サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
アメリカ大統領選
www.isas.jaxa.jp
宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究所 研究開発部門 Credit: ERG science team 概要 2017年9月4日から10日(世界標準時、以下同様)にかけて発生した一連の大規模な太陽フレア(太陽面の爆発現象)によって、太陽から突発的にプラズマの塊が放出されました。これらの内、9月4日20時28分頃と9月6日11時53分頃に発生した太陽フレアに伴って放出されたプラズマの塊が地球に到達し、地球周辺の宇宙空間(ジオスペース)に宇宙嵐を発生させました。 「あらせ」衛星および連携地上ネットワーク観測では、今回の宇宙嵐の発生から終息までの一連の貴重な科学データを取得することに成功しました。「あらせ」が取得したデータは、宇宙嵐が最も発達したと思われるタイミングで放射線帯外帯の消失を、宇宙嵐による乱れが鎮まる時期には高いエネルギーをもつ電子が増加して放射線帯外帯が再形成することを示しています。
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)、自然科学研究機構国立天文台、および米国航空宇宙局(NASA)は、8月22日(日本時間)に太陽観測衛星「ひので」がアメリカ横断皆既日食の際に撮影した画像・動画を公開しました。 公開した画像・動画は、「ひので」が平成29年8月22日午前2時頃(日本時間)に高度680kmで太平洋(アメリカ西海岸沖)の上空を飛翔している際、搭載されているX線望遠鏡(XRT)で撮影したものです。X線で輝く太陽コロナを背景に、新月状態の黒い月が太陽の南西(画像の右下側)から現われ、北東(画像の左上側)に向けて太陽面を横切っていく様子がとらえられています。「ひので」から見た日食は、最大食分0.714の部分日食でした。「ひので」の飛行速度は時速約27,000kmと非常に早いため、部分日食の開始から終了まで、わずか約15分です。 皆既日食は、太陽の理解を深めることができる貴
404 File Not Found お探しのページもしくはファイルが見つかりませんでした。サイトリニューアルにともない、移動したか削除された可能性があります。 トップページ、もしくはサイトマップ等からご覧になりたいページをお探しください。
地球外物質研究グループ グループ長 / 太陽系科学研究系 特任教授圦本 尚義 1958年、和歌山県生まれ。1980年、筑波大学第一学群自然学類卒業。1985年、同大学院博士課程修了。筑波大学地球科学系助手・講師、東京工業大学理学部助教授を経て、2005年、北海道大学大学院理学院教授。2016年3月よりクロスアポイントメント制度でJAXA地球外物質研究グループ長・教授。日本地球化学会会長。 「はやぶさ2」のサンプル保管・配分の施設を設計 昨年3月、文部科学省のクロスアポイント制度を活用してJAXAに来られました。なぜ宇宙研に。 クロスアポイントの活用は宇宙研の教育職では初と聞いています。2015年に「はやぶさ」および「はやぶさ2」のキュレーションを行う新組織、地球外物質研究グループが発足し、そのグループ長募集がありまして応募したわけです。「はやぶさ」には学生のころ、打上げ前の計画段階から関わ
火星の飛行探査 太陽系惑星の中で地球の隣に位置し、かつて生命が存在したのではないかと考えられている火星は私たちを強く魅了する。これまでの探査によって、エベレストの約3倍の標高を誇るオリンポス山や長さが約4,000kmにもわたるマリネリス峡谷など、起伏に富んだ火星のダイナミックな地形や、地球と同様にプレートテクトニクスの可能性を示唆する残留磁場分布など、火星の様々な様相が明らかになってきた。これらの成果はNASAやESAが中心となって送り込んできた人工衛星や着陸探査機によるものだ。筆者らはこのような人工衛星や着陸探査機ではできない新しい探査手法として、火星探査航空機を使った上空からの飛行探査を構想している。航空機探査が可能となれば、探査ローバーのように火星の複雑な地形に左右されることなく、水平・垂直方向に自由に探査することができる。また人工衛星では撮影が困難な場所、例えば峡谷の断層面の画像撮
