サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
買ってよかったもの
f42.aaa.livedoor.jp/~bands
ボケの大きさを数式で説明(数学が嫌でない人向け) 背景のボケの大きさBを求めるための式を示します。単位は許容錯乱円径の何倍になるかです。式の求め方については後述しますので「本当に合ってるの?」と思われる方は、検証してみてください。 D:有効口径=焦点距離/F値 W:撮影範囲の対角線長(図2参照) L:カメラから被写体までの距離 T:被写体から背景までの距離 m:許容錯乱円径とイメージセンサーの対角線長さの比(35mmフィルムの許容錯乱円径を1/30mmとすると、約1300) DMC-FZ10の仕様を確認すると 焦点距離f=6-72mm、35mmフィルム換算の焦点距離35-420mm、F値は全域でF2.8 となっています。最大のボケが得られるのはテレ端ですから、そのときの有効口径Dは D=72/2.8=25.7[mm] となります。背景までの距離Tが被写体距離Lより十分に大きいとき
光には波の性質があり、波面に対して垂直の方向に光は進みます。このページでは以下の図のように進行方向に対する明暗の変化として表します。イメージ的なものですから、実際にこのような状態になっているわけではありません。 波は重なることでその強さ(振幅)が変わります。例えば下図は波長の少し違う波を重ねた場合ですが、互いに足し合わされることで振幅の強弱(うなり)が生じています。違う位相(波の山や谷)が重なった部分は打ち消しあい、同じ位相の部分は増幅されることを波の干渉といいます。 異なる方向からの光が重なると、干渉によって強くなる部分と打ち消される部分ができます。 実際のレンズでは無数の方向から光が集まります。各波の位相が違う部分が重なることで、波は減衰します。打ち消されない範囲が、回折によるボケの大きさです。 これを、波ごとに分けて描けば下図のようになります(7方向からの波だけで合成した例なので、そ
Top はじめに... このページ以降の内容は、カメラを使って撮影するときに背景がどの程度ぼけるのかについて説明したものです。ボケといっても「ピントが合っているかどうか」という小さなボケではなく「背景をぼかすことで被写体を際立たせる」というような目的の、はっきりとしたボケのことです。 最初は数式や光路図(下に描いた図のようなもの)を使ってフィルムやCCDセンサーなどに写る錯乱円(=ボケ)の大きさで説明しようと考えたのですが、試しに書いた資料を(カメラに対する知識があまりない)身近な人に読んでもらったところ、かなり不評を頂きました。どうも光路図での説明ではうまくイメージできないようでした。 計算式で説明すると、このページのようになります。 そこで、数式や光路図はなるべく使わないという方針で書き直してみました。再度読んでもらったときに質問のあった事柄を全て解説に追加していますから、内容がくどく
デジカメの話 デジカメに関する技術的な話を、ポツポツと書いています。 色の話 「紫色」には、どのデジカメでも撮影できる「紫色」と、多くのデジカメで正しく撮影できない「紫色」があります。 手ぶれの話 デジカメの手ぶれ補正機能では、補正できない手ぶれもあります。 ボケの話 デジカメで撮影すると背景はどの程度ボケるのか...という話。 イメージセンサの話 CCDやCMOSなどのイメージセンサの構造と、そのノイズの原因と対策について。
Top 「紫色」には、どのデジカメでも撮影できる「紫色」と、多くのデジカメで撮影できない「紫色」があります。撮影できない「紫色」は、デジカメのホワイトバランスや露出を変えても正しい色にはなりません。また無理に合わせると写真の他の部分のバランスが崩れます。以下の内容は、その理由を書いたものです。 ※ このページに書かれた各図は、説明が分かりやすいように私が手書きしたものです。精度はそれなりですから、あくまで説明を読む際の参照程度に考えてください。CCDのデータはSONYが公開していたPDF版スペックシートで、自分のPCにダウンロードしていたものを参照しています。現在はデジカメ用CCDのスペックシートは公開していないようです。 光の色 光は電磁波の一種であることをご存知でしょうか。電磁波には、テレビや携帯電話などで使われている電波も含まれます。電磁「波」というぐらいですから、光や電波は一定の周
Top イメージセンサについて ※ 私の知識が古く、最近の製品の情報が正しく反映されていない可能性があることを、お断りしておきます。 デジタルカメラには、フィルムの代わりにイメージセンサが使われています。 イメージセンサはその表面に、光を読み取る極小サイズのセンサが画素数分(一般的なデジタルカメラ用では数百万個)並んでいて、各センサの位置と読み出した光の量から画像データが作られます。 イメージセンサの種類として主なものには、CCDイメージセンサとCMOSイメージセンサがあります(単にCCDまたはCMOSとも呼ばれています)。それぞれの構造について私の理解している範囲で説明します。 1.イメージセンサの構造 受光部 CCDとCMOSは、光を受ける部分の構造ではほぼ同じです。イメージセンサに限らず、光を感知する装置はほとんどが光電効果という現象を利用しています。 イメージセンサは主にシリコン単
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『f42.aaa.livedoor.jp』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く