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衆院選
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会場到着まで 全体企画と古本オークション 個別企画 読書会 個別企画 ドラフト方式でアンソロジー 深夜企画 人狼 深夜のお絵かき大会 深夜のロングトーク 早朝、そして解散 帰宅後 特にメモはとっておらず、記憶だけで書いております。細かい言い回しの違いなどは乞うご容赦。そもそも妄想も入っていたりする。 もしお名前の勘違いなど、杉本がそれはもう恥じ入るような記述誤りがありましたら、Twitterで晒して愉しむ、ではなく、そっと右上のメールフォームあたりからお知らせいただけると大変助かります。 ■会場到着まで MYSCONが復活する――そんな噂を耳にしたのは、私の記憶が確かであれば三月末、MYSDOKU8宮内悠介『盤上の夜』読書会でのことだった。 (フム、これは応援しなくてはならないな……) 参加人数の減少、スタッフの高齢化、大喜利のクオリティ維持の限界から継続困難となり、四年間絶えていた幻のミ
以下の文章は宮内悠介『盤上の夜』の内容(真相、犯人、トリック)に触れています。 未読の方は以下の文章を読まないでください。 MYSDOKUに第八回があった事実を告げると、鬼と呼ばれる本格ミステリマニアたちでさえも驚くことが多いが、やむをえない話である。第八回のMYSDOKUでどのような論が戦われたか、またそのとき誰が失笑を買ったのかは、ミステリの歴史から抹消されている。 課題本は宮内悠介『盤上の夜』(創元日本SF叢書)、3/30(土) 13時半から16時半まで3時間。以下はMYSDOKU8に参加した某氏のメモからの再構成だが、走り書きのため正確さについては容赦してほしいとのこと。 明後日に卯月を迎えるにしては肌寒い日であった。JR蒲田駅東口のBecker'sで簡単な昼食をとると、わたしはそこから徒歩数分の距離にある大田区消費者生活センターへ赴いた。二階の薄暗い廊下を奥へ進み、第5集会室の扉
限界研[編]『21世紀探偵小説 ポスト新本格と論理の崩壊』を読んで、つらつら思ったことを整理しておこうと思います。以下はこの本の正確な解説ではなく、自分なりにこう解釈したという文章です。かなり大きなスパンの出来事を一個人の視点からアバウトに捉えており、客観的な正確さについては眉にツバしてください。 ■本格ミステリは衰退期なのか? この評論集の全体的なテーマは大きく分けて二つあると思います。ひとつは、社会環境の変化を受けて本格ミステリ作品内における論理のありかたにこれまでにはなかった変化が起きていること。もうひとつは、本格ミステリはいま衰退期にあり、ジャンルの発展を望むなら次に向けた手を模索する必要があるということです。要は、きちんと現状を認識して将来の不安に備えましょうということですね。 まずは後者、本格ミステリは本当に衰退期なのかというところから始めましょう。結論を先に述べれば感覚的には
二〇一二年四月〈サクラダリセット〉シリーズが全七巻で完結しました。最終巻を読み、以前レビューで書いたことはそれほど的外れでもなかったと安心しました。 これからの「サクラダリセット」の話をしよう http://longfish.cute.coocan.jp/pages/2011/110109_sakurada/ その一方で、当然ですがマイケル・サンデル『これからの「正義」の話をしよう』との対比だけでは説明できない箇所もありました。その補足を以て〈サクラダリセット〉シリーズ全体の感想に代えたいと思います。 サンデルの主張に無い箇所とはなにか。それは、幸福論です。同時にこれは、あまりにも高すぎるケイの理想がなぜ必要なのか、あるいはどうすれば実現できるのかという疑問への答えでもあります。具体的には『サクラダリセット5 ONE HAND EDEN』の内容と、それがシリーズ最終巻『サクラダリセット7
11/5(土) 中央大学文学会主催の「笠井潔講演会 ~3.11とセカイ系~」に参加してきました。場所は中央大学多摩キャンパス8号館8305教室、13時半開場。第一部は笠井潔公演で14時開演15時終了。10分間の休憩を挟んでゲストの蔓葉信博、飯田一史、藤田直哉が加わったトークセッションが開始、質疑応答が終了したのが16時半でした。 会場は二百人くらいすしづめにできそうな大講堂で、前半はず~っと笠井潔が一人で話していたので大学の講義風景のよう。急に指さされて「二重の光輪とはなにか説明したまえ!」とか言われたらどうしようと思ってました。客は八十人くらいいたかな? 右端になぜかリクルートスーツの集団がいたのは大学サークルの方達だったのかしらん。 なんかね、のんびりしてたらTogetterにまとめが先に作られちゃったよ…… orz。正確なレポをお求めの方はこちらをご覧ください(自棄)。こっちのほうが