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、ジオスペース探査衛星「あらせ」(ERG)について、定常運用へ移行させることとしましたので、お知らせします。 打上後、軌道上での衛星システムの機能・性能を確認が完了し、全観測機器の立ち上げが完了したこと、観測計画ツール類の動作が確認できていることから、初期運用フェーズを終了し、定常運用へ移行を決定しました。 「あらせ」の状態は正常で、搭載されている科学観測機器はすべて順調に観測を開始しています。 篠原育プロジェクトマネージャからのメッセージ 昨年12月20日の打上げから3ヶ月余り、「あらせ」衛星はヴァン・アレン帯における高エネルギー粒子環境を探査するための準備を進めて参りましたが、9つの搭載観測機器を全て順調に立ち上げることができ、いよいよ計画通りの定常観測を開始致しました。 「あらせ」衛星が定常観測を開始してまもなく、全観測機器が稼働して
宇宙科学研究所(ISAS)のウェブサイト。最新情報、ギャラリー、連載記事、イベント情報、活動内容など。研究者向けの情報も。
金星探査機「あかつき」には5つのカメラが搭載されています。このうち2つのカメラ(1μmカメラと2μmカメラ)について、JAXAは科学観測を休止することを決定しました。他のカメラ(中間赤外カメラ、紫外イメージャ、雷・大気光カメラ)は正常に観測を継続しています。 「あかつき」に搭載されている1μmカメラ(IR1)と2μmカメラ(IR2)は、平成28(2016)年12月9日に2つのカメラを制御する機器が示す電流値が不安定になり、翌12月10日の可視運用では両カメラのスイッチを入れることができなくなりました。「あかつき」プロジェクトチームは12月10日からリカバリー作業を開始しました。しかし、電流値の不安定は改善されていません。 同時に、電流が不安定となった原因の究明も進めています。いくつかの直接的かつ可能性の高い原因を調査し、再現実験なども行っていますが、いずれも機器劣化に起因する可能性が高いと
ホーム トピックス 太陽風の影響、太陽系最強のバリアをくぐり抜ける 〜「ひさき」、太陽風の影響が木星磁気圏の内部にまで及んでいることを証明〜 2017年1月25日 太陽風の影響、太陽系最強のバリアをくぐり抜ける 〜「ひさき」、太陽風の影響が木星磁気圏の内部にまで及んでいることを証明〜 概要 惑星分光観測衛星「ひさき」の観測から、太陽系最強を誇る木星磁気圏の内部にまで太陽風が影響を及ぼしていることが示されました。強力な木星磁気圏の内部深くに守られている木星の近くには太陽風の影響など及ぶはずがないという従来の考えを覆す観測結果です。太陽風が木星の磁気圏に及ぼす影響を調べるには、長時間、継続して、木星磁気圏を観測する必要があります。惑星観測専用の宇宙望遠鏡である「ひさき」の特徴を生かした、一ヶ月以上にもわたる観測によって達成できた「ひさき」ならではの成果と言えます。太陽風が木星磁気圏内部まで入り
発表概要 金星探査機「あかつき」に搭載された中間赤外カメラ(LIR)は2015年12月、南北方向に約10,000kmにおよぶ弓状の模様を発見しました。この模様は、4日間にわたる観測期間中、金星大気中の東風(スーパーローテーション)の影響を受けずにほぼ同じ場所にとどまっていました。数値シミュレーションを用いて調べたところ、大気下層に乱れが生じると、そこから大気中を伝わる波が発生します。その波は、南北に広がりつつ上空に伝搬し、高度65km付近にある雲の上端を通過する際に観測された弓状の温度の模様を作ることが分かりました。本研究から、金星雲頂の観測から下層大気の様子を推測できることが示されました。 この研究成果は、英国科学雑誌『Nature Geoscience』のオンライン版に2017年1月17日付で掲載されます。 本成果の一部は、JSPS科研費JP15K17767、JP16H02231の助成
