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衆院選
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概要 HMI(Human Machine Interface)とは、人間と機械が情報をやり取りするための手段や、そのための装置やソフトウェアなどの総称。コンピュータにおけるHMIは特にユーザーインターフェース(UI:User Interface)と呼ばれることが多い。 人間が手足の動きなどを通して機械を操作したり、機械が現在の状態や結果を人間の視覚や聴覚、触覚などを通じて知らせる手段、および、そのための器具や装置などのことを指す。 人間が指示を与える手段としてはスイッチやボタン、ハンドル、ダイヤル、ペダル、リモコン、マイク、キーボード、マウスなどが含まれ、機械が情報を伝える手段としては液晶画面やメーター、ランプ、スピーカーなどが含まれる。 産業機器などの場合、パソコンなどから遠隔で機械の状態を把握したり、設定や操作を行うためのソフトウェアを「HMIソフトウェア」と呼び、これを指してHMIと
概要 コメントアウト(comment out)とは、プログラムのソースコードなどを編集する際に、特定の箇所をコメント化して一時的に除外すること。あとで復活させるかもしれない内容を消さずにその場で取っておくために行われる。 プログラミング言語やマークアップ言語でコードを記述するとき、すでに記述されたコードを完全に削除するのではなく一時的に無効化して試験などを行いたい場合がある。 そのような場合に当該箇所の前や後にコメント記法を追加してコメント化する(コードとして解釈・実行されなくなる)ことをコメントアウトという。コメント記法を取り除けば再びコードとして復活させることができる。 コメントの開始や終了を指示する記号の組み合わせなどは言語によって異なり、HTMLやXML系マークアップ言語では <-- と --> で囲んだ部分が、CSSやC言語系の記法を採用するプログラミング言語(Java、Java
概要 CISO(Chief Information Security Officer)とは、企業などの組織に置かれる役員クラスの役職の一つで、情報セキュリティを管掌する責任者。情報システムや通信ネットワークへの内外からの攻撃に備え、システムの運用指針や対策基準の策定、機器やソフトウェアへの安全対策や監視、有事の際の対応などを統括する。 組織が取り扱う情報やデータおよびコンピュータシステムを安全に保つセキュリティ対策の担当役員である。狭義のいわゆるサイバーセキュリティだけでなく、書類の取り扱い、施設や部屋への入退室管理など、情報の保護や管理に関連する物理的な対策も統括する。 個人情報やプライバシーデータの保護や取り扱い、機密情報の管理などについても担当するが、会員制の消費者向け事業を行う企業などでは個人情報の安全について「CPO」(Chief Privacy Officer:最高プライバシー
概要 HDFS(Hadoop Distributed File System)とは、分散処理システムのApache Hadoopが利用する分散ファイルシステム。OSのファイルシステムを代替するものではなく、その上に独自のファイル管理システムを構築するもの。大容量データの単位時間あたりの読み書き速度(スループット)の向上に注力している。 大規模な分散処理を行う場合、複数のコンピュータ(ノード)間のデータの移動が一つの大きな足かせとなるが、HDFSではデータの処理と保存を行うノードが分かれておらず、なるべくデータを保存しているノードでそのデータの処理を行うことができる。 管理するファイルの読み書きを高速化するため、大きなファイルを一定の大きさ(初期設定では64MBごと)のブロックに分割し、複数の記憶装置に分散して保存する。読み込みや書き込みを記憶装置の台数だけ並列に実行できるようにしている。そ
概要 コンカレントエンジニアリング(concurrent engineering)とは、製品の開発プロセスを構成する複数の工程を同時並行で進め、各部門間での情報共有や共同作業を行なうことで、開発期間の短縮やコストの削減を図る手法。 特に製造業で用いられる手法で、設計、試作、調達、生産などの各工程を担当する部門が情報を共有して高度に連携し、前工程の完了を待たずに前倒しで業務を進める。 また、後工程の持つ知見を前工程にフィードバックし、例えば量産時に不良品が生じにくい構造を設計に反映させるなどして、全体最適や全体を通じたコストの削減を目指す。 狭義には、設計から生産までのエンジニアリング部門間での共同作業を意味するが、広義には、企画やマーケティングから、開発、製造、販売、サポート、廃棄・リサイクルなどに関連する部門まで、製品のライフサイクル全般に渡って行われる活動を意味する場合もある。