以下の文章は綾辻行人『Another』の内容(真相、犯人、トリック)に触れています。 未読の方は以下の文章を読まないでください。 綾辻行人『Another』(角川書店)について、あらすじ、登場人物を整理した。 既読の方は、作品内容を振り返るのにご利用頂きたい。 綾辻行人『Another』早引表 [Excel] 作品中、幾度となく日付と曜日が示されるため、そこに真相を示す手がかりがあるのではと注意したが、みつけることができなかった。もしなにかお気づきの方がいれば、ご教示いただけるとありがたい。 叙述トリックについては早引表のほうを参照いただければ充分と思われるため、言及しない。 幻想小説、キャラクター小説としての側面のみ以下に記す。なお、以下の文章におけるホラーというジャンルへの私の理解は個人的見解に過ぎないことをお断りしておく。 本作品の前半は正調英国怪談の趣がある。日常の光景は、実在の不
評論「ゲーム系ミステリの思想」の一部を試供品として以下に公開します。 本稿の全文は探偵小説研究会機関誌「CRITICA」第6号に掲載されます。「CRITICA」の詳細、入手方法については以下のリンク先を参照してください。 探偵小説研究会 http://www.geocities.co.jp/tanteishosetu_kenkyukai/ 「CRITICA」:探偵小説研究会 http://www.geocities.co.jp/tanteishosetu_kenkyukai/critica.htm 章構成は以下の通りです。 一、不可知を前提としたミステリ 二、メタが潰れてゲームが始まる 三、不可知の絶望に抗して 四、到達不能という名のリアル 07th Expansion制作『うみねこのなく頃に』がミステリ作品としてどのような歴史的経緯を受け継ぎ、どのような同時代性を帯びているか、垂直方向と
以下の文章はエラリー・クイーン『ギリシア棺の謎』の内容(真相、犯人、トリック)に触れています。 未読の方は以下の文章を読まないでください。 1993年から2001年にかけて、エラリー・クイーン『ギリシア棺の謎』(1932年)の評価を巡り論争が繰り広げられた。法月綸太郎、笠井潔らが『ギリシア棺の謎』は偽の手がかりを扱うため後期クイーン問題を免れない――探偵役/読者が唯一の真相にたどりつくことが保証されない――と主張したのに対し、飯城勇三は否を唱えた。 果たして十年も前に終結した論争を、それもミステリマニアしか関心をもたない内輪受けめいた議論を、いま見直すことに意義はあるのか。この文章を綴ろうと思い至った契機は、飯城勇三『エラリー・クイーン論』が昨年刊行されたことにある。八十年前の小説について論じる本書には、むしろ今日のフィクションに流行するゲーム的な感性が息づいていた。 2010年は後期クイ
少し早めの夏期休暇をとった。帰省して実家の本棚を懐かしく眺めていると、兄が買いそろえていた『風の谷のナウシカ』(ANIMAGE COMICSワイド判)をみつけ、思わず全巻を一晩で再読してしまった。 最後に読んだのは十年以上前、まだ大学生の頃だった。発刊ペースがかなり空いていたため、全体的なストーリーラインを把握したのはこれが初めてかもしれない。 ちょうどマイケル・サンデル『これからの「正義」の話をしよう』(早川書房)を読み終えた日だった。そのせいか、ナウシカの行動が「本当の正しさとはなにか?」を問い続けていたように思えてしかたがなかった。 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ 以下、宮崎駿『風の谷のナウシカ』の内容に触れます。 映画ではなく、アニメ情報誌『アニメージュ』に連載された漫画作品のほうについて記します。 未読の方は注意してください。 ※※※※※※※※※※※※※
はじめに これからの正義 セカイから私まで 全体最適が実現された世界 全体最適を超越する少年 全体最適を体現する少女 再び、これからの正義 注記 ■はじめに マイケル・サンデル。1953年、ミネソタ州ミネアポリス生まれ。1980年、ハーヴァード大学行政学部教授就任。2010年5月に早川書房から翻訳刊行された『これからの「正義」の話をしよう』[*1]は半年足らずで五十万部を突破し[*2]、講義風景を収録したNHK教育テレビの番組「ハーバード白熱教室」が話題となった。 河野裕。1984年、徳島県生まれ。大阪芸術大学文芸学科卒。2009年6月に角川スニーカー文庫から長編小説『サクラダリセット CAT, GHOST and REVOLUTION SUNDAY』でデビュー[*3]。2010年9月に〈サクラダリセット〉シリーズ第三長編の刊行とあわせてコミック化決定が発表され、それを宣伝する書店POPに
