮したわー。 さて、どんな話をするかは以前からスライドを公開していたのですが(私も協力しているOVAの夜回り2.0の話ですね)、せっかくなので、講演内容に関する動画を作ってみました。来れなかったけど、「ネットと自殺」的なテーマに興味ありますという方には是非とも見ていただきたいです。(OVAについては、代表ブログ参照:http://ova-ceo.lolipop.jp/) 録音時に微妙にかんでるところありますけど、そこはスル―して下さい。 アブストラクト: インターネットやメディアは使い方一つで、自殺を誘発する凶器になることもあ
久々に論文がアクセプトされました。タイトルは以下の通りです。(オープンアクセスなので、そのうち読めるようになると思います) Sueki, H. (in press). Economic value of counseling services as perceived by university students in Japan: A contingent valuation survey. Journal of Psychology & Psychotherapy. 学生相談機関(大学等の高等教育機関の中に設置されている心理相談機関)の提供する心理援助サービスの経済的な価値について検討した論文です。昨年一年間は就職先への適応(要するに授業準備)にほとんどの時間を投資し研究が進んでいなかったのですが、久々に第一著者の英語論文がアクセプトされ一安心といったところです。出不精でなかなか学
今年から勤務先の大学で開講した授業「自殺予防の心理学」の内容をまとめた本を出しました。内容は必ずしも今年の講義の順番通りではないのですが、来年度以降はこの本をもとに授業を行うことができそうです。 自殺予防の基礎知識 - 多角的な視点から自殺を理解する (MyISBN - デザインエッグ社)作者: 末木新出版社/メーカー: デザインエッグ社発売日: 2013/08/19メディア: オンデマンド (ペーパーバック)この商品を含むブログ (1件) を見る 読者はもちろん大学生で授業を受けている人をメインで想定していますが、心理学以外の専攻の人も多い(というか、心理学専攻以外の人の方が多い)ので、一般向けという感じです。半期の間に授業中で学生からいただいたリアクション/コメントを加味していますし、自分としては、かなり分かりやすくなっているはず、と自負しています。それでも分かりにくかったらすいませ
後期の授業に向けてお勉強中です。夏休みといっても研究ばかりしているわけにはいかない。というか、夏休みでなくても、こういうことはきちんと勉強しておかないといけないということですね、はい。英語の本が出ているのに、授業でふれないわけにもいかないし。そして、こうしたメモを書けば書くほど自分が無知なのがバレますが、まぁいいかと。 訳語が確定するまで個人的な日本語訳は避けた方が良いかなと思いつつ、英語のスライド作っただけでは全く授業にならないので、適当にググりながら翻訳したり、他の人が翻訳したテキストを集めています。あくまで、自分の勉強のためですので、ご注意ください。(そして試訳した人連絡下さい) とりあえず、DSM5の障害分類は以下の通り。試訳が見つかったものはリンクを張っていますが(あと参考になりそうな資料も)、見つけていないものは空欄です。 1. Neurodevelopmental diso
昨日,TOKYO FMのニュースプログラム「TIME LINE(タイムライン)」の特集「SNSは自殺から救うことができるのか」に出演させていただいた。といっても,取材でこうしたテーマにまつわる話をさせてもらったということなのですが。 取材の中の質問の一つに,「日本の若者の自殺率にどう思うのか?」といった感じの質問がありました。事前にこういう質問がされるということは分かっていたので,とりあえず間違ったことを喋るのもまずいと思い,改めてWHOのサイトからデータを引っ張ってきて,調べてみることにしました。せっかくグラフまで作成してみたので,もったいないのでここに張り付けておきます。 この折れ線グラフは,下記のサイトからG8の世代別自殺率のデータを引っ張ってきて作成したものです。ちなみに,上の図は男女は分けておらず,合計の自殺率になっています。 データ元: http://www.who.int/
こういう非常時こそ何かしたいと思うのですが,正直なところ何をしたら役にたてるのかわからず,また,自分が専門としているいわゆる「心理的な援助」なるものはもう少し後に実施されるのだろうとも思うと,本当に無力感わいてきます。と言っていても仕方がないので,とりあえずこのHPを閲覧しそうな人に,少しでも役に立つ情報が提供できればと思い,表題のようなトピックをたててみました。 地震と自殺の関係,つまり地震による被害を受けることは自殺率の増加につながるか,という問いについてはこれまでも研究がなされていますが,どうやらその研究知見は一致していません。当たり前のことですが,一口に地震といってもその規模や影響,地震そのものへの備え(地震が生じた後のケアの手厚さ)の状況などは各国によって違うので,やはり知見は一致しないのかもしれません。 なお,以下の知見は,とりあえずGoogle scholarで,タイトルに「
本サイトは自殺に関する予防的情報提供,自殺サイトについての情報伝達を目的として作られたサイトです。はじめていらした方は「こちら」をお読み下さい。 目次 ●自殺について ●自殺サイトについて ●自殺サイト研究用ページ 注意 ●はじめての方へ ●依存について
本サイトは自殺に関する予防的情報提供,自殺サイトについての情報伝達を目的として作られたサイトです。 はじめていらした方はこちらをお読み下さい。 (→目次)
本サイトは自殺に関する予防的情報提供,自殺サイトについての情報伝達を目的として作られたサイトです.はじめていらした方はこちらをお読み下さい. 目次自殺について人はなぜ自殺をするのか?自殺とは何か?自殺者の特徴自殺と精神障害自殺したいと言われたら自殺予防の根拠とは?自殺サイトについてインターネットと自殺予防自殺サイトに関する研究自殺サイトと臨床心理学自殺サイト管理人インタビュー
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