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え、どうなんだろ。たとえば、白人だけが時速100kmで公道を走れる特権をもっていて、これが不平等だとして廃止されたとき、私たちは「何の利益も得ていない」かな?それ平等観狭くないですか。 https://t.co/afpiYSbqaZ
正規の待遇は、非正規(多くは女性・学生)を排除・周辺化することによって得られてきたものなんだから、平等にしようとしたら何らかの形で引き下げになるのは当然だし、経済環境や交渉次第では非正規の水準に揃えられる場合もあるだろうよ。それで困るとしても、これまでのツケを払ってるだけでは。
不思議なんだけど、「正規の待遇を下げるんじゃなく非正規を上げるべき」って言ってる人に聞きたいんだけど、1)非正規の雇用上の立場が弱いままで、2)非正規の待遇を押し上げたら、3)単純に非正規の雇用は減るんでは?だってそういう調整のために雇い止めしやすい非正規を雇ってるんだから。
「自分のような高所得者の子育て費用を税金から出すことこそ不平等」と言う階層論の先生に、「僕は妻も子も持ちませんが、先生の子どもの支援や高等教育に高い税金を払うのは吝かでないですよ。それによって、子どもが親でなく社会に感謝と負債を負い、安心して親を嫌いになれるなら」と答えました。
「先生のレポートは形式的な縛りが多すぎる。自分はもっと自由に書きたい」という学生からの批判が。ひとまず「形式は、君が既に縛られているものから、君を別様に縛り直す過程で、君を相対的に自由にする道具です。縛りが無ければ自由と考える君は、死ぬまで偶然と慣習の奴隷でしょう」と答えました。
「結婚を強制される社会」から逃れようと私たちは「結婚しなくてもいい社会」へと舵を切った訳だけど、それが「結婚という形にとらわれず相互に責任を負う社会」ではなくて「(結婚さえしなけば)誰に対しても一切責任を負わなくても良い社会」を帰結しかけてるという点は、きちんと考えないとだよね。
なんか僕のTLでは勝部さんが叩かれてるんだけど、試しに「渋谷・制服・女子高生」でぐぐってみれば、これらの記号の組み合わせが(勝部さんの妄想の中だけでなく)どういう社会状況/社会問題と関連しているか分かるよ。少なくとも、「そんなこと考えるお前が下品なだけだ」という批判はおかしいよ。
そもそも雇用に住宅保障をぶら下げてお茶を濁すのは日本の悪癖で、年越し派遣村でも問題化したように、失業と同時に家を失うことになる愚策として退けられるべきことは1996年の国連居住計画あたりからずっと言われてるわけで。
「子供を捨てるなんて理解できない/恋人を殴るなんて想像もできない」っていう学生の感想に、「糞くだらない道徳の教科書みたいな善人アピールしてる暇があったら、自分の理解力のなさ/想像力の乏しさを反省するように」って応えたの拙かったかな…また授業アンケートに「口が悪い」って書かれた。
某学会で初対面の研究者が「社会学者は30年後を空想すればいいから楽だ。私たちは困ってる人を見れば居ても立ってもいられずオニギリを作りにいく」というので、「だったら学会なんかで遊んでないてオニギリ作りに行ったらどうです?」と返してしまい激しく後悔した。もっと酷い言い方ができたはず。
学生のコメントに「共感しました」とか「共感できる」っていう表現が凄く目に付いて妙に不安な気持ちになるんだけど、君ら共感も良いけど理解もしてよね。共感出来ないときに、どう理解するかが大事なんだから。少なくとも、共感を守るために、理解を拒絶するのはやめてね。
【再掲】非正規化や結婚の不安定化の話したら「頑張って正社員になります」「優しい彼氏見つけます」的コメント多いのにイラッとして、「本当のこというと君らはエリートだから結構な確率でリスク回避できますし搾取する側に回れます。良かったですね安心してください」と口走ってしまい学生ドン引き。
既出かもしれないけど、『進撃の巨人』の巨人が与える生理的嫌悪感って、(知的)障碍者に対する差別意識を利用して描かれている気がする。もちろん、作家が意図的にやってるとか、だから作品が駄目だということにはなからいのかもしれないけど、なんかちょっと怖くなった。
緊急時に、何もしないことが最良でありうることを認め、何もできないことを受け止め、何かした気になることを戒め、何かしないと不安なることと戦うことの別名を、祈ると呼ぶ。僕は宗教者ではないけど、今回ほど祈ることの意味について考えたことはない。
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