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アメリカ大統領選
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「やさしいデザインのはなし3」に来て頂いたみなさんありがとうございまし た。みなさんのいい「気」のおかげでとてもたのしくそして大切な事をお話 することができたように自分でも思っています。 さて写真に載っている「眼で負けない、ことばで勝たない」という言葉は、 講演後の懇親会で、近くにいらした学生さんに話していた中で「生まれた」 言葉です。 『どういう日常を送ればいいのか』そういう質問だったかと思います。 わたし自身、学生時代学校の図書館が大好きでしょっちゅう入り浸っておりま したが、そこでデザイン雑誌の特に海外のデザイン雑誌のバックナンバーを 閲覧していました。 別段課題で必要とか言うわけでなくて、とにかく「過去に何が生まれたのか」 そこに関心がありました。 そうすると何十年も前にすごいデザインがごろ ごろとあることに気がつくわけです。 へたに「自分のデザイン」を考えるよりそういう過去のも
tsutsuの写真を撮ってきました。 凛とした佇まいをしています。 それからお知らせですが、北青山にあるセレクトショップ「Rin」ですでに 販売を開始しています。 最初にお目見えしたお店の名前が「Rin(りん)」 というのもなんだかふしぎな一致を感じます。
Yahooの「知恵袋」の中に『プロダクトデザイナーになりたい。』という質問 があります。 結構その「問い」は反響が大きかったようで「プロダクトデザイナー」の検索 でも上位に位置しています。 問いも答えもなんだか切ないというかそれを見た人があまりしあわせを感じな い内容かと思うので、わたしなりに「回答」をしてみようと思いました。 まず「プロダクトデザイナー」というのは資格ではありません。 明日から「わたしはプロダクトデザイナーです。」と名刺を作ってもだれも文 句は言わないというか言えないと思います。 いやまず「プロダクトデザイン」ってなんのかを自分なりに掘り下げて考えて みる必要があります。 わたしは「中学生のためのプロダクトデザイン入門」でこう書きました。 「ひとの気持ちがわからないとできない仕事」だと。 逆にいえば「ひとの気持ちがよくわかる人」はおおいにこの仕事に向いていま す。 わたし
先日、所沢にある日大芸術学部デザイン科で講演をさせていただきました。 広大なキャンパスに低層で伸びやかな建築が立ち並ぶすがしいキャンパスでし た。 ものごとは「それが始まる前に、すでに半分以上が決まっている」と思ってい るのですが、その環境の清々しさがわたしの言葉や気持ちをはじまる前にすで に持ち上げてくれていました。 おおきな教室にほぼ満席状態の学生さんたちがいて、しかもとても真剣なまな ざしがそそがれていることに圧倒されました。 わたしは「みんなが起きて聞いてくれる講義」が基本です。面白くなくては 「講義じゃない」と思っています。簡単にわかりやすくそして「スリリング な」ドラマがなくてはいけません。 聞く人がいく先々で異なるわけですから「話の内容」は変わらないとおかし いのです。同じことを説明するにもその場の空気を察して「例え」と「表現」 を変えなくては。 講演を聞いて下さった学生さん
わたしは考える事が好きです。 同時に考えない事もすきです。 さらに好きなのは「考えるべき事」か「考えない方がいい事」なのかを考える ことです。 わたしはこれまでいろんな経験をして、わたしがそれまでやってきたやり方より そっちの方が「モノ」や「人」や「こと」が動きそうな「方法」を見聞きして きましたが、いちばん大事なのはそこから「学ばないこと」だったりもします。 学ばないに行き着くのは学んだからだったりもするのですが。
これはエンゾ・マリがデザインし1970年にダネーゼから発売された灰皿で す。公共の場所で使われる事を意識した大型のものです。 1970年といってもわたしの手元に来たのはつい一年もたたない。 さてこの灰皿にはひとつのカタチにたいする技と言うか工夫があることについ 最近気がつきました。 それはなにかといえば手前の斜めにカットされたプラスティックの断面の 「幅」が均一である事を「発見」しました。 図学という程ではないですが、同じ肉厚のものを斜めにカットすると、その断 面は手前にくるにしたがって厚くなります。 それがこの灰皿にはないのです。手前に来ても同じ厚みに見えるというか そうなっています。 つまり面が「ねじれている」わけです。 ちょうどダネーゼに関する本が手元にあるのでそこに掲載された図面を見ても そのねじれには触れられていない。断面には一番手前の面が書かれているだけ で、「徐変(徐々に自然
