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胆道がん(胆管がん[肝内胆管がんを含む]・胆のうがん・十二指腸乳頭部がん)について 1.胆道について 胆道は、胆管、胆のう、十二指腸乳頭という3つの部分に分けられます(図1)。 胆管は、肝臓の中に張り巡らされた細い管(肝内胆管)として始まり、それらが木の枝が幹に向かうように合流しながら次第に太くなって、肝門部という肝臓からの出口で一本にまとまります。これを総肝管といいます。総肝管は、胆のうとつながる胆のう管が合流して総胆管となり、膵臓の中を通って、膵液を運ぶ膵管とともに小腸の一部である十二指腸につながります。このつなぎ目が十二指腸乳頭です。なお、肝臓の中の胆管を肝内胆管、肝臓の外の胆管を肝外胆管ともいいます。 胆道は、肝臓でつくられる胆汁たんじゅうという消化を助ける液を小腸に送る働きをしています。食べたものが十二指腸に届くと、胆のうに一時的にためられて濃縮された胆汁が、胆のう管、総胆管を通
2)看護師やソーシャルワーカーなどが相談員として対応しています 「がん相談支援センター」では、がんについて詳しい看護師や、生活全般の相談ができるソーシャルワーカーなどが、相談員として対応しています。がん診療連携拠点病院などのがん相談支援センターの広報資料などに、「がん相談支援センター」のロゴが表示されています(図1)。 3)どなたでも無料・匿名で利用できます 「がん相談支援センター」は、患者さんだけでなく、ご家族や、その病院に通っていない地域の方々など、どなたでも無料・匿名で利用でき、主に面談または電話で相談することができます。 2.診断や治療の状況にかかわらずどんなタイミングでも、どんなことでも相談できます 1)がんが疑われるとき、治療中、経過観察中、どんなタイミングでも利用できます 「がん相談支援センター」では、診断や治療の状況にかかわらず、どんなタイミングでもがんに関するさまざまなこ
(1)薬物療法だけで治療する場合 がんが進行していて、手術や放射線治療よりも薬物療法の方がより良いと考えられる場合や、白血病や悪性リンパ腫などの血液・リンパのがんの場合には、薬物療法だけで治療することがあります。1種類の薬を使うこともあれば、作用の仕方の違う何種類かの薬を組み合わせて治療することもあります。 (2)手術と組み合わせる場合 手術と薬物療法を組み合わせる場合、手術の前後(術前・術後)ではそれぞれ目的が異なります。 「術前薬物療法」の目的は、再発リスクを低くすること以外に、腫瘍を薬で縮小させることで手術しやすい状態にすること、正常組織をできるだけ切除せずに残すこと、薬の治療効果をあらかじめ確認することなどです。 「術後薬物療法」の目的は、がんの再発する可能性を減らすことです。手術でがんを肉眼的に切除しても、体内に確認できないほど小さながんが残っていて、やがて再発する場合があります
乳がんの治療には、手術(外科治療)、放射線治療、薬物療法があります。また、診断されたときから、がんに伴う心と体のつらさなどを和らげるための緩和ケア/支持療法を受けることができます。 乳がんは、手術によってがんを取りきることが基本となります。手術後の病理診断によって、術後の治療計画を検討します。がんの状態によっては、術前薬物療法(手術の前に行う薬物療法)を行うこともあります。図6は乳がんの治療の大まかな流れです。
HOME > 生活・療養 > 食生活とがん > がん体験者の栄養と運動のガイドライン 更新・確認日:2013年10月11日 [ 履歴 ] 1.はじめに 2.米国対がん協会2012年ガイドラインのまとめ 3.がん体験者の食事についての研究状況 4.ガイドラインの活用法 5.おわりに 1.はじめに がんになり、初期の治療が一段落した後、がん体験者と家族の方々は、「どのような食事や生活をすればよいか」という問題に直面 します。さまざまな情報がはんらんしているので、戸惑われることもあるでしょう。どうすればよいでしょうか? ひとつの手がかりとして、米国対がん協会(American Cancer Society)が2012年に公表した、「がんサバイバーのための栄養と運動 のガイドライン」第4版があります。 ここでは、米国対がん協会が専門委員会を組織し、がん体験者の食事と運動に関する最新の研究を調べてま