TOPICS一覧 2021年12月7日|お知らせ 金星探査は続く 2020年12月7日|お知らせ 金星探査機あかつきを応援してくださる皆さま 2019年12月7日|お知らせ 思い出の12月7日 2019年11月27日|お知らせ 最近の観測成果に関する記者説明会が行われました 2019年10月16日|お知らせ 地球電磁気・地球惑星圏学会におけるプレスリリース
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)、自然科学研究機構国立天文台、および米国航空宇宙局(NASA)は、3月9日に太陽観測衛星「ひので」が撮影した部分日食の画像・動画を公開しました。 公開した画像・動画は、「ひので」が平成28年3月9日午前9時8分頃(日本標準時)に高度680kmでインドネシア上空を飛翔している際、搭載されているX線望遠鏡(XRT)で撮影したものです。X線で輝く太陽コロナを背景に、新月状態の黒い月が太陽の南西(画像の右下側)から現われ、北に向けて太陽面を横切っていく様子がとらえられています。「ひので」から見ると太陽のほとんどが隠される(最大食分 0.978)、皆既食帯に入る一歩手前の部分日食でした。「ひので」の飛行速度は時速約27,000kmと非常に早いため、部分日食の開始から終了まで、わずか約15分です。 「ひので」は、この撮影の前後に、皆既日食が観測されたイン
金星探査機「あかつき」の4つのカメラによる金星の疑似カラー画像です。紫外線・赤外線の単色の画像を、波長の長短に合わせて次のように着色してあります。 中間赤外カメラ LIR
金星探査機「あかつき」に搭載された赤外線カメラIR2のファーストライト画像が届きました。 IR2は波長2マイクロメートル付近に感度を持つ赤外線カメラです。観測のためには検出器を マイナス200度以下まで冷却する必要があり、他の3カメラより立ち上げに時間がかかりましたが、周回軌道からの金星「初」画像を得ることに成功したものです。 撮影は12月11日で、公開済みの3カメラ画像の4日後。金星大気のスーパーローテーションを考慮すれば、ほぼ同じ領域を見ていることになります。観測波長の2マイクロメートル付近は二酸化炭素の強い吸収帯に当たり、雲頂の高低が画像の明暗として現れます。画像を見ると、南北半球ともに緯度50度付近よりも極側で雲頂が低くなっていることがわかります。これは、従来から知られていた性質です。それに対して、低緯度の縞模様や南北に延びる構造は、今回初めて捉えられた構造です。今後の観測と解析に
SMILESの構造と観測の概略図 [画像クリックで拡大] SMILESは、アンテナを地球の縁に向けて、成層圏のオゾンと微量成分が放射するサブミリ波を高精度で観測する。 SMILESは、2009年9月11日にH-IIBロケット試験機(初号機)によって打ち上げられた宇宙ステーション補給機「こうのとり」(HTV)技術実証機(初号機)に搭載されて同月25日に国際宇宙ステーション(ISS)に運ばれ、日本実験棟「きぼう」の船外実験プラットフォームに取り付けられました。大気中の微量成分の放つ微弱なサブミリ波(波長1mm以下の電波)を捉えるための高感度な検出器と、その検出器の雑音を理論限界近くまで抑えるための4K機械式冷凍機(絶対温度4K=-269℃)の世界初の宇宙技術実証も兼ねていました。さすがにこうも“初”が続くと実際に観測まで至るのか不安でしたが、2009年10月から約半年間にわたって、それまでの大
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、金星探査機「あかつき」を金星周回軌道に投入することに成功しましたので、お知らせします。 姿勢制御用エンジン噴射後の探査機軌道の計測と計算の結果、「あかつき」は、金星周回周期約13日14時間、金星に最も近いところ(近金点)では高度約400km、金星から最も遠いところ(遠金点)では高度約44万kmの楕円軌道を、金星の自転と同じ方向に周回していることがわかりました。 現在、探査機の状態は正常です。 今後は搭載している科学観測機器である2μmカメラ(IR2)、雷・大気光カメラ(LAC)、超高安定発振器(USO)の立上げ及び機能確認を行います。既に機能確認済みの3つの観測機器(1μmカメラ(IR1)、中間赤外カメラ(LIR)、紫外イメージャ(UVI))と合わせて約3か月間の初期観測を行うとともに、軌道制御運用を行って徐々に金星を9日間程度で周回する