概要 タクソノミー(taxonomy)とは、分類、分類学、分類法などの意味を持つ英単語。原義は生物学における生物の分類法、分類学のこと。ITの分野では、様々な情報やデータなどの分類の仕方を、分類項目と分類基準などを列挙して定義したものを意味することが多い。 特に、生物や図書の分類のように、少数の大分類から階層的に小分類に分岐していく樹状の構造を用いて分類することを指す場合が多い。コンテンツ管理システム(CMS)などでWebページなどを木構造にカテゴリー分けしていく機能をタクソノミーということが多い。 タクソノミーから派生した用語で、Web上で公開されている情報などについて、インターネットを通じて様々な利用者が分類を表す短い文字列(タグ)を付与していく方式を「フォークソノミー」(folksonomy)という。“folks” (人々)と “taxonomy” の合成語である。
概要 ITb(Integration Test B)とは、システムやソフトウェアの開発におけるテスト(試験)の段階の一つで、結合テスト(IT:Integration Test)を2段階に分けて行なう際に、後半部分に当たるテスト工程。 ソフトウェアテストでは一般に、プログラム単体の動作を調べる単体テスト(ユニットテスト)、プログラム間の連携を調べる結合テスト(連結テスト/統合テスト)、システム全体の挙動を調べるシステムテストの順に実施する。 結合テストでは、開発した複数のモジュール(部品)などを組み合わせて動作させた時に正しく動作するかを主に調べる。大規模なシステムなどでは、これを2段階に分けて行う場合があり、前半の工程を「ITa」(Integration Test A)、後半を「ITb」(Integration Test B)と呼ぶことがある。 具体的に何を後半とするかは企業や現場により異
概要 FTE(Full-Time Equivalent)とは、組織や業務の人員規模を表す単位の一つで、フルタイムの人員に換算したときに何人分に相当するかを表したもの。組織の規模や、業務に従事するスタッフの数、大学に在籍する学生数などを実態に即して捉えるために用いられる。 正社員、時短勤務、パートタイムなど様々な働き方の従業員が混在している組織で、フルタイム勤務している人を「1」としたときに各人が従事する時間の割合(給与などを基準とすることもある)がFTEとなる。 例えば、常勤正社員が週40時間を標準労働時間とする場合、週30時間のパートタイム従業員は「0.75」、週20時間のアルバイト従業員は「0.5」に相当する。部署やプロジェクトの人員をFTEに換算して数え上げることで「フルタイム従業員何人分相当か」を知ることができる。 主にビジネス分野で業務量や人員配分、予算などを見積もる際に用いるこ
概要 トランザクションデータ(transaction data)とは、企業の情報システムなどが扱うデータの種類の一つで、業務に伴って発生した出来事の詳細を記録したデータのこと。 ファイルに記録したものは「トランザクションファイル」という。 “transaction” とは「(商)取引」の意味で、顧客との間の商品の受発注や支払い、納品などを記録したものをトランザクションデータということが多い。その場合、いつ、誰に、何を、何個売り、代金はいくらで、いつ納品で、いつ支払いか、などの情報を時系列に記録する。 広義には、顧客への販売だけでなく、原料などの購買、製品の生産、社員への給与の支払い、経費の精算など、業務上発生する様々な出来事の記録を含める場合もある。 一方、顧客や商品、社員などの基本的な属性情報をまとめた台帳的なデータのことは「マスターデータ」(master data/マスタデータとも)と
