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11月10 無の表情の驚異 Tweet カテゴリ:芸術・哲学・神秘思想社会・教育 心の状態は表情に表れる。 逆に、表情によって、ある程度は心をコントロールできることをご存知と思う。 悲しい時に、無理にでも笑えば、少しは気も紛れる。 だが、表情というものが、驚くべき神秘であることに気付いている者は少ない。 人気者の戦国武将、伊達政宗の師であった禅僧、虎哉宗乙(こさいそういつ)が、政宗に、「辛い時に笑えよ。嬉しい時に泣けよ」と教えたのは伊達ではない(洒落ではないが)。 表情は、それに相応した、精緻な波動を発生する。 病気の時に健康な人間の表情をすると、発生した波動が現実を変えて健康になる。 貧乏でも、金持ちの表情をすれば、金持ちの波動を発して、かなりの余計な金を得てしまう(あまり良い結果にはならないかもしれないが)。 出世する人間の表情を真似れば、同じように出世する。 また、嘘でも優しい表情を
5月26 まず、何かのことで「神」になれ Tweet カテゴリ:芸術・哲学・神秘思想社会・教育 女子短大の卒業生が沢山の資格を持っているのに驚いたことがある。 しかし、どの資格に関しても、何か出来るという訳でもなく、ほとんど名前だけの資格であった。 そういったことは、別に、短大や新人に限らない。 何でも出来なければならない、あるいは、出来るのが良いという、妙な考え方は、割とこの国を支配している。 英語だけじゃ駄目で、フランス語も、ドイツ語も・・・と言っても、外国語1つを満足なレベルにするだけで大変なことだ。全部「そこそこ」、いや、「いい加減」であるなら、せめて1つをしっかりやった方が良い。 また、「簿記できます」「英検2級です」「エクセルできます」「運転できます」「CADできます」、そして、「他のことも覚えます」なんて人がいたら、ただ便利な小間使い(雑用のための下役)として使われるだけだ。
9月25 真理の大海に手をつける必要はない Tweet カテゴリ:芸術・哲学・神秘思想社会・教育 キリスト教のある教派は、外国に積極的に布教に行くのだが、布教先の言葉を短期間で、驚くべき流暢、かつ、かなりの語彙を持つレベルに習得する。 それを持って、英語教育を商売にしている者が、「英語は短期間で習得可能」とか言って、教材やノウハウを売ろうとする。 だが、それなら言いたいものだ。 「あなた、私に何を布教しろというのですかね?」 つまり、話が逆だということを、しっかり認識しないといけない。 キリスト教の伝道師達は、「外国語が出来るから布教に行く」のではなく、「布教に行くから外国語が出来るようになる」のである。 もっと一般的に言えば、「必要があったら外国語を習得出来る」のであり、必要もないのに外国語が習得できる訳がないのである。 実際、英会話学校で英会話が出来るようになった者って見たことがあるか
8月1 カツアゲの原理を逆に応用すればいじめっ子も手が出せない Tweet カテゴリ:芸術・哲学・神秘思想社会・教育 「カツアゲ」とはおかしな言葉だと思う。なぜ、「カツサゲ」でないのだろう? 脅している相手を上げてどうするのだ? 『涼宮ハルヒの憂鬱』で、ハルヒ(高1女子)は、キョン(高1男子)に言うことを聞かせるため、自分よりずっと背が高いキョンのネクタイを掴んで上に引っ張り上げ、 「協力しなさい!」 と命じる。 キョンは、「カツアゲされている気分だぜ」と思う。 カツアゲの時は、普通、襟首を掴んで上に引っ張り上げる。 なぜこんなことをするのか、考えたことがあるだろうか? こうされると、やはり不安な気分になるのだ。つまり、上に引っ張られているのだから、「落ち着かない」のだ。なかなか論理的ではないか? だが、おかしなことに、よく見たら、襟首を掴んでいる方も、まるで、見えない手に襟首を引っ張り上