写真は、はじめて乗った大阪京阪電鉄中之島線の駅の券売機。 実はわたしが基本デザインした高見沢サイバネティック製の券売機の最新型。 特徴は「半円形」をしたコインをごそっと入れる事の出来る小銭の投入口。 例えばデートの時に彼氏が「代表」して切符を二枚買う。その時に財布から出 した小銭が彼女が「所作」を見られていると緊張して投入口をはずして下に 落としてあたあたと彼氏が小銭を拾う様をだれも見たくないでしょ? ATMで込んでいるときもたもたしている人を見たくはないでしょ。 というわけで男らしく(女らしく)どどどっと小銭を投入できるように考えた わけです。 そういう事を考えてわたしは「カタチ」を考えています。 デザインってデザインする事じゃなくてそういう心理や行動やを考えて「失 敗」することから無言で救い出す事だと思っている訳です。
もう何年前になるんでしょうか。 わたしは仕事でもブログでも「ノー」ということを言ったり書いたりしないよ うに決めました。 必ずと言っていい程『いいですね。』そこから会話をはじめることにしました。 すべての事は「いいと思って進めている。」はずです。 わたしはそれを信じる事にしました。 もしそうでなければ、その仕事は仕事じゃないと思っています。 わたしは相手に向かい合うのではなくて寄り添うように仕事をするようにした のです。 わたしには左に走り始めているものを右にするパワーも説得力も無い事はこれ までの体験でわかっています。言ってみれば自分の方向と違う事に気がつかな かった自分を責める事こそすれ、相手の問題じゃないと思います。 わたしはブログを通して読んだ人が元気になったり気持ちが上がったりするよ うな話をしたいと思っています。 これまで何度も『こりゃ一言言いたい。』そう感じた事がありましたが
今日はいいお話を聞く事が出来ました。 「こつこつ積み上げるのこつこつってどういう漢字を書くかわかりますか?」 「いや、わからないです」 「こつというのは単位の事で1の六桁下の単位を忽(こつ)っていうんです」 「つまりほんとうにほんとうに些細なものを積み上げていくことを表現して いるんですよ」
わたしは学生さんへお話する機会があるときに「みっつ」言うことがあります。 一つ目は、「図書館へ行きなさい」読まなくても良いから情報をいっぱい吸収 してほしいという意味。なにせ本は高いですから。学生の時は図書館を自分の本 棚と思えるのが「お得」という話。 二つ目は、将来の自分に期待するな。今の先にしか自分はいないし、20歳ぐら いで人はいったん常識と判断力は完成しているのであって確信はもてなくても 自信はもつべきだ。という話。 三つ目は、後悔するな。 別段ベストを尽くせとはいわないけれど、今やれる事 はやれる範囲でしておこうということ。 今やれない事は後でもやれないと思え る「こころもち」のお話。 自信とはすごい人だけの持ち物じゃないというお話。
わたしは就職の面接で、「ほめられて落っこちた」経験と「ほめられて受かっ た」経験と、「かなりきつい事を言われて受かった」経験の三つをしています。 「きついことを言われてかつ落っこちた」経験がないのが幸いですが、これだ け「経験のバリエーション」があると「就職に受かるコツ」なんて言えなく なってしまうことも確かです。 まあ何社も受けて受かりまくればそういうはなしも可能でしょうが、落ちなけ れば希望は、いつも「本命一社」しかないわけで、そういう心持ちの人には 「コツ」というか「秘訣」なんていう「概念」そのものが生まれてきません。 わたしはコンペも同様で受かりまくった経験がありません。(何度出しても落 ちた経験はありますが) ただ一度だけ賞をもらったときのことを考えると、ただただ自分のその時の あるたけをいっぱい考えて、そのあげくにパネルを「すっきりと見せる」ため にがんがん削除して「苦労や苦心
先日の講義からちょうど一週間がすぎました。 その時に学生さんに話しした話題をひとつ。 『「捨てる技術」という事が本をはじめメディアでも話題になり、みんながい かにモノを捨てることに困っているのかを知る訳ですが、わたしは「捨てる技 術」の本質にあるのは「捨てられる覚悟」があるのかどうかだと思います。』 『モノだけならまだいいですが、人間関係において自分が「捨てる」という立 場であることがいったいどれだけあるんでしょうか。つまり捨てるんじゃなく て相手から「捨てられる」事もどんどんあるわけです。』 『「捨てる技術」と言うときには「捨てられた痛さ」というものが背景になく ちゃいけないんじゃないでしょうか。』 なぜこんな「哲学的」なお話を学生さんにするのか。それは社会に出れば多く の人が「デザインから捨てられる」かもしれないからです。もちろん会社自体 からも。 すべての人が「オペレートする立場」で