概要 ワランティ(warranty)とは、保証(書)、瑕疵担保、認可、正当化、令状などの意味を持つ英単語。製品の購入者に対するメーカーや販売店による保証制度をこのように呼ぶことが多い。 製品の製造元や販売店が購入者に対し、一定期間あるいは一定の条件に従って製品の無償修理・交換に応じる規定をワランティという。「製品保証」などと訳されることもある。製造元によるものをメーカー保証、販売店によるものを販売店保証、ディーラー保証という。 具体的な条件は製品によって異なり、パッケージに添付・同梱されたり購入時に手渡される保証書に記載されている。一般的には、説明書の使用条件を守って通常の使用法で使用している時に生じた故障や破損などについて、一定の期間、無償での修理や交換を行うという内容となっていることが多い。 メーカー保証の期間は情報機器や家電製品で1年前後、自動車などで3年前後、住宅などで10年前後に
概要 エンドポイント(endpoint)とは、端点、終点、末端などの意味を持つ英単語。ITの分野では、通信ネットワークの末端に接続された機器や端末、あるいは利用者が直に触れて操作する機器などを指すことが多い。 通信回線やネットワークの末端に接続された端末やコンピュータなどのことをエンドポイントということがある。特に、セキュリティの分野でネットワークの中継機器などと対比して、利用者が操作するパソコンやスマートフォンなどを対象とした保護施策を「エンドポイントセキュリティ」などという。 電子機器内部の構成で、回路や配線の終端の端子やコネクタ、また、それらに接続された装置などのことをエンドポイントということがある。 ソフトウェアの分野では、あるプログラムがAPIなどの形で外部に公開している機能の所在を示す識別名やネットワーク上のアドレス、URL/URIなどのことをエンドポイントということがある。
概要 BYOL(Bring Your Own License)とは、クラウドサービスなどにおける商用ソフトウェアの提供・利用方式の一つで、ソフトウェア本体をすぐ利用できる状態であらかじめ事業者側が用意しておき、希望する利用者はメーカーからライセンス(利用権)のみを購入してソフトウェアを起動する方式。 ホスティングサービス(レンタルサーバ)やクラウドサービスなどで利用者がネットワークを通じて事業者側のコンピュータを借り受けて使用する際、使いたいソフトウェアは利用者自ら入手してコンピュータに送信し、導入(インストール)作業を行わなければならないことが多い。 BYOL方式では、多くの利用者が共通して必要とするような著名なソフトウェア製品のプログラム本体などを事業者側が用意しておき、利用者は製品の開発・販売元から利用権のみを購入する。利用者は購入した識別符号(ライセンスキーやアクティベーションコー
概要 BIG-IPとは、F5ネットワークス(F5 Networks)社が開発・販売している通信制御装置などの製品群のブランド名。負荷分散装置(ロードバランサ)を中心とする、トラフィック管理やアクセス管理などを行なう通信装置や関連ソフトウェアで構成される製品シリーズで、大規模なネットワークサービスを提供する企業などで人気が高い。 アプリケーションデリバリコントローラ(ADC:Application Delivery Controller)と呼ばれる高度な制御機能を持つ負荷分散システムで、負荷分散やセキュリティに関連する個別の製品群で構成される。各製品は共通のOS(TMOS)や操作体系、外部システムとの連携のためのAPIなどを備え、顧客は自社のネットワークに必要なものを選んで組み合わせて導入する。 負荷分散を行う製品としては、ネットワーク内で負荷分散を行うBIG-IP LTM(Local Tr
概要 N/A(Not Available)とは、該当なし、不適用などを意味する “Not Applicable”、または、無効、使用不可、入手不能などを意味する “Not Available” を意味する略号。 “Not Applicableノットアプリカブル” は記入用紙の空欄を埋める際などに用いられ、選択肢の中に該当するものがない場合や、記入すべき事柄が存在しない場合などに記される。また、総当たり戦の競技大会の対戦表で、同じ選手やチーム同士が当たる枠などに「該当なし」の意味で書き入れられることもある。 “Not Availableノットアベイラブル” は一覧表の項目などによく記載されるもので、利用・使用・提供できない、中止・中断している、不明・未定である、などを表している。記載が無くて良いわけではなく、「本来なら記入されるべき」あるいは「いずれ記入されるはず」という含意がある場合が多い
