田原総一朗さんが「デジタル教育は日本を滅ぼす」という刺激的な書物を2010年8月26日に刊行しました。タイトルからして、われわれの進めるデジタル教科書の推進構想とは真っ向から対立します。田原さんは尊敬するジャーナリストであり、私は映画「日本のいちばん長い夏」に共演したこともある間柄なので、参考になるに違いないと思い、急いで読んでみました。 ところが、問題意識は正しいのに、結論が正しくない方向に進んでいます。田原さんの教育論には賛同します。教育改革が必要とする考えにも同意します。ところが、なぜデジタル化はダメとする結論になるのかがよくわかりません。というより、田原さんの教育論を推し進めるならデジタル技術が役に立つはずで、だからタイトルと内容が逆転し、「デジタル教育が日本を救う」という内容にしか読めないのです。 それは、今の教育はダメだ、改革しなければならない、という考えに立っているのに、そこ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く