12/18(土) 限界小説研究会[編]『サブカルチャー戦争 「セカイ系」から「世界内戦」へ』(南雲堂)刊行記念トークショー「世界内戦とロスト・ジェネレーション」に行ってきました。場所は青山ブックセンター本店内・カルチャーサロン青山。午後六時開場、六時半開始、八時頃終了。 以下、思い込みと自分勝手な解釈の激しい不正確なレポート。適当に足したり引いたり順番変えたりしてるので注意。エー、ぶっちゃけ私の教養は「シンサヨクってなに?」レベルでございます。考えるな! 感じるんだ! 去年と同じこと言ってるぞ! ■「世界内戦」とは? まずはジーンズ姿の司会者、藤田直哉が一人で壇上へ。90年代後半からゼロ年代前半にかけて「セカイ系」と呼ばれる作品が流行した。そこで描かれる戦争は敵の正体や思想が不明確かつ曖昧模糊としていて、主人公たちは自分がなにに巻きこまれているのか状況さえわからないなかで戦っていた。しかし
以下の文章は梓崎優『叫びと祈り』の内容(真相、犯人、トリック)に触れています。 未読の方は以下の文章を読まないでください。 11/13(土)、MYSDOKU4に参加しました。課題本は梓崎優『叫びと祈り』(東京創元社)。14時から17時まで3時間、心を折られ続けました。 以下、印象に残ったことを軽くレポします。メモはとったけれど、ここんとこ残業続きでバテててよー、正確さや順序の点は乞うご容赦だぜー。 会場はMYSDOKU2のときと同じ、門前仲町駅すぐの富岡区民館。ちょっと早めに行って飯処を探していたら成田山深川不動堂に迷いこんだ。時期的に、七五三の家族連れがいっぱい。近くの土産物屋で三パックよりどりみどり900円の煎餅を買ってから、いざ会場へ。 今回は和室だった。十二畳くらいありそうな細長い部屋にスタッフ含めて十五人の参加者が集まった。座布団であぐらをかいてノンビリしながら雑談していると、そ
以下の文章は麻耶雄嵩『夏と冬の奏鳴曲』の内容(真相、犯人、トリック)に触れています。 未読の方は以下の文章を読まないでください。
以下、麻耶雄嵩『神様ゲーム』の内容(真相、犯人、トリック)に言及しています。 未読の方は以下の文章を決して読まないでください。 まずは作品紹介 麻耶雄嵩『神様ゲーム』は「かつて子どもだった大きなお友達のための」あ、間違えた、「かつて子どもだったあなたと少年少女のための」講談社ミステリーランドから今年の七月に刊行された。 講談社ミステリーランドはミステリ作家に未来への遺産として子供向け読み物を書いてもらうというシリーズで、普通にジュブナイルな物語もあるけれど、実は子供にトラウマを与えるくらい大人の嫌らしさ人生の厳しさ社会の不条理を見せつけてやれグヘヘヘヘという方針があるそうで、けっこう子供向けとは思えない後味の悪い話がときどきある。ただいま一部不適切な表現がありましたことを海よりも深く反省いたします。 そもそも麻耶雄嵩先生はなんというか実にその、大変に個性のある作家でしてなあ、フォッホッホッ
以下の文章は島田荘司『斜め屋敷の犯罪』の内容(真相、犯人、トリック)に触れています。 未読の方は以下の文章を読まないでください。 カウンターレジュメ[Excel] 4/17(土)午後、MYSDOKU3が行われた。場所は新宿、ルノアール。参加人数はスタッフ含めて19名。 以下、印象に残ったことだけ軽~く報告します。記憶だけを頼りに書くので正確さは乞うご容赦。参加人数が多かったのと私の記憶能力に問題があるのとで、離れた席で発言された方のお名前を思いだせなかったりしますゴメンナサイ。 まずはスタッフのsasashinさんからMYSCON&MYSDOKUについて紹介。いつもなら春に実施するMYSCONだが人手不足もあり延期となった。新規スタッフ募集中なう。 近田鳶迩さんから謎の差し入れ。A3くらいの紙を三枚つなげて三角柱にしてあり、それぞれの側面に傾いた屋敷のイラストがカラーで印刷されている。なん