1.たばこががんを引き起こす仕組み たばこの煙の中には、たばこそのものに含まれる物質と、たばこに含まれる物質が不完全燃焼することによって生じる化合物、あわせて約5,300種類の化学物質が含まれており、この中には約70種類の発がん性物質も含まれています。これらの有害な物質は、たばこを吸うとすぐに肺に届き、血液を通じて全身の臓器に運ばれ、DNAに傷をつけるなどしてがんの原因となります。 日本の研究では、がんになった人のうち、男性で約24%、女性で約4%はたばこが原因だと考えられています。また、がんで亡くなった人のうち、男性で約30%、女性で約5%はたばこが原因だと考えられています。 がんの予防には、喫煙しないことが最も効果的です。しかし、現在喫煙しているとしても、これから禁煙することによって、がんになることや、がんで亡くなること、その他の病気になるリスクを下げることができます。さらに、周りの人
1.がんゲノム医療とは 1)ゲノムとは ゲノムとは、遺伝子をはじめとした遺伝情報の全体を意味します。 ゲノムは体をつくるための、いわば設計図のようなもので、一人一人違っています。 詳細は下記をご覧ください。 2)がんゲノム医療とは がんゲノム医療は、遺伝子情報に基づくがんの個別化治療の1つです。 「がんゲノム医療」では、主にがんの組織を使って多数の遺伝子を同時に調べる「がん遺伝子パネル検査(がんゲノムプロファイリング検査)」によって、一人一人の遺伝子の変化や生まれ持った遺伝子の違い(遺伝子変異)を解析し、がんの性質を明らかにすることや、体質や病状に合わせた治療などが行われています。全国にがんゲノム医療中核拠点病院やがんゲノム医療拠点病院、がんゲノム医療連携病院が指定されており、全国どこでもがんゲノム医療が受けられるようになることを目指して、体制づくりが進められています。 一部のがんの治療で
このページは、書籍「患者必携」シリーズの内容を抜粋して掲載しています。 がんが再発していますと言われたら がんの再発は、計り知れない衝撃です。治癒ちゆを目指してきた患者さんにとって最初にがんの宣告を受けたとき以上に大きなショックを感じます。そのため今まで以上に多くのサポートを必要とします。 この本は、再発がんの体験者とがんの専門家が集い、がんの再発という事態に直面した方に信頼できる情報をわかりやすく提供し、これからの治療や生き方を決めていくためのお手伝いをする目的でつくられました。 再発がんの体験者が再発と言われたときに知りたかったことや考えたことについて、がんの専門家が患者さんに知っておいてほしいことについて、それぞれの立場から意見を出し合って一緒にまとめています。 すべて読んでいただく必要はありません。患者さんにとってはつらいと思われるような内容も含んでいます。自分にとって必要な内容を
仕事をしている方は、がんと診断されて「仕事はもう続けられないのではないか」と退職を考えてしまうかもしれません。まずは、今後の治療スケジュールと仕事を続けられるかの見通しを主治医に確認しましょう。仕事を続けるのは大変なこともあるかもしれませんが、治療をしながら仕事を続ける方も増えています。経済的なことだけでなく、社会とのつながりは大切なものです。大切な決断は急いでひとりで決めずに、職場でどのように伝えたらよいのか、誰に何を確認すればよいのかなども含め、がん相談支援センターにご相談ください。 その上で、仕事を休んだり辞めたりすると決めたとき、心身に障害が生じて生活にサポートが必要になったときに、経済的な負担を軽くするための制度をまとめました。 1.仕事を休んだとき・辞めたとき 1)傷病手当金 会社員や公務員などが病気などで働けなくなったときに、生活を支えてくれる制度です。被用者保険(健康保険、
膀胱がんは、膀胱にできるがんの総称です。 膀胱がんの主な症状には、血尿や頻尿、排尿時の痛み、尿が残る感じ、切迫した尿意などがあります。血尿には、尿の色が赤や茶色になり目で見てわかる血尿と、顕微鏡で確認できる血尿があります。がんが進行すると、尿が出にくくなったり、わき腹や腰、背中が痛んだり、足がむくんだりすることもあります。 がんの診断から治療までの流れなどについては「関連する情報」をご覧ください。 関連する情報
