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アメリカ大統領選
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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の予防法は、? ウイルスへの接触機会を減らす、? 私たちの身体の抵抗力を高める、の2つです。前者については、新型コロナウイルスとの共存を想定した「新しい生活様式」が示されています。一方、後者での対策は、ウイルスの宿主となる人の側で、ウイルス感染に対する抵抗力を高めることです。具体的には、適切な食事・運動・睡眠であり、特に、機能性食品成分が注目されています。 例えば、ビタミンやミネラルといった必須栄養素は、身体の免疫能の維持に、文字通り必須です。特に、ビタミンDは、免疫賦活作用や抗ウイルス作用、抗炎症作用を有しており、COVID-19の感染予防および重症化予防の働きが期待されています。そしてすでに、COVID-19の罹患率や死亡率、重症度と、ビタミンDとの関係が報告されています。 本稿では、COVID-19の感染予防、軽症者の重症化予防に関するビタ
ドイツのテュービンゲン大学の研究で、肥満や過体重のある人が運動を続けると、脳機能を向上できることが明らかになった。そうした人は脳内でインスリン抵抗性が起こりがちだが、運動により改善できるという。 「運動による脳機能の改善のメカニズムを解明できたことは重要です。運動は、ドーパミンが関連する脳領域で、インスリン感受性の増加されます。さらには、気分障害や認知能力の改善にもつながります。運動療法は2型糖尿病を改善するために必須ですが、脳の健康にとってもなくてはならないものです」と、テュービンゲン大学医療心理学・行動神経学研究所の神経内科医であるステファニー クルマン氏は言う。 研究チームは、インスリン抵抗性がみられる、体格指数(BMI)の平均が31の過体重あるいは肥満の成人22人を対象に、ウォーキングやサイクリングなどの運動に8週間取り組んでもらった。 参加者の脳のインスリン感受性を調べるために、
ナッツ類をよく食べる人では血中コレステロールなどが低い傾向があることが、25の試験のデータ分析により示されたとする研究が、米国医師会が発行する医学誌「Archives of Internal Medicine」5月10日号に発表された。 アーモンド、クルミ、ピーカンなどのナッツ類は、脂質を多く含む多脂性食品で、少量でもカロリーの多い食品だ。しかし、植物性蛋白質、不飽和脂肪酸、食物繊維、ミネラルなども豊富に含まれる。ナッツ類に含まれる抗酸化作用をもつ栄養素や植物ステロール(フィトケミカル)が、血中のLDLコレステロールを低下させ、善玉と悪玉のコレステロールのバランスを改善すると考えられている。 ローマリンダ大学(カリフォルニア州)のJoan Sabate博士らは、7ヵ国の19〜86歳の男女583人を対象に行われた25の研究を分析し、ナッツ類の摂取とコレステロール値との関連を調べた。対象者は脂
どんな病気? 日本人の死亡原因の第4位が脳の血管の病気(脳血管疾患/脳卒中)なのですが、その多くが脳梗塞です。脳梗塞をいったん発病すると、たとえ命が助かったとしても、多くの場合、麻痺などの後遺症が残ってしまいます。 脳梗塞は文字どおり、脳に梗塞が起きる病気です。梗塞とは、ある部分で血液の流れが止まってしまい、必要な血液を得られない箇所の細胞が死んでしまうことです。脳の細胞はほとんど再生しないので、脳梗塞で失われた機能は取り戻せません。ですから命が助かっても、後遺症が残ってしまうのです。 脳梗塞の原因は、大きく分けて二つあります。一つは脳の血管そのものに起こる動脈硬化(脳血栓症)です。脳の動脈硬化が進んで血管の内部が狭くなり、血液の流れが悪い部分ができていると、ちょっとした血圧の変化などをきっかけに、その部分に血栓(血の塊)ができて、血液の流れを完全に塞いでしまいます。 もう一つは、脳でなく
穀物(特にマグネシウムが豊富な大麦・雑穀など)の摂取量が激減した時点と、糖尿病が増え始めた時点が一致することが注目されます。糖尿病の発症要因は脂肪摂取量の増加と運動不足による肥満が定説となっています。 多くの生活習慣病の病態の根底に、インスリン抵抗性(インスリンの効きが悪い状態)という共通因子があります。何らかの原因で生じたインスリン抵抗性に対して、日本人はもともと農耕民族でインスリン分泌能が欧米人に比べて弱く、インスリン分泌の代償不全を起こし、容易に糖尿病を発症すると考えられます。 インスリン抵抗性の共通因子の成因のひとつに、腹部肥満とは独立してマグネシウム(マグネシウム)の慢性的な摂取不足が大きく関わっていることが近年明らかにになっています。また、マグネシウム摂取不足は糖尿病発症とも深く関連していると考えられます。 マグネシウム摂取量が少ない群からの糖尿病発症が有意に多いという報告や、