7月22 女の子の最も可愛い姿とは Tweet カテゴリ:芸術・哲学・神秘思想社会・教育 「女の子が一番可愛く見えるポーズは?」などという話がよくあると思う。 我が国おいては、間違いなくこれだというものがある。 これは、個人の主観(自我の想い:哲学用語)とは関係がない。 ただ、少し昔なら、ひな祭りの時ならそれをする機会もあったが、今はなかなか出来なくなった。 ところが、面白いことに、初音ミクの姿を描いた、イラストレーターのKEIさんが、「メーカー非公式」と銘打った漫画作品『初音みっくす』の3巻で、そんな姿の絵を3回も描いていた。それは、着物を着た初音ミクや巡音ルカが、広げた扇を口元にあてる姿である。 出来るなら着物で、そして、広げた扇で口を隠し、ややうつむく・・・これほど可愛い女の子の姿は考えられない。 妻やガールフレンドが、そんな姿をしたところを想像しただけで惚れ直すだろうし、さして好き
7月2 座禅や瞑想よりも腕振り運動が効果的な理由 Tweet カテゴリ:芸術・哲学・神秘思想社会・教育 心身あるいは霊的な修練のためには、具体的に何かをすることが大切と思う。 定められた運命の中で、運命に影響されず、平安の中に不動でいるためには、内なる静寂の中にある強さと一体化していなければならない。 そのために、我が国には、道元の座禅や岡田虎二郎の静坐という素晴らしいものがある。 しかし、座禅や岡田式静坐法を我流でやることは難しいことだと思う。 ただ、この2つに関して言えば、道元が直接書いた完璧な指導書や、岡田虎二郎のお弟子さん達が丁寧にまとめた軌範書がある。 だが、それでも、やはり難しいと思える理由がある。 あくまで一例であるが、道元が書いた座禅の指導書である『普勧坐禅儀』にも通じているはずの、立派な禅僧が直接指導してさえ、座禅でかえって精神がおかしくなってしまった者もいる。下に述べる
6月22 アインシュタインはなぜ日本人に感動したのか Tweet カテゴリ:芸術・哲学・神秘思想社会・教育 日本人は、自己主張が出来ず、表現力も無いと、特にアメリカあたりの西洋人に言われているという話をご存知に違いない。 顔の表情が乏しく、能面のようで不気味だとか、ジェスチャーが苦手で、西洋人のような粋なポーズを取ってもサマにならない。 愛情表現に関しては、西洋人のように、堂々と「アイラブユー」と言うことは決して無いし、人前で堂々と抱き合ったりキスしたりもしない。 また、対話能力がなく、当然、討論も下手で、日本の一流大学の学生が、アメリカ人大学生と日本語でディベートしても全く相手にならない。 ・・・・だいたい、こんな感じだろうか? これらは、あまり知的でなかったり、快楽主義の西洋人の主張と思われる。 そんな自己主張の強い連中や、ゴシップ(興味本位の噂)・スキャンダル系の無責任なマスコミの騒
5月25 考えたら負けだ Tweet カテゴリ:芸術・哲学・神秘思想社会・教育 禅の公案、いわゆる、禅問答というものは、訳の分からないお話として知られている。 普通に考えても意味がさっぱり分からない問題を与えられるのだが、私は、お坊さん達がどうやって答えているのかは知らない。 『婆子焼庵(ばすしょうあん)』というとても面白い禅の公案がある。 漢字を読むと、お婆さんと子供。燃やした庵(粗末な家)だ。 あるお婆さんが、1人の青年僧の衣食住の世話をしていた。住居には庵を1つ与えていた。 そのお婆さんには美しい娘がいた。ある日、お婆さんは、娘に僧を誘惑させた。 しかし、僧は「私の心は枯れ木のごとし」と応じない。それを聞いたお婆さんは、僧を追い出して庵を燃やした。 だいたい、こんな話だ。 荘子は、我々凡人が聖者に会ったとしても、それが聖者であるとは分からないと言う。 悟りを開いた聖者も、別に普通の人
