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はじめに PingCAPの小板橋です。はじめまして! TiDBの入門記事から上級者編まで幅広く取り扱う本アカウント第5回目は「TiKVにおけるトランザクションとMVCCの話」についてをまとめていきたいと思います。 TiKVの仕組み まずは、TiKVの仕組みについてを見ていきましょう。 全体のTiDBクラスターのアーキテクチャについては、下記の記事をご覧ください。 TiDBクラスターにおけるデータレイヤーにあるストレージノードとしてTiKVと呼ばれるものがあります。 TiKVは、分散型のキーバリューデータベースになり、ACIDに準拠したトランザクションAPIを提供しています。このTiKVの裏には、RocksDBとRaftコンセンサスアルゴリズムによって動作しています。 Raftコンセンサスアルゴリズムについては、また別の記事で深ぼっていきます。(こちらはこちらでお楽しみに!) RocksDB
はじめに PingCAPの小板橋です。はじめまして! TiDBの入門記事から上級者編まで幅広く取り扱う本アカウント第4回目は一歩踏み出してみよう。TiDBのアーキテクチャを語ると題して、第1回目の入門記事より少し細かいTiDBのアーキテクチャと動作についてを触れていきたいます。 TiDBのアーキテクチャ 第一回では、ざっくりとしたTiDBの仕組みについてを触れてました。詳細は下記の記事をご覧ください。 おさらいになるのですがTiDBは、下記のようなアーキテクチャをしています。 全体を構成するために、3つのコンポーネントが存在し、動作しています。 TiDBサーバ: SQLを解析し、最適化をし、ストレージ層に流す役割 ストレージサーバ (TiKVサーバ, TiFlashサーバ): 実際のデータが格納される場所。TiKVサーバが、行指向ストレージエンジンで、TiFlashサーバが、列指向ストレー
はじめに PingCAPの小板橋です。はじめまして! TiDBの入門記事から上級者編を取り扱う本アカウント第一回目はTiDB入門ということで、TiDBの仕組みや周辺ツール群をご紹介していきたいと思います。 TiDBとは 簡単に表現するのであれば、MySQL互換のNewSQLデータベースです。 数百TB、100万以上QPS(Queries Per Second)以上を捌くことができるとされています。 また、これだけの高負荷を捌きつつ、OLTP(オンライントランザクション処理)とOLAP(オンライン分析処理)、この2つのワークロードを処理するHTAPデータベースとなっているのが強みですね。 OLTP - Online Transaction Processing(オンライントランザクション処理) OLTPは、多数にあるトランザクションを同時実行するデータ処理の一種となります。 例えばユースケー
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