「中性脂肪値が150mg/dl を超えると、コレステロールを運ぶLDL粒子が小型化しやすくなります。すると抗酸化作用をもつ粒子中のビタミンEが少なくなって、悪玉LDL−コレステロールが酸化され、さらに悪質になり、動脈硬化が進むのです」 「(1)食べ過ぎに注意する。(余分なエネルギーは中性脂肪の材料になり、合成が進む)(2)アルコールの飲み過ぎに注意する(材料ならないが、中性脂肪の合成を進める)(3)n−3系脂肪酸をとる(魚の油のEPA=エイコサペンタエン酸、DHA=ドコサヘキサエン酸や菜種油のα―リノレン酸などは合成を抑える)、などです」 「抗炎症作用です。最近の研究では、動脈硬化は血管内皮細胞の炎症だと考えられています。慢性的に炎症が続くと、C反応性タンパク(CRP)という炎症マーカーが作用して動脈硬化が進み、診断の指標になっているほどです。n−3系脂肪酸には、このCRPを減らす作用があ
経済開発協力機構(OECD)は6月に、加入国の保健医療の現状や支出などに関する統計をまとめた「OECDヘルスデータ2010」を公表した。 「OECDヘルスデータ2010」の日本に関する主な内容は以下の通り。 日本の平均寿命は世界でトップ 日本の平均寿命は82.7歳でOECD諸国の中でもっとも高い(2008年)。その要因は男女ともに循環器病の死亡率が低く抑えられているから。日本以外に平均寿命が81年を超えたのはスイス、オーストラリア、イタリア、アイスランド。 肥満が少ない日本 BMI(体格指数)が30以上の肥満の割合は日本では3.4%。肥満はこの10年間にOECDに加盟するほぼすべての国で増加し、OECD平均は21.0%(2008年)。もっとも肥満率が高い米国は33.8%。 先端医療機材の普及:CTとMRIの台数は群を抜いて多い コンピューター断層撮影装置(CT)の人口100万の当たりの設置
今回の調査では、同程度の飲酒でも飲み方によって、健康への影響はどのように変わるかが調べられた。調査は1990年と1993年に、茨城、新潟、高知、長崎、沖縄の5県に住んでいた40〜69歳の男性に、1週間当りの飲酒量や飲酒習慣、顔が赤くなるかなどを尋ね、発症率を9年間追跡した。 対象となった男性は約4万2,000人で、そのうち飲酒習慣のある人が約3万2,000人だった。うち週に3日以上休肝日がある人が4割、ない(週に5日から7日飲む)人が6割だった。 週1日から2日、週3日から4日、週5日から毎日の3つの飲酒パターンで、飲酒量を同程度にした場合の総死亡のリスクは、1日から2日の人に比べ、5日から7日の人で日本酒換算で13合から19.5合飲む人で1.5倍、それ以上飲む人では1.8倍高くなった。 ただし、休肝日があればたくさん飲んでよいというわけではなく、飲酒量が極端に多い人では、休肝日があっても
生体リズムと高血圧は関係があり、不規則な生活が続くと高血圧をまねきやすい――。生体リズムの異常が生活習慣病を引き起こす仕組みを、岡村均・京都大学薬学研究科教授らの研究グループがマウスを使った研究であきらかにした。 生体リズムが高血圧にも影響することが、昼夜交代制の職場で働く人で高血圧が多いことなどから疫学的に知られているが、生体時計(体内時計)と高血圧を結びつける分子機序についてはよく分かっていない。 そこで研究グループは、遺伝子組み換え技術で体内時計を働かなくしたマウスを作り、塩分の多い食事を与えた。すると副腎から産生され血圧の調整に関わるホルモンであるアルドステロンが過剰に分泌され、高血圧が引き起こされていることが分かった。アルドステロンは腎臓に働きかけ塩分を保持させカリウムを排出させる。すると水分の再吸収が高まり、血液量が増加し血圧が上昇する。 さらに副腎の遺伝子解析で、このホルモン
04月11日 肥満の解消や適正体重の維持にかかわる研究・活動を支援 「公益信託タニタ健康体重基金」2024年度の応募受け付けを開始 03月11日 中高年期の生活習慣病の予防をもう一段階推進するための新たな視点~ ILSI Japan公開セミナー第3回 レポート~ 01月31日 毎年2月は「全国生活習慣病予防月間」。2024年のテーマは「少食で腸活」です。~「一無、二少、三多」の生活習慣を腸内細菌の働きから検証するWeb講演会を公開中! ~ 01月23日 1月23日は『一無、二少、三多』の日!~『一無、二少、三多』が、今まさに求められている~ 01月23日 自分で自分の健康を守る~『一無、二少、三多』が、今まさに求められている~ 池田 義雄 名誉会長インタビュー 01月12日 能登地震被災者の話しづらい悩みを知る 12月21日 健康長寿のための腸活「少食で腸活」~市民公開講演会の参加者募集中
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