8月5日付の記事で、一時期日本の世論をリードした「進歩的文化人」の事を書き、8月12日付の記事では、韓国の「反日活動家」と日本の「進歩的文化人」の間には似たような傾向がある事を示唆した。 但し、日本では、長期にわたり、「進歩的文化人」が若い人たちを中心とする世論形成に相当の影響力を持ちつつも、政治勢力としての社会党、共産党はピーク時でも1/3をやっと越える程度の勢力にとどまっていたのに対し、韓国では左派勢力ははるかに強大で、「右派勢力(経済発展重視派)」も、大統領選挙の前後では、所謂「心情左派」の人たちを取り込む為に色々な配慮をしなければならない事を私は知っている。そして、残念ながら、「対日強硬姿勢」は、右派にとっても最も迎合し易い事なのだ。 このような状況下で、私は「日韓関係の修復は、現実的な思考をする『良識派』が韓国内で増える事に期待するしかない(従って、急いでも無駄)」と考えるに至っ