2)症状 がんが体のどこに広がっているかによって異なり、できた臓器に関連した症状があらわれる場合もありますが、症状があらわれない場合もあります。症状の例には、以下のようなものがありますが、これらの症状があってもがんではない場合もあります。気になる症状が長く続く場合には、かかりつけの医師などに相談してみましょう。 (1)リンパ節の腫はれ 首の周り、わきの下、太もものつけ根などのリンパ節は体の表面にあるので触れやすく、リンパ節に転移した場合には痛くないしこりとして見つかることがあります。 (2)胸水、腹水 胸水がたまると息苦しさが出ることがあります。また、腹水がたまると腹部膨満感(おなかが張る感じ)が出てくることがあります。 (3)肺腫瘍、肝腫瘍 肺腫瘍によって咳や胸痛、嗄声させい(声のかすれ)などが出ることがあります。肝腫瘍の大きさや場所によっては、おなかの上部の不快感や膨満感が出たり、腫瘤
3.飲酒 飲酒は口腔、咽頭、喉頭、食道、大腸、肝臓、乳房のがんのリスクを上げる、と報告されています。飲酒により体内に取り込まれたエタノールは、動物での発がん性が示されているアセトアルデヒドに代謝されるため、がんの原因になると考えられています。また、飲酒は、免疫機能を抑制するとともに、エストロゲン代謝へ影響を及ぼすこと、食事が偏り栄養不足につながることから、がんの原因となることが報告されています。なお、喫煙者が飲酒をすると、食道がんやがん全体の発症リスクは特に高くなること(交互作用)がわかっています。 4.食物・栄養 食物や栄養について、さまざまな研究が行われていますが、確実にがんのリスクになるとされている食品は少ないです。確実なものとしては、牛・豚・羊などの赤肉や加工肉は大腸がんのリスクを上げるとされています。また、食物繊維を含む食品が大腸がんのリスクを下げ、中~高強度の身体活動が結腸がん
1.小児・AYA世代のがんの罹患率 2009-2011年の小児がん(0~14歳)の罹患率(粗罹患率)は12.3(人口10万人あたり)。* 同様に、AYA世代にかけてのがん罹患率は15~19歳で14.2、20歳代で31.1、30歳代で91.1(人口10万人あたり)。* これらの罹患率を日本全体の人口に当てはめると、1年間にがんと診断されるがんの数は小児(0~14歳)で約2,100例、15~19歳で約900例、20歳代で約4,200例、30歳代で約16,300例と推計される。 *小児がんは一般的に0~14歳のがんを指す。AYA世代(adolescent and young adult;思春期・若年成人)は15歳から20歳代、30歳代を指すことが多く、ここでは15~39歳)。がんは通常、悪性の腫瘍を指すが、小児など若年のがん統計では良性・良悪不詳の脳腫瘍を合わせて含むことがある。ここでの罹患率は
食道がんは、食道の内面をおおっている粘膜の表面からできます。食道のどこにでもできる可能性がありますが、約半数が食道の中央付近からできます。また、食道内にいくつも同時にできることもあります。 食道がんは、初期には自覚症状がないことがほとんどです。がんが進行するにつれて、飲食時の胸の違和感、飲食物がつかえる感じ、体重減少、胸や背中の痛み、咳、嗄声させい(声のかすれ)などの症状が出ます。 がんの診断から治療までの流れなどについては「関連する情報」をご覧ください。 関連する情報
1.がん研究から「がん予防」へ 日本では毎年、たくさんの人ががんになっており、日本人の2人に1人が一生のうち一度はがんになるというデータがあります。がんは日本人にとって身近な病気で、その予防は多くの人の関心を集めるテーマです。がん予防についての研究からは、がんと生活習慣病・環境との間に深い関わりがみられていますので、生活習慣を改善することで誰でもがん予防に取り組むことができます。 このページでは、日本人を対象とした研究結果から定められた、科学的根拠に基づいた「日本人のためのがん予防法(5+1)」についてまとめています。 1人でも多くの方がこのページをご参照いただき、より健康的な生活習慣を生活に取り入れていただけるように願っています。
乳がんは乳腺の組織にできるがんで、多くは乳管から発生しますが、一部は小葉から発生します。 乳がんの主な症状は、乳房のしこりです。自分で乳房を触ることで気付く場合もあります。ほかには、乳房にくぼみができる、乳頭や乳輪がただれる、左右の乳房の形が非対照になる、乳頭から分泌物が出る、などがあります。 がんの診断から治療までの流れなどについては「関連する情報」をご覧ください。 関連する情報