5月23 無能を喜び気楽であれ Tweet カテゴリ:芸術・哲学・神秘思想社会・教育 学生であれば、勉強もスポーツも全く駄目で特技もなく、クラスメイトや教師に見下げられて辛い思いをし、サラリーマンなら、仕事が全然出来なくて、同僚や上司に蔑み疎まれていても、あるいは、引きこもりのニートで、家族に冷たい目で見られていたとしても、必ずや気楽でいていただかなくてはならない。 有能な人のことはよく分からないが、多分、優秀な人でも、それほど気楽ではないだろうから、本記事は参考になると思う。 私など、謙遜でも何でもなく、本当に無能である。 どう無能なのかというと、他の人が楽々とやっていることが、どうしても出来ない。本当である。 例えば、小学生の時で言えば、校内にある図書館の利用方法を教わるのだが、私には、そのやり方がどうしても理解できず、憶えられなかった嫌な思い出がある。 また、小学校も上級生になり、さ
5月23 年を取らない人の秘密 Tweet カテゴリ:芸術・哲学・神秘思想社会・教育 名人、達人には、自分は出来るけど、教えるのは下手という人は多い。 教えるのは無理だと思って最初から弟子を持たない名人もいるし、教えようとするけど、その教えは奇妙奇天烈でさっぱり分からないという達人もいる。 合氣道の達人、藤平光一さんという人は、本当に偉い人だと思う。 彼は、「重みは下にある」と声に出して言ったら、氣が出ると言う。 氣が出れば、パワー炸裂で何をやってもうまくいく。 しかし、「重みは下にある」と言えば、物質的に何か出る訳ではない。 とはいえ、「重みは下にある」と言えば、なぜ良いのかの説明は難しいのだ。 そこで、観念を使って、「こんな当たり前のことを言うと、氣が出るのじゃ」と言ったのであり、教え方としては最上と思う。 これが、植芝盛平となると、彼自身は凄い人で、真理を掴んでいたのだろうが、教えの
5月6 天才は圧倒的な固定観念の持ち主ばかりだ Tweet カテゴリ:芸術・哲学・神秘思想社会・教育 昔から、固定観念を捨てる(除く、消す)ことをすれば、能力が大きく向上するとか、天才になるといったことを言う者は多い。 固定観念(およびその影響)は色々に表現される。例えば、思い込み、心の呪縛、無意識の束縛、条件付け、潜在意識の中のガラクタ、スコトーマ、エングラム、裏の記憶、その他様々である。 そんなものを取り去るという、セミナーや教材も色々あるようだ。 だが、大天才と言われる人なんてのは、物凄い固定観念の持ち主ばかりだよ。 そんな人達が、「俺の心の中には悪い呪縛がある」と気付いて、もし、それを消すことに成功したら凡人になってしまうのだ。 アインシュタインは、「神はサイコロを振らない」と言い、まるで神がサイコロ遊びをやっているかのような量子力学の考え方を受け入れなかったが、同時に「常識とは1
3月27 無為とは最も激しい活動である Tweet カテゴリ:芸術・哲学・神秘思想社会・教育 一説に紀元前369年に生まれたとされる中国の賢者、荘子(荘周)が著した『荘子』は、英知に溢れた書でありながら、共に「老荘」と称えられる『老子』と比べ、分かり易く面白いことから、我が国でも愛読者は多いと思われる。 しかし、それがゆえに、時に罪作りな影響を与える。別に荘子が悪い訳ではないが、過ぎた知恵とは誤解されるものだ。 荘子が言う、道(タオ)と一体化する方法は、一見、簡単に思える。 道(タオ)とは何かは、言葉で言うことは不可能だが、最も純粋な意味での神と言って良いのではないかと思う。 その道(タオ)と一体化することは、悟りを開き、ブッダやキリストになることと同じと思って良いだろう。 では、どうすれば道(タオ)と一体化するのかというと、荘子は、 「思慮分別を捨て、ものごとをあるがままに見、一切をなり