2010.03.30 年度別紹介ページ作成、4冊追加 (変更履歴参照) 2010.03.19 23冊追加、1箇所 誤記修正 What's this? ver0.3公開にあたっての覚え書き 説明 選定方針 分析 趣旨 ゼロ年代ライトノベル系ミステリ注目作品リスト[HTML版] 2010.03.30 ver0.3 変更履歴 What's this? ゼロ年代(2000~2009)に出版された、ライトノベル系ミステリ小説(いわゆるライトノベルレーベルで刊行されたミステリや、アニメ・まんがの影響を深く受けていると思われる作品)のリストです。 ゼロ年代ライトノベル系ミステリ注目作品リスト[Excel版] 2010.03.30 ver0.3 ゼロ年代ライトノベル系ミステリ注目作品リスト[HTML版] 2010.03.30 ver0.3 年度別紹介 2000年度 2001年度 2002年度 2003年度
お知らせ 2017.07.30 FXに手をだしてしまいました。JavaFXですけど。時代に追いつくべく勉強してみたのですが、たしかにSwingよりは APIに統一感があったり、WYSIWYGなツールで画面作りができたり、コーディングは楽になりました。ただ試しに作ろうとしたのが、普段はタスクトレイ常駐で、トレイアイコンをダブルクリックするとウィンドウを起動するものだったのが運の尽き。Applicationクラスや Packageクラスの Javadoc、海外の掲示板を読んで艱難辛苦することになりました。 2017.06.10 QTTAのしょうゆ味が好きです。生麺のような食べ心地が素晴らしく、スーパーで買って絶えず補充しています。唯一の欠点は、容器がプラスチック製なことでしょうか。つぶせないのでゴミ箱のなかで邪魔になるんですよね。あの生麺みたいな感触を実現するには気密性が重要で、それで容器が紙
特徴 キャプチャ 使い方 謝辞 11/9の文学フリマで個人誌『鉄錆風味歪夢 自選集』を頒布しました。そのときの原稿を元にした LaTeXサンプルを公開します。 特徴 以下の特徴があります。 A5版の縦書き、二段組みです。 巻頭歌、タイトルのため、頁中央に文字や画像を表示します。 目次、章タイトルを tbook既存のデザインとは変えています。 小口に画像を入れ、頁番号を縦書きの漢数詞にしています。 奥付も縦書きです。これは以下を参考にしました。 個人出版コミュニティ LaTeXによる書籍製作(15) http://bookproduction.blog69.fc2.com/blog-entry-68.html ダッシュ(――)は罫線を利用しています(市川憂人さんのアイデア)。なぜか倍角(\scalebox)ではうまくいかない……。 「!」「?」の後に来る空白を少し縮めています。既存のままだと
以下、島田荘司『眩暈』と『ネジ式ザゼツキー』の内容に言及しています。 未読の方は以下の文章を決して読まないで下さい。 重要な真相に触れている箇所は背景と文字の色を同じにすることで隠しています。その箇所を読むには文章をマウスで選択するか、ボタンを押して下さい。 島田荘司『眩暈』と『ネジ式ザゼツキー』は両翼のようだ。互いに似ているがすべてがあべこべである。『眩暈』では幻想が解体され、『ネジ式ザゼツキー』ではフィクションが解体される。江戸川乱歩はかつて「うつしよは夢 夜の夢こそまこと」という言葉を残したが、島田荘司はうつしよと夜の夢が地続きであることを示す。 と、いきなり結論付けても説得力がないので順番に語ることにしよう。 酒井邦嘉『言語の脳科学』(中公新書)によると、アメリカの言語学者、ノーム・チョムスキーは生成文法理論を主張している。「人間に特有な言語能力は、脳の生得的な性質に由来する」とい
以下の文章は「うみねこのなく頃に」についてのメモです。 問題編(Ep.1~Ep.4)の内容に触れています。 未プレイの方は決して読まないで下さい。 なお、Ep.5以降は未プレイの状態で書いています。 全体目次 コミケで本日早々に Ep.5をゲットした方々は、いまごろ驚愕の真相を目にされている頃でせうか……エー、これからゆるゆるとどこかで入手しようとされているあなた! お時間があるなら、こちらに目を通してみませんか! 「うみねこ」の整理ノートでございます。 謎と赤き真実の整理 どのような謎が提示されているか、できるだけコンパクトに整理しました。事件毎にどんな赤き真実が言及されているかまとめています。推理のお供にどうぞ。 感想と考察と妄想 私の個人的な感想と考察と妄想です。エー、こっちはあんま参考にはならないような。 ファーストプレイメモ 某所に書いていたファーストプレイ時のメモです。ひねりも