何年か前、出張先のホテルで夜中に目が覚めてつけたテレビに釘付けになりま した。 画面には若手アーチストの活躍の紹介とともに、ニューヨーク近代美術館の キュレーターの話が出て来ました。その人物の言葉に釘付けになったのです。 『ニューヨーク近代美術館のコレクションに対するコンセプトはニューヨーク 近代美術館「らしからぬ」ものをセレクトし続ける事にある。』 ぼーっとしたねぼけた頭にゴーンとその言葉が飛んできました。 ふだんなにげなく使っているそれも案外頻繁に使っている「らしさ」という 言葉は、考えてみるとはなはだ曖昧でそれ自体つかみどころがありません。 逆につかみどころが無いおかげで使いやすい便利な言葉でもあるからでしょ う。 「らしいねえ。」「らしくないねえ。」どちらもいい意味なのかその反対なの か時と場合と相手によって千変万化する言葉です。 つまり「らしさ」の本質というか「その場での意味」を
2006年の11月号の「d」に掲載された「中学生のためのプロダクトデザイン入 門」をときどき思い出しては、読み返します。 自分で書いたにもかかわらず、その文章の半ばあたりから大概わたしは涙が込み 上げて来ます。 そして最後にはおとなのおじさんにしてはなさけ無いのです が、嗚咽のような感じでこみあげたものにむせびます。 悲しい事もすごい事もなにも書いていないんだけれどなぜだかぐっとくるんです ね。 実はわたしだけでなく書店で泣いた人の話を聞いたりもしました。 『ちょっとした「人の気持の積み重ねによってしんじられないくらいの大きな 仕事を動かしているのです。』 『プロダクトデザインは、美しいかたちを作り出す「芸術」としての側面を もっていますが、それを支えているのは常識的な感覚と、人に対するこまやかな こころくばりで出来ている。このことがもっともみなさんに伝えたかった事 かもしれません。』
旭製作所は、熊本県荒尾に ある高純度石英ガラスを使った実験器具の大手メーカーです。 実験器具といってもいろいろな種類とそのクオリティーは千差万別ですが、そ の中でももっとも過酷な条件をクリアーする最高レベルの製品で評価が高い。 そんな知ったような事を書いていますが、実は工場を拝見するまでは、まった く明るくない世界でした。 わたしは数年前から、大体月に一回というペースで同じ九州にある信号電材に 通っていますが、通う中から九州にある会社でわたしのデザインを生かす事が 出来ないのか考えておりました。 そうこうしている間に、信号電材が ヒューマンコミットメントセンターという人材派遣の会社を設立されて わたしもその一環に加えていただきました。 その中で縁が広がっていったのですが、昨年旭製作所さんの三代目にあたる 若くて明晰な社長さんを紹介いただきました。 最初に、ビーカーやフラスコの「計量目盛り」
「グッドデザイン」の熱烈な信仰者は、よくデザインされたモダンな家と部屋 に住むことが出来れば、その人の生活は必ずや充実し、美しくなるであろうと 信じるようです。 住宅、インテリア、その中で使われるものをデザインするのが私の商売なので このように聞くのは嬉しいはずなのですが、何かそう手放しで喜べません。 問題はどんなに新しい衣服をまとったところで、その人の生き方を変えてしま う程に人生はそう単純であるとは信じられないということです。 アインシュタインは、ニュージャージーのプリンストンで、くすんだたてつけ の悪い小さな家に住んでいます。 この人の人生が、モダンなグッドデザインによって、少しでも豊かに、深めら れると考えられるでしょうか。 またピカソがその気になりさえすればいつでも世界の最も優れた建築家に依頼 することだってできたはずなのに、彼の持っている三つの家は、モダンでもな ければ、グッド
『プロダクトデザイナーは先にも書きましたが、多くの人の賛成(合意)が得 られなくてはいけません。そのためには「常識」ある日常生活と、みんなとわ かりあえる会話が出来る言葉使いが必要になります。みのまわりの掃除もして 整理もして、遅刻もしないでそんなすごく当たり前のことが出来た上ではじめ てスタートラインに立てるのです。 「デザインの良し悪しの判断が自分にはつかないけれど、信頼のおけるあの人 がそう言うのなら協力して上げよう。」そういうちょっとした「人の気持」の 積み重ねによってしんじられないぐらいの大きな仕事を動かしているのです。』 これはちょうど2年前に雑誌「d」に掲載された「中学生のためのプロダクト デザイン入門」の草稿の一部です。 あるブログでその2年前に発売された雑誌をつい先日、D&departmentのカ フェで読まれた方のお話が載っていました。 わたしはその話を知って本棚から「