概要 BIツール(Business Intelligence tools)とは、企業の業務システムの一種で、データベースなどに蓄積された膨大なデータを抽出・加工・分析し、意思決定に活用できるような形式にまとめるもの。そのような活動をBI(ビジネスインテリジェンス)という。 オフィスソフトのようにコンピュータの専門家ではない一般の利用者が使用することを想定したシステムで、データベースシステムと連携して必要なデータを検索・収集し、多次元分析や統計解析など多様な視点や手法で処理し、結果をレポートやグラフなどにまとめ分かりやすく可視化することができる。 特定のニーズに基づいてデータを抽出・加工するようなシステムは、従来であれば情報システム部門や外部の開発会社に委託して新たに開発してもらう必要があったが、BIツールにより意思決定者や現場のスタッフが自らソフトウェアを操作してデータを抽出・分析し、自ら
概要 URLエンコード(URL encoding)とは、URLのファイル名やクエリ文字列などの一部としては使用できない記号や文字を、使用できる文字の特殊な組み合わせによって表記する変換規則。「%」と文字コードの16進数表記を繋げたものに置き換えるといった変換を行う。 URL(Uniform Resource Locator)はインターネット上での資源(情報やサービスなど)の所在情報を書き表すための表記法の標準で、Webページの場所を指し示す際などに利用される。HTTPの場合は「http:」あるいは「https:」に続けて「//WebサーバのIPアドレスまたはドメイン名/サーバ内のパス」という形式になる。 URLの表記規則では、いわゆるASCII文字(日本では半角英数字・記号文字にほぼ相当)における制御文字や一部の記号(空白文字と " # < > ` { } の8つ)については、ディレクトリ
概要 Webシステム(web system)とは、情報システムのWeb技術を用いて実装したもの。WebサーバやWebブラウザ、HTTP、HTML、JavaScriptなどのWeb技術を組み合わせてシステムを構成する。 クライアントサーバ方式の一種で、Webサーバがデータの保存や処理を行い、利用者がWebクライアント(通常はWebブラウザ)でサーバにアクセスし、データの閲覧や操作を行う。データはサーバ側で管理され、ブラウザさえあればどこからでも利用できる。 サーバとクライアントの間の通信方式(プロトコル)にはHTTPやHTTPSを、操作画面の構成にはHTMLやCSS、JavaScriptなどを用いる。インターネット上で標準的に用いられているWeb関連技術や開発ツールなどをそのまま流用することができ、ゼロからこれらの技術仕様や実装を設計・開発しなくて良いという利点がある。 また、Webサーバや
概要 UGC(User-Generated Content)とは、Webサイトやオンラインサービス上で提供されるコンテンツのうち、利用者によって制作・生成されたもの。利用者の投稿した文章や画像などが含まれる。 典型的なUGCとして、電子掲示板(BBS)やソーシャルネットワーキングサービス(SNS)、ウィキ(Wiki)、ブログなどへの書き込み、写真共有サイトへの画像の投稿、動画共有サイトへのビデオの投稿や配信、ソーシャルブックマークへのURLの登録などが該当する。 文章や画像のように利用者が端末上で作成・編集して送信したコンテンツ以外にも、サービス上の機能を利用して作成される利用者プロフィールやお気に入りリスト、欲しいものリスト、再生リストなども含まれる。 また、サービスやページ上の主な内容が運営者側の用意したものでも、ブログやニュース記事のコメント欄、オンラインショップの商品レビューなどは
概要 Dockerとは、Linux上で独立した別のLinuxシステムを起動するコンテナ型仮想化を利用するための管理ソフトウェアの一つ。Docker社(旧dotCloud社)が開発し、オープンソースソフトウェアとして公開されている。 コンテナ型の仮想化では仮想的な物理マシンの構築は行わず、元のオペレーティングシステム(OS)環境上に隔離されたエリアを作り、あたかも新規にOSを導入・起動したかのように新たなソフトウェア実行環境を作り出す。DockerはLinux上に隔離された環境を作り出し、元の環境に影響を及ぼさずにソフトウェアの導入や実行ができる。 OSの設定やアプリケーションソフトの導入の済んだLinux環境を丸ごと実行イメージとして保存する機能(Dockerfile)があり、別のコンピュータ上のDockerに持ち込んでそのまま実行することができる。 ソフトウェア開発時にDockerを利用