3月12 誰もあなたのことなどに関心はない Tweet カテゴリ:芸術・哲学・神秘思想社会・教育 日本人はとても人目を気にする。 しかし、そんな必要は全くないのだ。 なぜなら、誰もあなたのことなど気にしていないからだ。 かなり昔の竹村健一さんの本に、「あなたがチンドン屋みたいな格好してたって、他人は大して気にしないものだ」と書かれていたが、現在では、さらにそうなのである。 ところが、おかしなことに、人目を気にすることに関しては、昔よりずっと強くなっているのである。 つまり、誰も気にしていないに関わらず、人々は他人の目にひどく敏感なわけである。 滑稽な話である。 これはどういう訳かというと、人々が自分にしか関心を持たなくなっているのである。 自分への関心が強いのは幼稚な人間だ。つまり、我々は、ますます幼児化しているのである。 愚かにも、自分のことが頭から離れないのだ。 自分の見栄え、持ち物、
2月8 百年バレない嘘は人類を進歩させる Tweet カテゴリ:芸術・哲学・神秘思想社会・教育 私が好きな精神分析学者の岸田秀さんが、何かの著書に、「イエスのような大噓つきがいるから、騙されないよう気をつけないといけない」と書いておられた。 しかし、イエスが大嘘つきだということは知っている。「嘘つき」でなく、「大嘘つき」と書いてくれたのが嬉しい。 嘘のない真理なんて、ある訳がない。 英文学者で詩人で画家の加島祥造さんは、タオイスト(老荘思想信奉家)を名乗るが、彼もある著書で、「老子は嘘つき、荘子は大噓つき」と書いておられたものだ。 決して、老子は「小」嘘つきなのではなく、彼の嘘は高度過ぎて分からないだけだと思う。むしろ、天下無敵の超嘘つきだ。 荘子なんて、最初から、「でたらめ言うから、でたらめに聞け」(妄言するから妄聴せよ)って、言ってるくらいだ。 「先生の言うことを真面目に聞け」って言う
10月19 1つを極めれば全てが分かる Tweet カテゴリ:芸術・哲学・神秘思想社会・教育 アインシュタインが数学者にならずに物理学者になった理由というのを何かの本で読んだことがある。それは、数学は1分野であっても、探求し尽そうと思ったら一生を費やしてしまうからだといったことだったように思う。 ビル・ゲイツも、初めはハーバードで数学を専攻しようと思っていたらしい。しかし、数学では、自分がどうあがいても敵わない天才が沢山いることを知って断念したという。 アメリカの元国務長官コンドリーザ・ライスは、ピアニストを目指していたが、やはり、世の中には桁外れの天才がいることを知って、諦めたようだ。 彼らは皆、何かをやるなら、究極のところに行きたいと思っているのだろう。 ライスなどは、ピアニストになっても、間違いなく超一流にはなれたが、それでは駄目なのだ。 アインシュタインは、数学で探求すべき1分野が
9月30 瞑想の危険性 Tweet カテゴリ:芸術・哲学・神秘思想社会・教育 私は、以前、インドのマハリシ・マヘーシュ・ヨーギーが普及させた瞑想法であるTM(超越瞑想)を熱心に行っていたことがある。 TMは、当時で、世界中で450万人が実践していたと言われ、我が国でも、経済界や芸能界、スポーツ界の大物達が行っていることが知られていた。 海外では、ポール・マッカートニー、リンゴ・スター、デビット・リンチらは、自身が実践するだけでなく、普及活動も熱心に行っている。クリント・イーストウッドも熱心な実践者であることが知られている。 TMは、朝と夜、食事前に20分行うのが正統な方法らしい。私もそうしていた。 ただ、当時、私は猛烈に働くソフトウェア開発者で、朝は7時にオフィスに入り(他には誰もいない)、夜は深夜0時まで働いていた。実に、土日祝日も関係なく同じようにやり、休みは1日も取らなかった。別に誰
9月24 好き勝手をやりながら生きていく方法 Tweet カテゴリ:芸術・哲学・神秘思想社会・教育 日本の昔の小話に、ごろごろして働かない若者を、年配の男が叱責するところから始まるものがある。 若者が、「働いたらどうなるのですか?」と尋ね、「豊かになって昼寝も出来るってものだ」と男が応えると、若者は、「今、その昼寝をしてるんですがね」と言うのである。 当然、この話には、次のような、若者への反論があるだろう。 「今、昼寝をして働かないと、将来はゆっくり昼寝など出来ない惨めなことになる」 イソップのアリとキリギリスの話に置き換えるまでもないことである。 しかし、本当にそうだろうか? この怠け者の若者は、ずっと昼寝をし、あくせく働く者は、ずっとあくせくしているのではないだろうか。 丹波哲郎さんは、俳優になる前にサラリーマンをやったことがある。ただし、丹波さんは、、全く働かなかったそうだ。入社時に
