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本日は、横浜国立大学教育学部附属横浜中学校の授業研究会(非公開)でした。 2021年度の研究発表会が、コロナウイルス感染拡大の影響で開催できなくなってしまったこともあり、本年度こそ公開で開催できればよいなぁ、とは思っていたのですが、オミクロン株の影響が著しく、本年度も非公開での開催となりました。 今年も3月中旬頃、こちらのページに「基調提案」「教科提案」「指導案」が掲載されるとのことです。 本年度、研究発表会で公開予定であった授業は、中学2年生・国語科「書くこと」の実践として、同校・国語科の柳屋亮教諭によって行われた、以下の実践。 「Fy74期生のコロナ禍における○○論 ~根拠の適切さを考えて自分の考えが伝わる文章になるように工夫する~」 「Fy」というのは、「(横浜国立大学教育学部)附属(Fuzoku)横浜(Yokohama)中学校の頭文字をとった略称*1。 柳屋先生は、これまでにも、『
「国語教育相談室」と書いてみましたが、新たにそんなコーナーを始めるというわけではありません。「国語教育相談室」みたいなものが必要ですね、という話です。 先日、教育に関わられている方より、中学校で出題された文法問題について、質問を受けました。 「次の各文の主語と述語を書き抜きなさい」という指示のもと示された複数の文の中に以下のような文があったのだが、この文の主語と述語は何になるのかを教えてほしい、ということでした。 誰だって落ち込むことはある。 文法教育においては、「学校文法」というちょっと特殊な文法の存在を考慮しなくてはいけなかったり、そもそも、私自身が、文法のことをよくわかっていないので、専門家にお聞きすることにしました。 今回、ご相談したのは、文法教育史の専門家・名古屋女子大学の勘米良佑太先生と、文法史の専門家・大阪教育大学の清田朗裕先生です。 国語教育と日本語学(国語学)、バランスよ
萩生田文科相は、1月19日の記者会見で、文部科学省内に「「令和の日本型学校教育」を担う教師の人材確保・質向上に関する検討本部」を立ち上げることを表明しました。 この件に関しては、教育新聞が「「教師を再び憧れの職業に」 文科相、検討本部設置を表明」(2021/1/19)と報じるほか、Yahoo!ニュースに前屋毅さん(フリージャーナリスト)の記事「「憧れの職業」になっていないのは教員の責任なのか、萩生田文科相の気になる言い方」(2021/1/20)が掲載される他、それほど話題になっているわけではないようですが、私はこの省内の検討本部立ち上げと、それに対する文科相の説明に、大きな違和感を覚えました。 検討本部の立ち上げに関する違和感というのは、簡単にいえば、「なんで、それ、必要なの?」ということです。 記者会見では、これについて、はじめに次のように説明されています。 最後に、本日、私の下に「『令
新型コロナウイルス感染予防のため、日本中の大学で、遠隔講義(オンライン講義)への対応が求められています。 わたしの勤務先である横浜国立大学でも、4/8に「授業開始に向けたPC等事前準備のお願い」(PDF)が示され、授業は、Office365 Teams、授業支援システム、Zoomの組み合わせで行うという方針が示されました。 授業支援システム・Office 365 Teams, Zoomを使った授業のイメージ このようなことを、Twitterで報告したところ即座に、次のようなツッコミが入りました。 単純に疑問なんですけど、この場合の情報保障や、発話が難しい学生などの対応ってどうなるんですかね…?— そう (@sojumpso) 2020年4月8日 この問題については、4/21の時点ですでに、日本聴覚障害学生高等教育支援ネットワーク(PEPNet-Japan)が、遠隔講義における情報保障支援に
2019年10月26日から27日にかけて開催された、全国大学国語教育学会仙台大会(プログラムPDF)では、2日目に「国語科教育における『読解力』を問い直す:リーディングスキルテストをめぐる議論を中心に」と題されたラウンドテーブルが開催されました。 ラウンドテーブル3 国語科教育における「読解力」を問い直す―リーディングスキルテストをめぐる議論を中心に― 〈230教室〉(発表要旨PDF) コーディネーター :間瀬茂夫(広島大学) 登壇者: 犬塚美輪(東京学芸大学)「リーディングスキルテストの開発コンセプトとねらい」 冨安慎吾(島根大学)「RSTと全国学力学習状況調査」 荷方邦夫(金沢美術工芸大学)・石田喜美 (横浜国立大学)「国語教育における「読解力」とは何か」 指定討論者: 渡辺貴裕(東京学芸大学) はじめに、コーディネーターの間瀬先生から、本ラウンドテーブル開催の経緯が説明されました。全