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、現在運用中の大型パラボラアンテナに替わる新地上局(アンテナ)に係る施設設備整備の状況について、次の通りお知らせいたします。 記 概要: 長野県佐久市のJAXA臼田宇宙空間観測所にて運用されている大型パラボラアンテナは昭和59(1984)年に整備されました。本観測所は、惑星、彗星や月などの天体に接近して観測を行う宇宙探査機に向けて動作指令を送信したり、宇宙探査機からの観測データを受信したりなど30年を超える運用を行い、小惑星探査機「はやぶさ」などの科学成果に大きく貢献してきました。 この現行局の老朽化の懸念があるところ、JAXAでは平成26年度より新たな地上局(アンテナ)を整備するための検討作業を進めてきました。 JAXAは、林野庁、佐久市等関係機関の協力の下、引き続き用地の整備等の現地作業に着手する予定です。 整備予定地(申請中):長野県
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)のAurora Simionescu(オーロラ・シミオネスク)研究員の研究チームは、X線天文衛星「すざく」によるおとめ座銀河団の広域観測から、銀河団の内側から外縁部にわたって元素組成が一定であり、それは太陽系周辺の組成とほぼ同じであることを明らかにしました。 現在の宇宙の平均的な元素組成は、太陽系周辺と同じなのでしょうか?それとも、生命が存在する太陽系は、宇宙の中で特別な場所なのでしょうか? 現在の宇宙には様々な元素がありますが、炭素よりも重い元素はすべて、夜空に輝く星の内部で、核融合反応によって生成され、星が死を迎えるときに宇宙空間にばらまかれたものです。宇宙における元素組成を測ることで、科学者たちは、生命を育み、維持するためにも必要な元素が、どのように、どこで造られたのかを解き明かそうとしています。 様々な元素は、超新星爆発の際に多く宇宙
金星探査機「あかつき」は平成27年(2015)年8月30日午前2時頃に、周回軌道上で最も太陽に近づく、太陽近日点を通過しました。2010年の打ち上げ以降、太陽近日点の通過は9回目となります。 太陽近日点を通過した後も、「あかつき」の熱環境については厳しい状態がしばらく続きます。 「あかつき」に搭載している各機器の状態につきましては、引き続き慎重に確認を行っていきます。
ホウ素について ホウ素(B)は周期律表の5番目に位置する元素です。ホウ素は、軽くて硬く、融点が高いという特徴を持ち、宇宙関係ではロケットに用いる耐熱材料として研究が進められています。ホウ素は採掘が容易なことから、古くから人類に用いられてきました。ガラス製品の母材となる酸化ホウ素(B2O3)、研磨剤として広く用いられている窒化ホウ素(BN)や炭化ホウ素(B4C)などのホウ化物は、工業的にも重要な材料として広く用いられています。ホウ素は、現在分かっているだけで6種類もの同素体(同じ元素から構成されるが、原子の配列や結合の仕方が違い、性質の異なる単体)を持ちます。この数は元素の中で硫黄(S)に次いで2番目に多く、今後も高温高圧などの極限環境下において新たな同素体が発見される可能性があり、物質探索が行われています。 周期律表において、元素は大きく分けると金属と非金属(半導体、絶縁体)に分類されます
次のページ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『JAXA 宇宙科学研究所』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く