はじめに Dockerとはコンテナ型の仮想化ソフトウェアの一種で、プロセスの集合を「コンテナ」と呼ばれる環境に閉じ込めて実行します。Dockerは、ホストマシン上で動作する各コンテナが使用するハードウェアリソースの量を調整するために、Linuxのcgroupと呼ばれる仕組みを利用しています。cgroupで調整できるリソースの一覧はこちらにあります。 リンク先の表からわかるように、cgroupを利用するとCPUやメモリの使用量、ディスクI/Oの速度(MB/s)を調整することができます。しかし、表を良く見ると「ディスクの使用量を制限する」というオプションは提供されていないようです。複数人でディスク領域を共有する基盤を運用する場合、各人が利用できる量を調整したい、という要望は自然です。実際に、Dockerに対してそのような要望が上がっていますが、現状はサポートされていないようです。 そこで、今回