9月13 「石の上にも3年」はどんな3年か Tweet カテゴリ:芸術・哲学・神秘思想社会・教育 「石の上にも3年」と言うが、どんな3年をそう言うのか分かるだろうか? 「入社して3年はやめずに我慢する」という3年とは、全く適合しない。 また、何かを習い始めたら3年はやってみるというのとも違う。 これは、1日も休まず、決まった時間に決まったことをやるという3年である。 そうすれば、何事であれ、一応の力は付くのである。 「石の上にも3年」とは、達磨さんの座禅修行のことであると言われる。 まさか1日24時間ずっと座禅していた訳ではないだろうが、必ず決めた時刻に、決めただけの時間、1日も欠かさず3年ほどやったということだろう。無論、当時は時計などないのだが、いろいろ工夫したのだと思う。 3年といえば、こんな話がある。 アメリカの霊能力者エドガー・ケイシーは、9歳の時、キリスト教伝道師の話を聞いてす
9月4 食欲も性欲も自分では支配できない Tweet カテゴリ:芸術・哲学・神秘思想健康・スポーツ・ダイエット 痩せたければ、食べる量を減らす以外に方法は無い。だが、それがとても難しいのだ。 潜在意識の法則で痩せようと思ったら、すっきり痩せた自分の姿を鮮明に思い描けば良い。それを熱意をもって数ヶ月やれば成功するのだが、よほどの決意がない限り無理で、普通は本能の反発に負けて太る。 潜在意識は万能だが、顕在意識でイメージを描く段階で、ほとんどの場合、潜在意識を敵に回すのだ。 ではどうすれば良いかというと、単に、自分に、「どうすれば痩せるのか?」と問えば良い。答が浮かぶなんて思うな。答は潜在意識にやってくる。そしたら、潜在意識はあなたが知らないうちに痩せるようにしてくれる。なぜか食べるのを我慢できたり、食欲が無くなったりである。不意に、誰か痩せた人物(アイドルやアニメキャラ等)に異常に憧れて、同
7月1 学校や会社が嫌になったら Tweet カテゴリ:芸術・哲学・神秘思想社会・教育 会社などの職場であれば、やめたければ、「やめさせていただきます」と言って、辞表1枚出せば良いのだが、学校の場合はそうもいかない。別の学校への転校は、不可能な訳ではないが、非常に面倒な場合が多い。 それに、学校をやめたら、人生が狂ってしまうような先入観があるかもしれない。実際には、小学校も出ていなくても立派にやっている人もいるのだが、多くの人が学校を過大視する妄信を持っており、やはり、学校をやめた人には、それなりの苦難がある場合が多いだろう。 会社の場合は簡単だと書いたが、そう思わない人も多いだろう。 なんといっても、世間では、現在、大変な就職難だと言われているので、今の会社をやめたら、次の職場が見付かるかどうか分からないし、次の職場があったとしても、待遇や環境、人間関係が今より悪くなるかもしれない。いや
6月11 モテる男はなぜ女に関心を示さないのか Tweet カテゴリ:芸術・哲学・神秘思想社会・教育 強盗や乞食を、それぞれ、紳士の職業、高貴な職業と心から信じている人々がいる場所が世界には本当にある。 別に驚くことではない。我々が、彼らと比べてマシとすら言えない。 確かに、彼らは、強盗や乞食というものに賞賛されるべきところがあるという迷信を持っているのだろうし、それは愚かなことであるとしても、我々だって、ほんの少し前までは、教師や警官は、どこか尊ばれるべきところがあるという迷信を持っていたではないか?今は、あまりそうは言えないが、それは、単に別の迷信に変わったというだけのことだ。 バートラント・ラッセルのような賢い人ですら、世界は亀の背中の上にあるという迷信を持っていた老人を哀れんでいたようであるが、ステーヴン・ホーキングは、両者に優劣は無いと理解していた。しかし、そのホーキングすら、自
