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過去にアンケートを実施したことがある方に質問です。なぜ「アンケート」という調査方法を選んだのでしょうか?その案件は「インタビュー」ではだめだったのでしょうか?そもそもこの2つの調査方法には実施形式以外にどんな違いがあるのでしょうか? 調査の監修を依頼される立場で相談者と話すと、「なんとなくアンケートだったから」「アンケートと決まっていたから」「インタビューは慣れていないから」など、特に深い理由はなく決定される(積極的な選択ではない)ことが多いように感じます。 実は調査のプロの間でも調査手法は固定的であることが多く、アンケート畑の人はアンケートを、インタビュー畑の人はインタビューをし続け、大きくは交わりません。専門分野の技能以外は知識だけに留まる、というキャリア形成も珍しくありません。 もちろんこうした状況を否定しているわけではなくて、それぞれの手法に精通している人がいてはじめて発展するもの
「仮に、アンケートやインタビューが使えない環境にあったとして、菅原さんならどうやって情報を集めますか?」(実際には世の中一般的にそういう人も多いので)―オンライン学習サービス・Schooのディレクターさんから最近いただいた質問です。 時を同じくして、いつもリサーチ記事のウェブ連載を掲載いただいているヴァリューズの担当編集者さんからも、「ビッグデータなどのデータセットからは得られない、リサーチ活動ならではの魅力や価値は何ですか?」という質問もいただきました。 私自身は日頃、アンケートやインタビューをやりましょうと呼びかけている立場なので、そうした「人に聴く手法」を封印して何ができるのかというのは、自分自身にも興味深い問いであり、その答えはリサーチの独自価値ともつながっていそうです。 今回は、リサーチャーの私が毎日行っている、「調べる習慣」の身に付け方の話です。調べることを日常としている自分に
2020年の年末にデニーズを利用したところ、レシートに「メニューアンケートにご協力ください」との記載があることに気づきました。ふつうの感覚だと「こういうのやる人いるのかな?」と廃棄スルーするかもしれませんが、そこは私の職業病です笑。 このメニューアンケートの出来が最高でした!飲食店が行うお客様アンケートを成功させる、ただひとつの重要なポイントを見事に押さえているのです。それは何かと言えば――「アンケートの設計段階でお客様の状況を理解している」ことなのです。 「お客様を理解するために→アンケートを実施するのでは?(設計段階ではわかりようもないのだから)」と思ったかもしれません。実はこれ、順序が逆なのです。アンケートでは、「設計段階から」ある程度お客様の状況を理解していることが重要です。 飲食店が行うアンケートは、ほとんどのケースで「味・値段・接客」の評価を総合的に問う内容から出来ています。一
アンケートの質問をつくるとき、皆さんは何を参照していますか? 会社の中に過去調査の蓄積が無い… 知見を聞ける先輩が周囲にいない… テンプレート集がそのまんますぎて使えない… 調査の本は手法と手順の解説に終始している… 初めてアンケートを自分でつくる人にとって、実際に使える生情報は意外と出回っていないもの。私も本を見ながら、「調査テーマと質問項目はそこそこでいいから、質問文と選択肢を載せてよ」と、ずっと思ってきました(笑)。 そこでこの記事では、リサーチを何らかの形でテーマに含んでいるビジネス書の中から、アンケートの質問サンプルを直接的に掲載している本を8冊取り上げます。この記事に登場する本を見たら、すぐに質問のイメージが湧きます。 本の並びはテーマ別に、前半:マーケティングリサーチ、中盤:プロダクトデザイン、後半:従業員サーベイ、という順になっています。中盤以降はインタビュー用の質問も含み
リサーチの手法を使ったマーケティング分析で高いパフォーマンスを得るには、「マーケティング・小売・ウェブ・マネジメント」など、リサーチに関連する領域の知識のレベルアップが必要です。 そこでこの投稿では、「マーケティング分析の理解度を上げる!リサーチのレベルアップ本20選」と題して、先日リサーチ本を出版した著者リサーチャーの私が読み込んできたブックリストを公開します。 紹介する本は、<リサーチ技法、マネジメント理論、小売・マーチャンダイジング、統合的分析領域、リーダーシップ・組織マネジメント>の5分野から選んでいます。 また、本の雰囲気をつかんでいただくために、リサーチャー視点でおすすめの箇所を囲み形式で本文引用してあるので、購入を迷った時の参考材料にしてみてください。 -------------------------- ▼ 1.リサーチ技法:部分スキルの習得から始める リサーチ技法の本を選
「本のプロモーション」というと、noteでは「一章全文公開」「有料マガジン」の手法が有名ですが、自分はそのどちらでもなく、noteと本それぞれに楽しんでもらえることを目標に、地道に投稿を重ねる道を選びました。 もともと、noteを開始する前の私には、次のような課題がありました。 <note開始前の課題> ①本の発売情報を連続的に盛り上げる手段が無い (SNSに連投してもウザいし、どう本の話題性を持続すべきか…?) ②本で使用したいハッシュタグを広める術が無い (本の読者と自分のSNSは分断されている、どう接点持つべきか…?) ③自分のプラットフォームとなるメディアが無い (ホームページは制作・運用が重い、でも著者メディアは必要…)結論、上記の課題はnoteをはじめたことで、ほぼクリアしました! 今年の8月から本格的に投稿を開始して、開始当初はまったく読まれていなかったのですが(View10
はじめに皆さんは「マーケティングのフレームワーク」を実務の中でどれだけ使っていますか? あるいは、これからもっと使っていこうとしているところでしょうか? 「マーケティングのフレームワーク」は、ほぼ全マーケターに重要性が知られていて、「3C・4P」のような各フレームワークの定義も、広く認知されています。 でも、肝心の「フレームワークの中に入れる情報」を、あなたは持っていますか? そもそもフレームワークの中に入れ込む情報が、「無い、もしくは、あったり無かったりする」という状態だと、実務では使わなくなる大きな原因になります。 そこで、リサーチの技術を使ってみましょう。「アンケート」を駆使すると、フレームワーク内に入れる情報の中身をロジカルにまとめあげることができます。 でも、ここで課題になるのが、お気づきの通り、各フレームに適した質問を用意できるかどうかです。質問の精度はそのまま得られるデータの
サイトやアプリへのアクセス時にポップアップウインドウを出して数問のアンケートを実施したり、あるいは、プロダクト(アプリのプログラム)内にサービスへの意見募集フォームを組み込んで実施する調査手法を目にすることが多くなってきました。 ユーザーアンケート調査というと、これまでは、外部の調査会社か社内のリサーチャーが、アンケートフォームをつくる→メールでアンケートURLを告知する→回答フォームに飛んで回答してもらう、という少し手間と時間のかかるプロセスが一般的でした。 しかし最近ではデジタルツールの高機能化に伴い、アプリ/ツールの付帯機能としてユーザーアンケートを簡単に実施する環境が整ってきました。デジタルマーケター・プロダクトマネージャー・UXデザイナーが直接、アンケートを行う時代になっています。 私はいま在籍している総合ECサイトの会社で、リサーチャーとして会社のブランド調査などを担当している
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