Thony Gameの『ダイアレクト(Dialect)』のプレイ体験会を開催しました。 「ダイアレクト(Dialect)」とは、「方言」「通語・隠語」という意味。 日本語だと「方言」といえば、ほぼ、関西弁や東北弁などの「地域方言」しかイメージされないことが多いのですが、このゲームで扱われているのは、どちらかというと、職業やサブカルチャー共同体で用いられるような「社会方言」の方ですね。 そういう意味で、日本で売り出すとしたら「ジャーゴン(jargon)」にしたほうがいいのかもしれない。「ジャーゴン」もそんなに知られている用語ではないとは思いますが、「ダイアレクト」よりは聞き覚えがある人が多い気がします。 さて、この『ダイアレクト』というゲームですが、公式サイトには、次のような説明が書かれています。 『ダイアレクト』は、孤立無援のコミュニティと、彼らの言語、そして言語が失われることの意味するこ
今週のお題「書くこと」 …というわけで、レポート・論文を「書くこと」をサポートする仕事をしているので、この機会に、レポート・論文(卒業論文を含む)を書くために便利なWEBサービスやWEBサイトのまとめをしておきたいと思います。 もちろん、「レポートや論文ってどう書けばいいの?」と悩んでいる方は、日本全国に数多いらっしゃるので、すでにそういう悩みに答えるいくつかのまとめページは存在しています。 ★〔大学生必見〕レポートの書き方〔文系科目〕〔一般教養〕 - NAVER まとめ そもそも「レポート」とは何なのか?から説明されているページ。 「小論文・感想文とレポートはどう違うのか?」「どのような順序で考えていけばレポートが書けるのか?」もおさえられているので、まずは全体像をイメージしたいという方に、便利なまとめ。 ★【レポート・論文・卒論】知っておくと便利な情報収集サービスまとめ - NAVER
1月26日に行われた、東京大学公開文化資源学研究専攻公開講義「コモンズ・表現規制・ウィキリークス 〜情報ガバナンスの未来像」に行ってきました。 イベントの趣旨とトピック [日時] 2011年1月26日(水)18時〜20時30分(開場17:30) [会場] 東京大学本郷キャンパス 情報学環・福武ホール 福武ラーニングシアター [モデレータ] 福井健策(弁護士、日本大学藝術学部客員教授) [登壇者] 長尾真(国立国会図書館館長) 藤本由香里(明治大学国際日本学部准教授) 金正勲(慶応大学大学院政策・メディア研究科准教授) 生貝直人(クリエイティブ・コモンズ・ジャパン理事、東京大学大学院学際情報学府博士課程) このイベントの情報をいただいて、サイトを見てみたところ、今回とりあげるトピックとして次のものが挙げられていました。 (1)ファイル交換・AppStore問題・YouTubeなど作品の非正規
Kaikai kikiの2009年版カレンダーを送っていただく。 カレンダーの表紙はMr.(ミスター)氏の《スターティングオーバー》。 ここ数年、水戸芸術館に関わるようになってきてからいろいろ「現代アート」と呼ばれる幅広い作品群を見るようにはなってきたけれど、それでもMr.氏の作品が「アート」と見なされる所以は、いまだにわかりきっていない。 Selected Artworks: Mr. | Artist | Kaikai Kiki Co., Ltd. その「わからない」という思いは、主に、「どうしてこの人だけが『アーティスト』を名乗る資格があるのか?」という思いに起因する。 わたしは、「文化」という概念をめぐるイデオロギーのせめぎ合いに関心が高く、それが昂じて博士論文までそのテーマで貫き通してしまった人間である。だから、「どうして、ロリ絵ごときが『アート』と呼ばれるのか」という疑問はまった
専門学校の「論理的思考」の授業で、ちょっとしたディベートに展開できるようなグループ討議を試みうかと思い、良い課題を探していたところ、「若い女性と水夫」という課題を見つけました。この課題は、構成的エンカウンター・グループの課題としてよく用いられるもので、参加者は、以下のような活動を行います。 (1)「若い女性と水夫」の物語を読む (2)「若い女性」「水夫」「老人」「フィアンセ」「(フィアンセの)親友」という五人の登場人物について自分が親しみを感じる順(要するに、「こいつはまだ許せる」とい う順)に順番をつける。 (3)どうしてどうしてその順番にするのか、「なぜ『まだ許せる』と思えるのか」の理由づけをし、グループでその意見を交換しあう。 (4)グループ内でお互いに説得しあうことによって、グループとしての順位をつける。 ひとりでも(1)(2)までやってみると、あらためて、自分の価値観に気づいたり
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