最近のデザインを見ていて感じるのは「かっこいい」という言葉にあてはまる ものがあまりないなあと。 クルマ離れが言われていますが、同様に「メカニカル離れ」も進行している ように思います。ガンダム世代がデザイナーの働き盛りにあってもなお 「かっこいい」を指向していないのはなぜかなあ。 かっこいい=メカニカルという図式は単純すぎるしわたしが思う「かっこい い」はそういうフェーズ(難しく言っちゃった)にはないように思います。 あえていえばわたしの中の「かっこいい」は建築的なものであります。 今デザインは、エモーショナルというかポエティック(詩的)というかなにか 「ほわっとした」ものが好まれている。その根底を考えると『ほんとうにパソ コンの時代がきちゃった』事がおおきい。 「未来のコンピューティング」というのは、なんだかシャキーンとしたエッジ のきいたもの例えて言えばスターウオーズの宇宙船のようなも
「センスの良い技術者にデザイナーはかなわない」 会社時代に、わたしはそういう「結論」に達していました。 わたしが在籍した頃のケンウッドはステレオ用のチューナーの優秀さで世に知 られていました。その会社にあっても「別格に優秀」といわれていた若い技術 者のAさんと一緒に仕事をさせていただいたことがあるのですが、 Aさんは、当時最新のチューナーの方式についてこんな説明をしてくれたこと があります。『たとえば水の入ったコップがあって、常にコップ全体を計るの は大変だけれど、コップ自体は一定だからコップからあふれた水だけを計測し ても同様の結果が得られるし、その部分を詳細に計る方が要領よく精度が上が る。』といったたとえ話しで、その「ムツカシシイ最新技術」を公式も数字も 用語も使わずに、技術に明るくないわたしでも「目に見えるように」説明して くれたのです。 今でこそ「たとえ話」でモノや状態を説明する
夕方降っていた雨がやんだので、渋谷の宇田川町に今日オープンした「フラン フラン渋谷店」に行ってみました。 フランフランは以前「パルコパート2」に大きな店舗を構えていましたが、昨 年の暮れ店舗の耐震補強問題が難航し閉店してしまいました。 ニュースを調べると昨年の3月に改装したばかりということでユーザー視点で はなんとも唐突な閉店でもありました。 何度かここでも書いていますが、MAのIHと湯沸かしケトルがいち早くこのパ ルコパート2店に並んでいて、それを見に行くのがたのしみの一つだっただけ にさびしい思いがあったのです。 そのパート2から程無い宇田川通り沿いに新店舗がオープンしました。 フロアーの敷地はそう広くはありませんが、フロアーごとに置かれている 品物のバランスが良くて以前の店舗より明確になった気がします。なにより フロアー全体が窓が多くて明るい。エレベーターのドアが開くと中にいる 女性
スケッチをしながらふと思ったんですね。 スケッチはアイディアを絞り出す、考え出すために描くものだとずっと思っていた のですが、そうじゃない側面もあるなあと。 アイディアを広げる為じゃなくて、「思いつき」を消去する為に「見えるようにし ているん」じゃないかと。 あれやこれや思いついたものが製品として「成立するかどうか」それをまず自らが チェックする為に見えるようにしているだと。 なぜそういう「考え」に行き着いたかというと、デザインの評価として「発想が面白 い」ということにわたしはあまり重きをおいていないことに気がついたからです。 どうしてかといえば「冗談が通じない人もいるだろう」と思っているからです。 「発想」と「冗談」は一緒じゃないと思うかもしれませんが、どちらも多分にその ものに対して基礎教養というか「下地」がないと「面白さ」が半減してしまいます。 わたしはすぐれたものは「絵本」みたいな
たしか昨年D&Departmentの勉強会の時「『わたしは会社員の時やフリーになったころ 嘱託でいたメーカーで、もっとも安い価格のものをデザインさせてください。』と言っ ていました。それはなぜかと言えばスイッチも少ないし、材質も選べない。そういう条 件の中でデザインするのはほんとに難しいから、デザイナーとしての醍醐味があるんで す。」そういうお話をしたと思います。 もうひとつ醍醐味で言えば、一番うれてみんなの手もとで愛される可能性を秘めている と言えるでしょう。 今日、新宿のビックカメラへ行ったら、わたしのデザインした冷蔵庫に「最安値」とい うPOPが貼ってありました。 こういう事を喜んでブログに書くプロダクトデザイナーは前代未聞だと思いますが、わ たしは、それを見て『ふふ』と思ったのですが、それは上に書いたような理由です。 安いものであっても「安物」ではないとも思っています。 そうやって
