(CNN) 日本の海上自衛隊のヘリコプター搭載型護衛艦「いずも」が27日までに就役した。 いずもは基準排水量1万9500トンで、定員470人。全長は248メートルで、海自の護衛艦としては戦後最大だ。これまで最大だったひゅうが型護衛艦より約50メートル長く、第2次世界大戦で米国と戦った戦艦大和にも匹敵する。 近隣諸国からは、いずもが航空母艦に転用することも可能であることから、専守防衛の原則にそぐわないのではとの声も上がっている。平和憲法を有する日本では、政府の憲法解釈上「攻撃型空母」の保有は許されないとされている。 中国の軍事専門家は国営英字紙の環球時報で「いずもの就役で日本には航空母艦を開発する技術力も需要もあることが明らかになった」と指摘した。 だが、日本の中谷元防衛相は記者団に対し、いずもには固定翼機の発着のための装置がなく、空母のように運用するつもりはないと答えた。