膵臓がんは、多くは膵管に発生し、そのほとんどは腺がんという組織型(がんの種類)です。 膵臓は、がんが発生しても小さいうちは症状が出にくく、早期の発見は簡単ではありません。進行してくると、腹痛、食欲不振、腹部膨満感(おなかが張る感じ)、黄疸おうだん、腰や背中の痛みなどが起こります。その他、急に糖尿病が発症することや悪化することがあり、膵臓がんが見つかるきっかけになることもあります。ただし、これらの症状は膵臓がん以外の理由でも起こることがあります。また、膵臓がんであっても起こらないことがあります。 がんの診断から治療までの流れなどについては「関連する情報」をご覧ください。 関連する情報
1.免疫療法とは 「免疫療法」は、免疫めんえきの力を利用してがんを攻撃する治療法です 1)免疫とは 細菌やウイルスなどの「異物いぶつ」が体に入ってくるのを防いだり、排除したりして体を守る力を「免疫」といいます。免疫はいつも同じ状態ではなく、弱まったり、異物を排除するために強まったりしています。 免疫では、免疫細胞と呼ばれる血液中の白血球などが中心的な役割を果たします。このうち「T細胞(Tリンパ球)」には、がん細胞を攻撃する性質があり、免疫療法で重要な役割を担います。
1.食事は大切、でもあまり神経質になる必要はありません 体力を維持するために、また感染などを防ぐためにも、エネルギーやタンパク質、ビタミン、ミネラルが不足しないような食事を取ることは大切なことです。基本は、バランスのよい食事をゆっくりと取ることです。 しかし、「がんばって食べよう」と思うあまり、食べることがつらくなってしまうこともあるかもしれません。病気になると、心配や不安、生活環境の変化、手術による後遺症や治療による副作用など、さまざまな要因によって食欲は低下します。医師から食事について特別な指示がある場合以外は、無理をしないで体の調子やおなかの具合に合わせて、食べられるものから食べるようにすることが大切です。外食で気分を変える、色合いや歯応えを一工夫するなど、そのときの状況に応じて、食べることを楽しめるようにしてみるとよいでしょう。 病気や治療の内容によっては、これまでどおり食事が取れ
1.はじめに このページは、実際にがんになった方(ご本人)やそのご家族から、治療や日常生活の中で、困ったり悩んだりした体験を広く聞きながら作成しました。ご本人のご家族であるあなたに向けて、「あなたが今できること」を考えるヒントになることを目指しています。 これからあなたが、この状況とどう向き合い、ご本人にどう接したらよいのか、治療の流れに沿って、次の3つのヒントとともに考えていきます。 ご家族といっても、ご本人との関係性はさまざまです。遠方に住んでいたり、多忙でご本人と過ごす時間がとれなかったりするご家族もいることと思います。 さまざまな立場のご家族を支える情報や相談窓口、制度があります。困難な場面に立たされたり、悩んだりしたときに、あなたを支える人がいます。どうぞおひとりで抱えずに、担当医や周囲の人にあなたのお気持ちをご相談ください。あなたなりの関わりを大切にしていきましょう。 このペー
用語の説明 生存状況把握割合:生存率を推定するためには、がんと診断されてから3年、5年後の患者さんの生死状況を把握する必要があります。この生死状況が確認できている割合が生存状況把握割合です。一般に、生存状況把握割合が低いと生存率は本当の値よりも高く計算されることが知られています。 95%信頼区間:母集団(興味がある対象全体の集合)から標本(母集団から抽出した部分集合)をとってきて、95%信頼区間を求める、という作業を100回実行したときに、95回はその区間の中に真の値が含まれる。 ネット・サバイバル:相対生存率と同様にがんによる生存への影響を把握する目的で使用され、「がんのみが死因となる場合の生存率」自体を推計する方法です。相対生存率は一般的な方法の1つではありますが、生存率の高いがん種において理論上100%以上になることが生じるなど課題も多く、純生存率(Net Survival、Poha
HOME > 生活・療養 > 転移・再発 > 再発、転移とは 「患者必携 もしも、がんが再発したら」より 更新・確認日:2019年04月23日 [ 履歴 ] このページは、書籍「患者必携」シリーズの内容を抜粋して掲載しています。 「再発」とは、治療がうまくいったように見えても、手術で取りきれていなかった目に見えない小さながんが残っていて再び現れたり、 薬物療法(抗がん剤治療)や放射線治療でいったん縮小したがんが再び大きくなったり、別の場所に同じがんが出現することをいい ます。治療した場所の近くで再発を指摘されるだけでなく、別の場所で「転移」としてがんが見つかることも含めて再発といいます。 血液やリンパのがん、前立腺がんなどの場合には、「再燃」という言葉が使われます。 初回の治療でがんが完全に取り除かれていれば、もちろん再発することはありません。けれども実際には、がんが発見されたときす でに