あらためてすごい人と同じ時代に同じ仕事をしているものだと思います。 いつの時代にあってもすごい人がいてそれなりに感じるものだと思いますがわた しの知る限り深澤さんほど仕事の質と世間の評価を広く高いレベルで得た人をあ げる事はできません。 プロダクトデザインに関わって30年になりますが、長い間「プロダクトデザイン 界のスター待望論」というのがあって、そういう人を探し出しながら果たせなか ったようにも思いますが、10年程前から知られるようになった深澤さんの出現 によってやっとその待望論が払拭されたんではないかと思います。 以前『1990年代の日本のプロダクトデザインを当事者として語る事のできる人 はいないのではないか』とブログに書いた事が有りますが、2000年代になった 今深澤さんであれば、高い位置からも横の位置からもその有り様を語る事ができ る人だと思います。 とはいえ同業者(あまりいい表現
写真はスイスのチューリッヒ国際空港。 トランジット(乗り換え)の為に寄ったので数時間しかそこにはいなかったのですが これまで経験したどの空港よりも清潔さや簡潔さを感じました。 写真の中に赤の情報ボードも見えていますが、かなり色彩も大胆に使われているので すがまったく嫌み無く溶け込んでいました。 なにげないようでエスカレータの手す りも見慣れたものよりも細く感じるし、上りと下りを判別させるためのランプポール の処理も必要にして最小限にとどめられています。 建物全体がコンクリート打ちっ ぱなしで両サイドが全面ガラスで一枚のガラスのサイズがかなり大きくて見た目より もコストの掛けられたものに思います。 検索しても建築家の名前がぱっと出てこないのですが、そうとう高度な技術を感じま す。 今はいたるところで万博のパビリオンみたいな結構「構築物」というか表現性の高い 空港が増えていて、
リクナビNEXTの「Tech総研」というところでおもしろい記事を発見。 「そんなの作れるか! ゴリ押しデザイナーに負けない技術」 すごいタイトルです。「撃退法」とまで書かれています。 http://rikunabi-next.yahoo.co.jp/tech/docs/ct_s03600.jsp?p=000779 内容を読んで笑っちゃうのですが、笑い事じゃないですね。 わたしはどうなんだろうなあ。ゴリ押ししてるのかなあ。 出来たものを見ると、「デザイン家電」の中でも相当「無茶」なかっこうの ものもデザインしている人に映っている事は否定しません。 しかし「一見」とその内情はちょっと違うかもしれませんよ。 わたしは最初「無茶な絵」を描いたりします。こういうのがあるとかっこいい なあと無邪気なものです。その次になにをするかというと、自分が設計者にな ってそのものをどうやって作るか考え
『ゴルフは簡単なスポーツだ。しかし簡単だと気がつくまで少々時間がかか る』ゴルフの神様ベン・フォーガンの言葉を昨日の「みなさんのおかげ」で 紹介していました。 デザインの神様でもないわたしが『デザインはあっけないほどシンプルなも のほど跡に残る』と言っております。 ここで困ったのが「少々時間がかからずに二十歳の頃からその事に気がつい ていた」という事です。 その気がついた事は、違ってはいないだろうという事で30年にわたってプロ ダクトデザインをしてきました。だから30年前にデザインしたものが今でも そう古くは見えないんだろうと思っています。 同時に、わたしがシンプルなカタチを作るのが「個性」だった時代もあった ことを書いておかなくてはいけないですね。うねりがありました。 カラフルでカタチもセオリー通りでないものがいいという時代が確かにあっ たのです。 わたしは有機的なカタ
« OZONE | メイン | 22世紀をみすえて » March 17, 2007 デザインとの付き合い方 来週の月曜日 3月19日 2時から4時まで 渋谷区商工会議所で 「デザインとの付き合い方」 というテーマで講演をします。 参加費は無料です。 http://www.tokyo-cci.or.jp/shibuya/semina/H18/070319dezain.htm 平日の昼間なのですが、よろしければ。
June 18, 2019 Greenboardに移りました ブログはGreenboardに移りました。 10:53 AM
アイフルの審査の難易度や流れを知りたい!審査を通過するコツ アイフルの審査は消費者金融の中でも最も早い部類で、申し込んだ当日に借入ができる可能性があります。では審査はどのように進むのか、難易度や流れなどアイフルの審査について詳しく解説しますので、これから申し込みを考えている方はぜひ参考にしてください。 【FX積立】やり方は?危険・儲からないって本当?自動だと失敗する?定期預金との違いは? FXがサラリーマンの副業として注目を集めています。投資や今後の資産形成に興味がある人にとってメリットが大きい方法でしょう。副業としてのFXのメリット・デメリットについて詳しくご紹介します。
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