6月9 勉強は無報酬で教えるのが一番良い Tweet カテゴリ:芸術・哲学・神秘思想社会・教育 私は、「格安」、「キャンペーン」、あるいは、「無料」とあったら、最初から全て相手にしないことにしている。 私も販売には散々関わったが、お客様のためにやるキャンペーンや無料というものを見たことは、ただの一度もない。 仮にそれで、本当に安くなることがあるとしても、それは、元々が不要なものなのだ。本当に必要なものは、割引しないのである。 不要なばかりか、害になるものだから格安にするのだろう。 学習塾の話をする。 夏になると、多くの学習塾が、さかんに、「格安講座」「1講座1000円」といったチラシを配る。 1000円の講座はサクラの役で、もっと高い講座に勧誘する目的もあるのかもしれない。 しかし、それよりも、塾なんか無くても、近所のお兄さんやお姉さんがタダで教えてあげるが一番なのだ。そもそも、学校の中で
5月31 「何かおかしい」は英知の囁き Tweet 我々は、「何かおかしい」と思うことはあっても、「何か正しい」と思ったりはしない。 4 + 3 = 7 という数式を見て、これが正しいと思うのではなく、「間違いじゃない」と思ってるだけなのだ。 つまり、人間は、真理なんてのは分からないけど、虚偽ってのは分かるんだ。 ただ、熱心に考えないと、間違いが分からず、そのまま放置すると、間違ったことにも、「おかしい」と思わなくなってしまう。 学校で、試験のためにだけ暗記をさせられて、本当は、「おかしい」と思うものだ。しかし、教師に言われた通りに暗記していると褒められるけど、暗記していないと、いろいろ嫌な目に遭わされる。それで、「おかしい」って感覚を抑えつけてしまう。 一方、ちゃんとした勉強なら、おかしな感じはしないはずだ。おかしくないことが出来るのが楽しいことなのだ。 アインシュタインは、学校で暗記を
5月25 友達がないことの恩恵 Tweet カテゴリ:芸術・哲学・神秘思想社会・教育 友達は無くて良いし、無い方が良い。いや、有ってはならない。 学校の休み時間は、他の子達が運動場かどこかに行ってしまった後、教室でひとり、ぽつんとしていれば良い。「子供は元気に外で遊べ」などと馬鹿なことを言われて教室を追い出されたら、校舎裏や、どこか人の来そうにない場所でじっと立って、風と日の光、あるいは、雨を感じ、ひっそりと咲く花を眺め、草木を心で愛で(出来れば世話をすればいいが)、空気の中に潜む、あるいは、空を覆う不思議なものを想像してみれば良い。 やたらと、授業や課外活動で、2人組になれだの、グループを作れだのと言われて1人残されても、普通の人間とは精神の色(つまりは波長)が異なるのだから、それで普通だと理解するしかない。 遠足に行って、他の子達のように、群れることをせず、1人でお弁当を食べることにな
5月2 嫌な職場には留まり、楽しい職場は去る Tweet カテゴリ:芸術・哲学・神秘思想社会・教育 毎月の給料さえあればいいと思っていると、給料をもらえないようになる。 食べられさえすればいいと思っていると、食べられなくなる。 住むところさえあればと思っていたら、住むところがなくなる。 家族や仲間さえいればと思っていたら、みんないなくなってしまう。 健康でさえあればと思っていたら、癌になったりするのだ。 定年まで勤められればと思っていると、リストラされたり、会社が倒産する。 原発さえあればと思っている人の想念が、悲惨な原発事故を誘発する。 間違いなく、こういったことがこの世の理(ことわり)のようだ。 生命というものは、成長しなければ減退し、現状維持ということは無いらしい。 幼い時は、大人の体力や物質的豊かさを見て憧れ、それを得ようとし、若い時は、偉大な創造力や実行力、そして、知恵を持つ者を