1.がんについて知っておきたいこと 誰でもなる可能性がある 現在、日本人の2人に1人は一生のうちに何らかのがんになるといわれています。がんは、すべての人にとって身近な病気です。しかし、ひと口にがんといっても、その病状や経過は、がんの種類やがんが見つかったときの状態などによって異なり、人によってさまざまです。 「がん情報サービス」では、がんに関連するさまざまな情報を紹介しています。世の中にはたくさんのがんの情報がありますが、がんという病気について知りたいときには、まず、「がん情報サービス」で自分の状況に合った確かな情報を確認しましょう。
1.セカンドオピニオンとは がんの診療では、患者や家族が正しい情報に基づいて担当医と十分に話し合い、納得して治療を受けることが大切です。しかし、担当医と十分に話し合っていたとしても、病気や治療への理解を深め、より納得して治療を受けるために、「別の医師の話を聞いてみたい」と思うことがあるかもしれません。 患者が診断や治療選択などについて、現在診療を受けている担当医とは別の医師に求める助言(第2の意見)およびそれを求めることをセカンドオピニオンといいます。セカンドオピニオンは、現在の担当医のもとで治療を受けることを前提に利用するものです。「セカンドオピニオンを受けること=転院して別の医師のもとで治療を受けること」ではありません。例えば、以下のようなときに利用することができます(図1)。 セカンドオピニオンはこうした患者の疑問・不安・悩みに応えて、自身の決断を支援する仕組みの1つであり、よりよい
1.年次推移のまとめ がんの罹患数と死亡数は、人口の高齢化を主な要因として、ともに増加し続けている。 人口の高齢化の影響を除いた年齢調整率で見ると、がんの罹患は2010年前後まで増加しその後横ばい、死亡は1990年代半ばをピークに減少している。 がんの生存率は多くの部位で上昇傾向にある。
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1.はじめに がん対策の基本は、がんの罹患率・死亡率を減少させることにより、国民の疾病負担を軽減することにあります。この目標に到達するために、予防・診断・治療・緩和ケアなどさまざまな対策がとられています。その中でも、がん検診は適切な実施により確実な効果が得られることから重要な役割を担っています。がん検診では「がん検診アセスメント」「がん検診マネジメント」「受診率対策」が重要であり、これらのうち1つでも欠けると、目標に到達することが難しくなります(図1)。 2.がん検診の3本柱 1)がん検診アセスメント 進行の早いがんは早期で見つけることのできる期間が短く、検査で早期発見をするのが困難です。一方、進行の遅いがんはその期間が長いため、早期発見は容易です。極端な場合、数十年もの間早期の期間が続くがんもあり、放置しても死に至らないと考えられるものもあります。精度の高い検査では、がんの発見率が高くな
国立がん研究センターが作成したがんに関する書籍を紹介しています。 「患者必携」は、平成19年6月に策定された「がん対策推進基本計画」に基づいて、療養生活での不安や悩みへの対応やがん医療のことなどがん患者・ 家族の方に活用していただきたい情報を、取りまとめたものです。
がん検診を受けることは、がんを無症状のうちに早期発見・早期治療し、がんで亡くなることを防ぐことにつながります。ただし、がん検診には利益だけでなく、さまざまな不利益もありますので、数多く受ければよいというものではありません。 このページは働く世代の方に向けて、正しいがん検診の選び方(その年代で受けるべき検診)や、検診を受ける前に知っていただきたい情報をまとめたものです。がん検診に関する理解を深め、正しい知識を持って適切に受診しましょう。 1.がん検診の分類と職域検診 日本のがん検診は大まかに、市区町村が実施する住民検診、事業者や保険者が実施する職域検診、その他のがん検診(個人が任意に受ける検診)に分かれます。 事業者には「定期健康診断」、保険者には「特定健康診査」の年1回の実施がそれぞれ義務づけられていますが、がん検診はこれらに含まれていません。がん検診の実施は任意となっており、職域によって
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