8/2 限界小説研究会[編]『社会は存在しない セカイ系文化論』(南雲堂)刊行記念トークイベント「セカイ系のクリティカル・ターン――2010年代のニッポンの批評に向けて」に行ってきました。場所は青山ブックセンター本店。午後五時半開始、七時半頃終了。 以下、レポート……ならぬ疑似レポート。すんまへん、かなり不正確です。前提知識がないとわからないことが多くて補足を加えました。ゲストである佐々木敦の言っていることもよくわからなくて、イベントの後で急いで『ニッポンの思想』を読みました。 そんなこんなでかなり私の当て推量が入っています。客観的なレポートではなく、私はこんなふうに理解したという文章だと思ってください。考えるな! 感じるんだ! 発言の順番も発言者も、どこから発言者の言葉でどこから私の考えなのかも気にしないでください。そこらへんの正確さはもうあきらめた! 鉤括弧でくくったとこも、本人の発言
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ 平野耕太『HELLSING』の内容に触れます。 未読の方は以下の文章を読まないでください。 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ なにが契機だったか忘れたが、平野耕太『HELLSING』最終巻を読みなおした。 王立国教騎士団インテグラル・ヘルシングは、炎上する飛行船で少佐との直接対決を迎える。 セラスの放ったアハトアハトを喰らい、少佐は半機械と化した己の身体を晒す。お前はばけものだと言い放つインテグラに少佐は答える(以下、傍点は太字に代えた)。 違うね 私は人間だ 人間が人間たらしめている物はただ一つ 己の意志だ 血液を魂の通貨として 他者を取り込み続けなければ生きていけない様な アーカードの様な哀れな化物と あんなか弱いものと一緒にするな 私は私の意志がある限り たとえガラス瓶の培養液の中に浮かぶ脳髄が私の全て
谷川流『涼宮ハルヒの消失』(角川スニーカー文庫)の作品内容(ストーリー、犯人、結末)に触れています。関連して、以下の作品内容にも言及しています。 『涼宮ハルヒの憂鬱』 「笹の葉ラプソディ」(『涼宮ハルヒの退屈』所収) 「雪山症候群」(『涼宮ハルヒの暴走』所収) 「朝比奈みくるの憂鬱」(『涼宮ハルヒの動揺』所収) 『涼宮ハルヒの陰謀』 上記の事情から『涼宮ハルヒの陰謀』まで既読の方のみお読みください。 以下はいわゆる考察系の文章であり、公式作品とは無関係です。可能な限り小説内の記述に基づく推察を試みていますが、私が思い違いや憶測をしていることもありえます。 ファンの方を不快にさせかねない文章を含みます。あらかじめご容赦ください。 これは、消去プログラムである。 起動させる場合は下へスクロールし、 そうでない場合はブラウザバックせよ。 起動させた場合、 あなたが理解したはずの 『涼宮ハルヒの消
2007/04/30、評論編を新規に追加し、概説編に記述を追加しました。背景色がクリーム色の箇所を参照してください。 もし追記前のバージョン(2006/10/09発表)が必要であれば 061009_devotion.zip をダウンロードして下さい。
YOMIURI PC 編集部『パソコンは日本語をどう変えたか』(講談社ブルーバックス)を読んだ。 六十年代頃からコンピュータが国内に普及し始めたが、初めはアルファベットや記号しか扱えなかった。日本語をキーボードから入力し、プリンタで印刷したい。そんな要望に応えようとした技術者達の工夫と努力が綴られている。 かな漢字変換技術の変遷、フォント制作現場の舞台裏、コンピュータが日本語に与えた影響など多種多様な話題が紹介されていて面白かった。 私は入社十年にも満たない一プログラマに過ぎない。けれど、むかし苦労したことが読み進めるほどに思いだされて、考え込んでしまった。 ある商用サイトの保守をしていて、エンドユーザから文字化けを指摘されたことがあった。調べてみると、ユーザが入力したのは機種依存文字だった。機種依存文字とは、OSなど環境の違いで表示が異なってしまう文字を指す。例えば Windowsの丸数
あまり本を読まない人にとってミステリのイメージといえば、パイプをくわえたシャーロック・ホームズとか、時刻表とか家政婦とか刑事ドラマなわけで。 幻影城や新本格以降の、技巧の進化やジャンルクロスオーバーを楽しんできた読者とは、ミステリというジャンルそのものへの認識が違っています。 てなわけで、普段ミステリ読まない人に「え?こんなのもミステリ?」とびっくりさせるための作品リスト。 普段あまり本を読まない人でもひきこまれる、そこそこ入手しやすい作品という条件で考えました。
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