操作対象としてメモリ上の番地やレジスタ名などではなく、記述した値そのものを指定することからこのように呼ばれる。 例えば、x86系プロセッサの標準的なアセンブリ言語で、「mov ax,bx」という命令は「BXレジスタの内容をAXレジスタにコピーせよ」という意味になるが、「mov ax,0」とした場合は「AXレジスタに0を代入せよ」という意味になる。この「0」のように、対象となるデータそのものをコード中に記したものを即値という。 また、高水準プログラミング言語でソースコード中に直に書き込まれたデータのことや、そのようなデータの記述形式を即値ということもあるが、こちらは「リテラル」(literal)と呼ぶのが一般的である。
概要 ブリッジSE(bridge system engineer)とは、情報システム開発やソフトウェア開発を外国の企業や事業所に発注するオフショア開発において、現地の作業チーム内で日本側との橋渡し役を務めるシステムエンジニア(SE)のこと。日本側の担当者や、日本に駐在する現地側担当者のことを指す場合もある。 オフショア開発(offshore development)は日本国内の企業や事業所から人件費が低い国などの企業や現地事業所に開発作業を委託する方式で、日本側と現地側の認識のすり合わせや連絡・報告などが重要となる。 ブリッジSEはオフショア先における日本側との窓口となる職務および担当者で、発注元である日本企業(や日本側チーム)との交渉や調整、報告などのコミュニケーションを担い、チームの人員に必要な情報を伝達する。 システム開発に関する知識に加え高度な日本語能力(日本人が行う場合は現地語能
概要 WebSocketとは、WebサーバとWebブラウザの間で双方向通信できるようにする技術仕様。サーバ側から任意のタイミングで送信を開始でき、プッシュ型の情報配信アプリケーションを手軽に実装できる。 Webコンテンツの伝送に用いられるHTTPは通常、クライアント(ブラウザなど)からの要求(リクエスト)にサーバが応答(レスポンス)を返すという形でしか通信できないが、WebSocketでは一旦接続を確立した後はクライアント側からもサーバ側からも能動的にメッセージを送信することができる。 通信に使用するTCPポートやプロトコル(通信規約)、メッセージの形式などはHTTPの仕様を踏襲し、HTTPで確立したコネクションをWebSocketに切り替え(アップグレード)ることでWebSocket用の通信路を確保する。「http:」「https:」に代わるURIスキームとして「ws:」および「wss:
概要 IoT(Internet of Things)とは、コンピュータなどの情報・通信機器だけでなく、世の中に存在する様々な物体(モノ)に通信機能を持たせ、インターネットに接続したり相互に通信することにより、自動認識や自動制御、遠隔計測などを行うこと。 自動車の位置情報をリアルタイムに集約して渋滞情報を配信するシステムや、人間の検針員に代わって電力メーターが電力会社と通信して電力使用量を申告するスマートメーター、大型の機械などにセンサーと通信機能を内蔵して稼働状況や故障箇所、交換が必要な部品などを製造元がリアルタイムに把握できるシステムなどが考案されている。 これまでの情報システムとの違いとして、個々の機器の取り扱うデータ量や処理量、通信量は少ないが機器の数が桁違いに膨大であることや、従来のコンピュータ製品が人の周りや特定の場所(建物や部屋)に集中しているのに対しIoT機器は世の中の様々な
概要 VoLTE(Voice over LTE)とは、第3世代(3G)携帯電話のデータ通信を高速化したLTE方式で、音声通話をデータ通信(パケット通信)として提供する技術。 LTEは日本ではNTTドコモのXiなどのサービスで利用されている高速な携帯通信方式で、従来のような回線交換方式による音声通話の仕様は規定されておらず、音声をデータに変換して他のデータ通信と同じようにパケット交換網を通じてやり取りするVoLTEが標準となっている。 ただし、オプション仕様として、音声通話の時だけ自動的に従来の3G通信網に接続して回線交換の通話を行うCSFB方式が用意されており、移行期にはまずCSFBによる通話が実装され、徐々にVoLTEに移行していくことが想定されている。 CSFB (回線交換フォールバック)携帯通信網で高速なデータ通信を行うLTE方式のオプション仕様の一つで、音声通話時に自動的に従来の3