2月8 元気を出したければ腕を振れ Tweet カテゴリ:芸術・哲学・神秘思想健康・スポーツ・ダイエット 「勇気をもらいました」とか「元気をもらいました」と言うのをよく聞く。 しかし、元気が無ければ勇気は出ないのだから、両方とも、元気をもらったということになる。 では、元気とは何かというと、エネルギーである。 つまり、もらったのは、エネルギーであるということになる。 だが、これは重要なことなのだが、エネルギーなんてものはもらえるものではない。エネルギーの元は、どこにでもいくらでもあるのだが、それを自分自身で活性化する意志を起こさせてくれたということである。 例えてみれば、焚き木はいくらあっても、少しも温まれない。火を付けて初めて熱が得られる。火を付けることを、元気を出すというのだ。 気功では、気という不可思議なものを人体に送れば、病気が治ったり、体調が良くなったりすると言われる。 ヨーガで
1月12 呼吸の秘法 Tweet カテゴリ:芸術・哲学・神秘思想健康・スポーツ・ダイエット 息を吸っていったん止めると記憶力が増すことが知られているが、なぜそうなるのかは分からないらしい。 しかし、この、少し息を止めるということは、広く世界の秘教的な教えの中に必ずと言って良いほど存在する。やはり、「なぜ良いのか分からないが、確実に威力がある」ので、伝えられているのだろう。 やり方としては、静かに息を吸い、少し止め、静かに吐くというだけのことだ。 実践的な神秘家として知られるウォルター・アーネスト・バトラーは、4つ数えながら息を吸い、2つ数える間止め、4つ数えながら息を吐くことを教えるが、注意点として、息を止める時、気管を塞いで止めるのではなく、息を吸った時の肋骨の位置を保持することで息を止めろと指導したが、これは非常に重要で、是非覚えておきたい。 そういった最重要なこととは別に、例えば、岡
12月10 憎い相手の機嫌をとる Tweet カテゴリ:芸術・哲学・神秘思想社会・教育 そのまま本のタイトルになっている、映画評論家の淀川長治さんの名言に「私はまだかつて嫌いな人に逢ったことがない」というものがある。 そうであれば、どんなに素晴らしいことかと思うが、そんな人は、まずいないと思う。 誰だって嫌いな人の数人はいるし、ことによってはほとんどの人が嫌いだという者だっている。 しかし、人間が、所詮、いつかはやらないといけない修行は、「嫌いな人の機嫌を取る」ことだ。それは、普通の人にとって、ぞっとすることであるが、どうもこれだけは逃れる術はないようなのだ。 アニメ「神無月の巫女」の中で、裏社会で生きてきた兄ツバサが、16歳の弟ソウマに、お前は何も知らないガキだという意味を込め、「お前は殺したいほど憎いやつに、這いつくばって命乞いをしたことがあるか?」と問う場面がある。そこまで極端な経験
11月9 他人に感じる美点は自分の美点だけ Tweet カテゴリ:芸術・哲学・神秘思想社会・教育 「人の良いところを探しなさい」と言われたことが、誰でも、一度や二度はあると思う。 正しくは、「人の良いところが見えるようになりなさい」だと思う。 人の良いところを、考えながら探しているようでは仕方がない。 視覚、聴覚などの感覚器官が、案外にあてにならないことをご存知かもしれない。 恐い話を聞いた後では、夜道の枝垂れ柳が幽霊に見える可能性が高いことが、心理学の実験で確認されたこともあったらしい。 また、催眠術により、すっぱいレモンを甘い味に感じさせることも難しいことではない。 つまり、感覚は独立したものではなく、生命によって力を与えられている、一種のデバイス(装置)のようなものと思えば良い。 そして、我々は、自分の中にある観念に対応することしか知覚しない。実に、自分の中に、対応する観念がなければ
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