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内田 治 著:「すぐわかるSPSSによるアンケートの調査・集計・解析」より 第1節 アンケート調査の手順 アンケート調査は、計画→準備と実施→集計と分析(解析)→報告と活用という順番で進められる。 どの段階も重要であるが、なかでも計画をしっかり立てておかないと、アンケートを実施しても、良いデータは集まらない。良いデータが集まらないと、どんな統計処理をして分析も良い結果は得られず、調査結果を活用できない。 1.計画 計画を立てる際は、次の項目のことを明確にする。 1)調査目的 何のために調査するのか? 結果をどのように活用していくのか? アンケート調査は仮説検証型と現状把握型の2つのタイプに分けることができる。 ・仮説検証型 調査を実施するものが何らかの仮説を設定し、その仮説が本当に成立するかをデータで確認することを目的とする。 →どんな仮説を検証しようとしているのかを明確にする。 仮
データの種類と統計処理(手法)の関係 第1節で述べたように、統計処理は質的データと量的データそれぞれに応じたやり方がある。 統計処理では、基本的な処理を行ってデータ全体の把握を行った後に、詳細に分析するためにさまざまな統計手法を使う。 詳細に分析するための具体的な手法については、第5章から第9章に述べる。 ただし、データの種類に応じてどんな統計手法を使うのか知っておかないと、第5章以下のどこを参照して良いのかわからない。 そこで、データの種類に応じてどんな統計手法を使うのかをここで述べておく。 1.推定 推定とは、正規分布を利用して標本調査から母集団を推測すること。 量的データで行う。 標本の平均や比率から、母集団の平均や比率がどこからどこまで(下限と上限)の範囲内になるかを求める。 2.検定 検定とは、グループ間に違いがあるかどうかをデータの分布状況を利用して検証すること。←違
第1章 統計学って何に使うの? 第2章 アンケート調査について 第3章 データの種類とデータ分析の基礎 第4章 データの種類と統計手法の関係 第5章 推定 第6章 検定 第7章 分散分析 第8章 相関 第9章 多変量解析の概要 ◎統計処理のホームページでは以下の文献を参考にして作成されています。 1)菅 民郎、「一人で学べるやさしい統計学 上下」、社会情報サービス、1991年 2)菅 民郎、「多変量解析」、社会情報サービス、1991年 3)石村貞夫、「SPSSによる統計処理の手順」、東京図書、1998年 4)内田 治、「すぐわかるSPSSによるアンケートの調査・集計・解析」、東京図書、1998年 5)石村貞夫、「SPSSによる分散分析と多重比較の手順」、東京図書、1998年 6)石村貞夫、「SPSSによる多変量データ解析の手順」、東京図書、1999年
この表から、売上高を目的変量(Y)、広告費を説明変量1(X1)、営業人数を説明変量2(X2)として、 重回帰分析を適用すると、 Y=8.627×X1+4.608×X2+1.0196 という1次式が得られる。 重回帰分析によって得られた式より、広告費と営業人数の値を入れると売上高がわかる。 式の中にあるX1とX2の前にある値を回帰係数といい、この回帰係数が大きいほど、目的変量に対して影響の大きい説明変量であることを示している。ただし、影響度については、係数を標準化してから判断する。この場合では、広告費の標準化係数は0.742、営業人数の標準化係数は0.364である。したがって、売上高に対しては、広告費の方が営業人数よりも影響が大きいことがわかる。 ※重回帰分析を適用する場合は次のことを満たしておかなければならない。 1)式で求めた予測値と実際の値とに基づく決定係数が1に近いこと。少な
相 関 2つのデータ(変数)が、かなりの程度の規則性をもって、同時に変化していく性質を相関という。 また、片方の変数の値が決まれば、もう一方の変数の値が確定するわけではないが、関連性が認められるとき「相関関係がある」という。 相関関係があるというのは、直ちにその2つの変数間に因果関係があるというのではない! 「問題の糸口がここにあるかもしれない」ということを示しているのにすぎない。 相関は、量的データ間で行うことが多いが、質的データ間や質的データと量的データの組み合わせでも行える。 相関関係の程度を表す数値に、扱うデータ(変数)の種類によって相関係数、順位相関係数、独立係数、相関比がある。 これらの係数はー1から+1までの値をとり、±1に近いほど相関関係が強くなり、0に近づくと弱くなる。 +1に近いと正の相関で、2つのデータ(変数)が似たような変化をしていることを示している。 ー
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