概要 ステートメント(statement)とは、発言、声明、宣言、供述、提示、報告書、明細書などの意味を持つ英単語。IT分野ではプログラムを構成する個々の文のことをステートメントということが多い。 プログラミングの分野では、コンピュータプログラムの構成単位となる、一つ一つの手続きや命令、宣言などのことをステートメントという。日本語では「文」と訳される。複数のステートメントを一つの文のように扱えるようまとめたものを「コードブロック」あるいは「複文」という。 どのようなステートメントを記述できるかはプログラミング言語の仕様によって決まっており、プログラム中で使用する変数や定数、関数の名前やデータ型の宣言、関数の呼び出し、オブジェクトの生成や破棄、変数への値の代入、条件分岐や繰り返し、何もしない(空文)などの種類がある。 ステートメントの区切りも言語によって異なり、ソースコードの1行(改行文字か
概要 WOFF(Web Open Font Format)とは、Webページでの表示に用いることを想定して開発された、フォントのファイル形式の一つ。2009年に米モジラ財団(Mozilla Foundation)が開発し、2011年8月にW3Cが標準化した。標準のファイル拡張子はWOFF 1.0が「.woff」、2.0が「.woff2」。 Webページの見栄えを記述するCSS(Cascading Style Sheets)では文字のフォント(書体)を指定することができるが、拡張仕様として「Webフォント」が既定されており、閲覧時に動的にフォントを組み込むことができる。 WebブラウザがWebフォントに対応している場合、閲覧者のコンピュータに内蔵されていないフォントデータを指定された場所から即座にダウンロードし、表示に反映させることができる。WOFFはその際に利用されるフォントのファイル形式
概要 Redis(Remote dictionary server)とは、メモリ上でデータを管理するインメモリデータベースの一つ。オープンソースソフトウェアとして公開されている。 リレーショナルデータベースとは異なる構造を持ついわゆるNoSQL型のデータベースシステムで、キーバリューストア(KVS:Key-Value Store)として動作する。任意の保存したいデータ(値:value)に対し、対応する一意の標識(キー:key)を設定し、これらをペアで保存する 保存する値(value)として様々なデータ構造を利用することができ、文字列、バイナリデータ、リスト、集合(セット)、ハッシュなどを保存することができる。 原則としてすべてのデータをメモリ上に展開・保管するインメモリ型のシステムで、ストレージへの保存と読み出しを前提とする一般的なデータベースに比べ極めて高速に動作するが、大量のデータを扱
概要 BLE(Bluetooth Low Energy)とは、近距離無線通信技術Bluetoothの拡張仕様の一つで、極低電力で通信が可能なもの。2009年にBluetooth 4.0規格の一部として策定された。 Bluetoothはモバイル機器と周辺機器の接続などに用いられる近距離無線通信方式で、微弱な電波で数メートル程度までの範囲にある機器と交信することができる。データ伝送速度は控えめだが、低コストで様々な装置に内蔵でき、低消費電力で長期間通信し続けられることを重視している。 BLEはBluetoothの消費電力をさらに抑えた仕様で、免許なく使える2.4GHz帯(ISMバンド)の電波を用いる。Bluetooth 5.0場合、仕様上は2Mbpsで100m程度、125kbpsなら400m程度まで通信可能だが、到達距離と通信速度を抑えれば消費電力を抑えられるため、実用上は数十kbs、数mでの
概要 リターゲティング広告(retargeting ad)とは、Web広告の配信方式の一つで、ある広告主のサイトを訪れた閲覧者を識別・捕捉して、その後他社サイトを訪れた際に広告ネットワークを通じてその広告主の広告を配信すること。 Webブラウザに永続的に情報を保存させるCookie(クッキー)などの仕組みを訪問履歴の把握に利用する手法で、広告主は配信会社に対して、自社のサイトに訪問済みの人にだけ広告を表示して欲しいと依頼する。 配信会社は閲覧者の識別子と訪問履歴を蓄積したデータベースを参照し、広告主のサイトを訪問済みの人を識別・同定して、配信ネットワークに加盟しているサイトを訪れた際に、その広告主の広告を表示する。 自社のサイトに一度でも来たことのある人たちは自社や製品・サービスに何らかの関心を持っている可能性が高いため、繰り返し再訪を促して商品購入などの成果に繋げる。闇雲に様々な閲覧者に
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